- なぜ体育科にノートが必要か
- まえがき
- T 体育の学習ノート
- 1 体操
- 1 体操ってなんだろう?
- 2 なぜ体操を学習するの?
- 3 動きの高まりを見つめよう
- 4 動きの条件を変化させよう
- ・体の柔らかさを高める運動をしよう
- ・巧みな動きを高める運動をしよう
- ・力強い動きを高める運動をしよう
- ・動きを持続する能力を高める運動をしよう
- ・体操学習カード1
- ・体操学習カード2
- ・体操学習カード3
- ・体操学習カード4
- U 器械運動学習カード
- 1 マット運動
- 1 オリンピック選手をめざせ!
- 2 一つぶで2度おいしい?!
- 3 マット運動の約そく
- 4 マット運動っていろいろな技があるんだぞ!
- 5 学習をはじめるよ
- 6 共通か題「前転」
- 7 共通か題「とう立前転」
- 8 チャレンジカード
- 9 チャレンジカード
- 10 チャレンジカード
- 11 チャレンジカード
- 12 チャレンジカード
- 13 今日の学習をふり返ってみよう
- 2 跳び箱
- 1 跳び箱運動はどうしてできたの?
- 2 跳び箱運動を学習するときのきまりは?
- 3 6年生の跳び箱運動
- ・開きゃく跳び学習カード
- ・台上前転学習カード
- ・かかえこみ跳び学習カード
- ・学習の記録と反省
- 3 鉄棒運動
- 1 鉄棒運動の学習をはじめる前に
- 2 学習のすすめ方
- 3 学習の記録
- 4 チャレンジカード
- 5 チャレンジカード
- 6 チャレンジカード
- 7 チャレンジカード
- 8 チャレンジカード
- 9 チャレンジカード
- 10 チャレンジカード
- 11 チャレンジカード
- V 陸上運動の学習カード
- 1 リレー・短距離走
- 1 学習をはじめる前に
- 2 学習のすすめ方
- ・1時間目学習カード
- ・2時間目と3時間目の学習カード
- ・4〜6時間目の学習カード
- 3 競争メニュー
- 4 バトンパス・チェック表
- 5 練習メニュー
- 6 バトンパスの練習方法
- 2 走り幅跳び
- 1 走り幅跳びのしょうかい
- 2 走り幅跳びの記録をグーンとアップさせるにはこんな学習をしていけばいいよ
- 3 学習のやくそく
- ・学習の記録1
- ・学習の記録2
- ・学習の記録3
- ・学習の記録4
- ・学習の記録5
- ・練習の仕方
- ・学習カード
- W 水泳の学習ノート
- 1 水泳
- 1 水泳の歴史
- 2 水泳の楽しさ
- 3 学習する上で大切な心構え
- 4 水泳の学習計画
- 5 泳げるようになるための弟の運動
- 6 泳ぎ方のポイント
- 7 平泳ぎの練習法
- 8 クロールの練習法
- 9 ちょうちょう背泳ぎの練習表
- 10 今日の学習の反省
- 11 水泳がんばりカード
- X ボール運動の学習ノート
- 1 バスケットボール
- 1 バスケットボールの歴史
- 2 バスケットの楽しさはこれだ!
- 3 バスケットボールの学習の計画
- ・学習の記録1
- ・学習の記録2
- ・学習の記録3
- ・学習の記録4
- ・学習の記録5
- ・学習の記録6
- ・学習の記録7
- ・学習の記録8
- ・学習の記録9・10
- ・こんな時、こんな練習の方法があります
- ・発問の解答
- 2 サッカー
- 1 サッカーは世界のスポーツ
- 2 サッカーの楽しさ
- 3 サッカーの学習の進め方
- 4 準備運動で自分の力を高めよう
- ・学習の記録1
- ・学習の記録2
- ・学習の記録3
- ・学習の記録4
- ・学習の記録5
- ・学習の記録6
- ・学習の記録7
- ・学習の記録8
- ・学習の記録9
- ・学習の記録10
- Y 表現運動の学習ノート
- 1 表現運動
- 1 表現運動の学習の計画
- ・学習の記録1
- ・学習の記録2
- ・学習の記録3
- ・学習の記録4
- ・学習の記録5
- ・学習の記録6
- ・学習の記録7
- ・学習の記録8
- おわりに
はじめに
体育の授業で今求められているのは、子どもが自発的・自主的に運動に取り組み、生涯にわたって運動に親しむようになる基礎づくりをすることである。そのためには教材の研究、教師の指導、場の設定など不可欠なものがあるが、子どもの学習を助ける「体育学習ノート」も重要な位置を占める。
林恒明先生は「体育学習ノート」を次のように定義されている。
体育学習ノートは学習資料を含んだノートである。
そして、作成上の留意点として
・学習の見通しとねらいが確認できること
・ノートに記録することにより、自己評価や自己記録の伸びを確かめることができること
・自分が発見したこと、自分のわかった運動のコツや練習の仕方などをまとめることができること
とまとめられている。(学校体育 昭和62年12月号)
さらに本原稿の編集の方針である。
子どもが自分の力で学習していける手がかりとして、教師が指導の評価をしていく手がかりとしての体育学習ノートの作成
を受けて、我々三水会は、子どもにとっては新しい学力観を伸ばすための自主的な学習が進められるように、また、教師にとってはそれが評価の手がかりとなるようなノートにしたいと考えた。
そこで、体育学習ノートは次のような内容を含むようにした。
・子どもが自ら学習を進めていける。
・関心・意欲・態度を高め、思考力・判断力を養い、技能が高まる資料があり、そのような取り組みができる。
・関心・意欲・態度、思考・判断、技能を自己評価できる項目がある。
三水会会員は学習意欲の旺盛な個性派集団である。それゆえに本書作成に当たって、本企画での考え方、書式を統一したが、書き手の個性は尊重した。したがって、一人一人がすべてにわたって整合性を意識しては書いていない。
本書は三水会全員がこれまで積み重ねてきた実践を中心に述べてある。これからも多くの実践を通して、修正、発展していきたいと考える。
多くの御批判をいただきながら、今後、さらに三水会の力を高めていきたい。
1995年11月 /三浦 順一
-
- 明治図書