教育新書67
AさせたいならBと言え
心を動かす言葉の原則

教育新書67AさせたいならBと言え心を動かす言葉の原則

ロングセラー

BEST300

好評33刷

「AさせたいならBと言え」これが子供の心を動かす言葉の原則である。この原則を念頭に置けばあなたも知的な言葉づかいになると著者は提起。


紙版価格: 1,260円+税

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-915719-8
ジャンル:
授業全般
刊行:
33刷
対象:
小・中
仕様:
新書判 240頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年10月22日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 基礎編
一 知的に動かすための原則
二 “善さ”を引き出したひとこと
三 いくつ渡る?
四 わずか数秒間で
五 “誰の言葉”か?
六 緊張の中の遊び心
七 知的表情を求めて
八 すべてが「AさせたいならB」に
九 生理的反応
一〇 反響
一一 「うそ」の表現
一二 通俗性の打破
一三 マクロからミクロまで
一四 レトリックとしての「AさせたいならB」
一五 技術の発見、人間の発見
一六 紙一重の違い
U 探索編
一 Bの言葉を求めて
二 子どもを動かす言葉づくりの原則
三 物
1 文脈でなく「物」
2 「安倍川餅」と「火災」
3 小さな特異点
4 「図と地」
四 人
1 ゆれのないモノとしての「先生」
2 ゆれのないモノとしての「友だち」
3 「人」を示して考えさせる
五 場所
1 ここに残った「場所」
2 「場所」の意識化
3 「場所」を問う
六 数
1 「数」が思考を促す
2 「数」で物事のイメージが
七 音
1 「音」がしないように
2 「音」がするように
3 「音」を聞きなさい
4 「音」にみる「図と地」
5 オノマトペ
八 色
1 けやきの「緑」
2 「色」の効果
3 「色」で授業する
九 結語
あとがき

まえがき

 AさせたいならBと言え


 これが、「子どもの心を動かす」言葉の原則である。

 この原則を念頭において、子どもに言葉を投げかけてみよう。

 あなたは、知的な言葉の遣い手になる。

 子どもも、知的に動くようになる。

 たった一つの原則で、人間が、内側から変わり始める。

 なぜか?

 本書において、私は、精一杯その謎解きをしてみた。


 第T章「基礎編」では、


 「AさせたいならBと言え」の典型例


を紹介した。

 本章により、「AさせたいならB」の原則とは何かが、おわかりいただけよう。この原則が、いかに魅力的な力を有しているかも理解していただけると思う。

 また、


 「AさせたいならBと言え」の原則がなぜ有効か


も探ってみた。

 「AさせたいならB」に対する反響の大きさには驚いた。この原則が、なぜ、急速に広まるのか、その理由を考えた。


 ひとつの言葉が、子どもを変え、教師をも変える道すじを示してみた。教育において、いかに「技術」が必要かについてもご理解いただけることであろう。


 第U章「探索編」は、


 「AさせたいならBと言え」を作り出す手だて


を知りたいという要望に答えようとした。

〈「B」の言葉の中に「ゆれのないモノ」の提示をせよ〉という仮説を設けた。

 「ゆれのないモノ」として、「物・人・場所・数・音・色」を考え、具体例を集めた。

 この結果、日常の生活や授業で使える指示や発問を新たに作ることもできた。


 第T章、第U章とも、具体的事例は枠をつけて示した。子どもに発する言葉をそのまま示したので、この部分だけご覧いただいても、即戦力として、ご利用いただけると思う。


 書店へ行くと、「言葉」「話し方」に関する書物が大量に並べてある。毎日のように新刊書が出る。

 その中に、素人の私が書いたものが出ていくのである。考えただけで、めまいがおこりそうである。

 元来、私は、「言葉」に弱点を持つ教師である。だからこそ、「理屈だ」「仮説だ」「発見だ」と恥知らずに書き進めることができたのだろう。


 本書が、私のような「言葉」に苦しむ方々のために、少しでもお役に立つことができたら、幸いである。

 「言葉」のプロの方々には、ぜひとも厳しい御批判をいただければと思う。


  一九八八年八月十七日   /岩下 修

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 指示や発問の際の原則を学ぶことができる本でした。周りの人にぜひ薦めたい本です。
      2017/3/2520代・学生
    • 若年の先生方に紹介しました。私自身も、忘れた頃に読み返しています。
      2016/6/2550代・小学校教員
    • 日々の学級経営において役立つこと間違いなしです。子どもへの指示の言葉が変わりました。
      2015/8/530代・小学校教員
    • この視点を手に入れたことで子どもの動きが激変しました。

      「すわりなさい」
      「しずかにしなさい」
      「車に注意しなさい」

      といった指示しか出せなかった自分が

      「先生の鼻に注目」
      「黒板の言葉をよみなさい」
      「次にくる車の色は何色でしょう?」

      と我流ではありますが、子どもが動く指示を出せるようになりました。
      ぞくぞくと応用が可能な出来事が起こるので、毎日の学校生活が少し楽しくなりましたよ!
      2008/7/20今年は小学6年生
    • 「AさせたいならBと言え」の、Bを考えるのが教師の仕事であると、この本を読んで思いました。

      特に、初任者研修で教師以外の専門家の話を聞いている時に、この「AさせたいならBと言え」という言葉が頭の中に浮かんできます。

      「〇〇が大切だ」「〇〇を教えるべきだ」ということを証明する、つまりAに妥当性はを与えるのは科学者や医師や文学者などの、教師以外の専門家の仕事です。
      「それを、どう子どもに伝えるか」を考える、つまりBを考えるのが教師の仕事だと私は思います。少し言葉を変えれば、Bを考えられる力こそ、教師の専門性だと言うことができるのではないでしょうか。

      以上、初任者研修を受けている者の視点で書きました。
      他の方のレビューとは少し違う内容になっていると思いますが、参考にしていただければ幸いです。
      2008/6/15ころちゃん
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