教育新書58
続 授業成立入門
「呼びかける」指導案の構想

教育新書58続 授業成立入門「呼びかける」指導案の構想

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好評の続編。「呼びかける」指導案は,プロ教師として呼応のドラマを成立,展開させていく仕かけとして必要だ,とする著者の新しい提案集。


復刊時予価: 3,014円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-914805-9
ジャンル:
教育学一般
刊行:
2刷
対象:
小・中
仕様:
新書判 224頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき
T 「主人公」とは何か
――子どもの自立を育てる
一 主人公を育てる ――五つの「語りかけ」
二 人間的自立の三つの時期
1 「最初の微笑」――感性的自立として
2 「独立の歩行」――身体的自立として
3 「言葉の発達」――知的自立として
U 「呼びかける」指導案とは何か
一 形式段階論の指導案
二 コア・カリキュラム(戦後新教育)の指導案
三 タクト形成につながる指導案 ――斎藤喜博の指導案
四 つまずきの先取りと指導案 ――仮説実験授業の指導案
五 「呼びかける」指導案の思想
1 「絶対君主」としての教師
2 実践をきり拓くキーワード
3 指導案の三類型
@「与え=授ける」指導案/ A「調べさせ=見守る」指導案/ B「働きかけ=学びとる」指導案
4 「呼びかける」指導案の構想
@「教えたい・語りたい」ものをもつ=教材解釈(認識)づくり/ A「教えたい」ものを子どもたちの「学びたい」ものにする=発問づくり
5 「呼応のドラマ」をつくる発問づくり
@いま、市民権をえた発問/ A「呼びかける」指導案と発問
六 「ゆさぶり」概念の現在
1 「ゆさぶり」をキーワードとして
2 「ゆさぶり」概念の確立のために
V 授業の演出とは何か
――授業のドラマ的展開
一 授業を構成する「俳優たち」
二 劇場と教場(室)
三 演出と教材=解釈づくり
四 授業展開のドラマ
1 授業の成立にかかわっては、まなざし・表情・身ぶり表現を介して働きかける
2 授業の展開にかかわっては、授業のヤマ場(ドラマのクライマックス)に追い込む
五 「演劇の知」と「教授の知」
六 「からだ」で「からだ」にかける
W 学習規律とは何か
一 生活指導における集団づくりの方法
1 戦後教育におけるキーワードの確立を
2 子どもを変えるキーワード
@「班づくり」ということ/ A班ノートにより介入/ B学習規律づくり/ C指導的評価活動/ D「まなざし」の共有と「語りかけ」の論理
二 学習規律づくりの思想と技術
1 学習主体づくりとしての規律
2 共同参加過程としての規律
3 肯定の「発見と評価」
4 達成感とともに規律は育つ
三 「授業と集団」モデル ――学級で学ぶということ
1 学級をとらえる三つのモデル
@一対(ペア)モデル/ A聴衆モデル/ B集団モデル
2 「かかわり合う」自立的規律を育てる
3 「接続語」による「からみ合う」授業をつくる
X 学習形態とは何か
一 授業における「ひとり=個別学習」
1 唯一の学習形態ではない
2 その意義
二 授業における「班=小集団学習」
1 その意義
2 授業過程のなかでの三つの留意点
三 授業における「学級=一斉学習」
1 伝統的形態
2 教師と子どものコミュニケーション
@教師から子どもへの「説明」(語りかけ)/ A教師と子どもの「問答」(問いかけ)/ B子ども相互の「話し合い」
四 授業における学習形態の交互転換 ――その一つのモデル
Y 「授業の知」とは何か
――三つの成立原点のなかに本質を見る
はじめに――いま、なぜ「原点」なのか
一 歴史的起源としてのイニシエーション(入社式)
1 部族の持続・発展のために「伝えねばならないもの」が確定される
2 教えねばならないものは、子どもの日常(俗の世界)では「見えない」ものである
3 子どもを社会的人格として「生み変える」ということ
二 個体発生的始点としての初期発達
1 「まなざし」と「指さし」による共有世界の拡大
2 発達的事実に先回りして、まなざしを共有し、指さしていく
3 歴史的身体を生きている主体へ働きかける技術
三 社会現象的源泉としての演劇
1 「拒否の自由」をもつ主体と「向かい合う」
2 演じたい・教えたいものをつくりだすこと
3 身体的表現=働きかけによる共同創造
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