だれでもできる中学美術鑑賞の授業

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新学習指導要領において,よりいっそうの重要性が指摘されている中学美術鑑賞の授業を進めるにあたり,だれでもすぐに使える授業例を提示。


復刊時予価: 2,332円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-797006-1
ジャンル:
図工・美術
刊行:
3刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第T章 鑑賞の授業を求めて
1 今,なぜ鑑賞教育か
2 鑑賞教育とは
3 鑑賞することと表現すること
4 鑑賞授業の内容と方法
5 学習指導要領では
第U章 鑑賞の授業を進めて
1 教室での鑑賞指導
(1) 青春のメッセージ
山田かまち『ナイフを持つ自画像』他〈中学3年〉
(2) 暗い谷間を生きた画家
松本竣介『立てる像』〈中学2〜3年〉
(3) 人間と自然への信頼
葛飾北斎『富嶽三十六景』〈中学2〜3年〉
(4) 情熱と技法のすべてをかけた表現
レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』他〈中学2〜3年〉
(5) 青年芸術家の風貌と魂
荻原碌山『戸張孤雁像』〈中学2〜3年〉
(6) 仏像に見る新しい人間像
東大寺南大門『金剛力士像』〈中学2〜3年〉
(7) 苦悩と希望の「肖像」
フィンセント・ファン・ゴッホ『靴』〈中学1年〉
2 地域での鑑賞指導
(1) 人生への肯定と未来への希望
青山熊治『金仏』〈中学1〜3年〉
(2) 堂と仏像・陽光がつくる輝き
国宝『浄土堂』『阿弥陀三尊像』〈中学1〜3年〉
3 美術館での鑑賞指導
(1) 20世紀フランス絵画の表現と魅力
キスリング『ジョゼット』他〈中学1〜3年〉
第V章 鑑賞授業を広げて
―学校における美術館教育
1 美術館教育は生徒の豊かな人格形成とかかわって
2 美との出会いは地域から
3 生徒による学校美術館活動を
美術鑑賞カード

はじめに

青春―それは人生の中で,もっとも輝き,活気に満ちた「人生の春」である。


  夢があります 希望があります 喜びいっぱいの青春!

  いちずに,情熱を燃やします 走ります

  ささいなことでも,深く考えます 悩みます

  友をもとめます 恋をします 心がときめきます

  未来があります 輝きがあります すばらしい青春!

  目にうつります 友がいます 自分がいます

  歩きつづけます 新しい世界にむかって……


 今,中学生は,真剣に,いちずに走ることで自分を発見し,友がいることで新しい自分を発見しようとしている。こうした思春期では,自分と向き合い,自分に語りかけ,自分の生き方を探ることを励ます支えが必要である。その支えが美術作品であり,鑑賞であると考えてきた。

 鑑賞の授業を通して,美術作品に接した中学生は,「おもしろい」「楽しい」という。そこには,自分から能動的に働きかけ,「試行錯誤」を繰り返しながら,自分の意見や意志を確かめ,個性をもった人間として成長していく自分があるからだと思う。

 鑑賞は,従来からその重要性が指摘されてきたが,今回の学習指導要領告示(98.12.14)では,鑑賞の充実,日本の美術文化の尊重,鑑賞方法の指導,鑑賞授業時数の確保,美術館等の活用が示され,美術鑑賞の授業を避けて通ることは,もはやできないといえる。

 本書は,こうした思いをもって,鑑賞の授業を進めたいという願いにこたえ,だれでもすぐに使える授業のサンプルとして示した。その特徴は,@授業書を中心に構成し,Aファクス教材として美術鑑賞カードを取り入れ,B地域文化財や美術館の活用を取り入れることで,わかりやすく,使いやすくした点にある。

 本書をみなさんに活用していただき,充実した美術鑑賞の授業がつくり出されることを願っています。

 この『だれでもできる中学美術鑑賞の授業』の出版にあたり,お世話になりました明治図書の石塚嘉典氏,橘亜希さんに深く感謝します。


  1999年2月   著者 /神吉 脩

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      明治図書

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