教育新書35
授業の原則
「呼応のドラマ」をつくる

教育新書35授業の原則「呼応のドラマ」をつくる

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子どもたちに「まなざし」で語りかけて彼らの応答を呼びおこす働きかけの技術(アート)を五点にわたって具体的に述べ,プロ教師の実践指針示す。


復刊時予価: 2,959円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-912512-1
ジャンル:
教育学一般
刊行:
8刷
対象:
小・中
仕様:
新書判 216頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき――働きかける技術を持とう
T 「まなざし」で向かい合う
――まなざしの教授学
1 「眼」を持っている、しかし「まなざし」を生きている
2 「眼」は年とともに衰える、しかし「まなざし」は衰えない
3 コミュニケーションの原点としての「まなざし」
4 「まなざし」で身(心)に働きかける
5 「まなざしの範囲」において、子どもたちは安心して「まちがい」が出せる
6 「まちがい」は授業進行の原動力である
U 「語りかけ」の論理
――説得の思想と技術
1 説得の思想
2 説得の技術
(1) 迫真性――固有名詞にかける
(2) 応答性――相手とともに語る
(3) 要求性――「もう一人の自分」への励まし
V 「ねうちづけ」の原則
――指導的評価活動
1 過程としての評価活動
2 肯定としての評価活動
3 発見としての評価活動
4 願い=課題としての評価活動
5 達成感としての評価活動
W 「指さし」の教授学
1 「指さし」の発達的原点
2 「指さし」の教授行為
3 「指さし」と発問
(1) 一点に限定すること
(2) 対立・分化に媒介すること
X 「問いかけ」の構想
――「呼応のドラマ」の指導案
1 プロとしての教師の仕事
2 「呼びかける」指導案
(1) 指導案における二つの偏向
(2) 「呼応のドラマ」を生起させる指導案
3 「呼びかける」指導案の仕くみ
(1) 教材=解釈づくり――教えたいものをもつ
(2) 身(心)にかかる発問と指示――学びたいものにする
(3) つまずきを含んで対立・分化を予想する
(4) からみ合い・きりかえしを予想する
(5) 「ヤマ場」に追い込む働きかけ
(6) 対立・分化をつくりだす指導案の実例
4 授業づくりの力量形成
(1) 授業研究と「臨床の知」
(2) 指導案づくりとタクト形成
Y 「教える」ことの三つのモデル
――「工場」と「農場」と「劇場」のモデル
1 「工場」モデル(ものを製作する行為)
2 「農場」モデル(植物を育て、見守る行為)
3 「劇場」モデル(応答を呼びかける行為)
(1) 応答する環境を
(2) 劇場と教場――共通する五つの原則
(3) 身体的表現による応答
Z 「教える」ことの知のあり方
1 上達論のある楽しい技術
2 パラダイムの転換を
3 「介入」の技術
4 「教授の知」の特質
[ 子どもを変え、授業をつくるキーワード
――プロとしての力量形成のために
1 子どもを「生かす」か、「殺す」か
2 キーワードの効用
3 いま、求められる15のキーワード
あとがき
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