- はじめに
- 本書の特長と活用の仕方
- 学習指導要領とこれからの図画工作科教育
- 第1章 4年生の実践のポイントとアイデア
- (1) 集める+包む=?! 【表現1】
- (2) 不思議な虫めがね 【表現1】
- (3) どこまで続く? 色の大連鎖 【表現1】
- (4) すけすけワールド 【表現1】
- (5) 色いろ むすんで びよ〜んびよん 【表現1】
- (6) うつして あれ?! あわせて あれ?! 【表現1】
- (7) アニメーション入門 〜4コマアニメからパラパラアニメへ〜 【表現2】
- (8) 夢のお城 【表現2】
- (9) 絵の中に入ってみると…○○の世界にいるみたい! 【表現2】
- (10) ピカソもびっくり 面白い顔 【表現2】
- (11) 家族の似顔絵をかこう 【表現2】
- (12) 友だち 【表現2】
- (13) 花・サイネリアをかこう 【表現2】
- (14) 下仁田ねぎをかこう 【表現2】
- (15) 深海の生き物 【表現2】
- (16) 走って逃げて 追いかけっこ 【表現2】
- (17) くるくる針金アート 【表現2】
- (18) わたしは○○のチャレンジャー 【表現2】
- (19) カラフルころりんランドへようこそ! 【表現2】
- (20) 不思議なつぼ 〜ペットボトルを使って〜 【表現2】
- (21) この箱の中には… 【表現2】
- (22) 友だちみたいな宇宙人 【表現2】
- (23) 秘密のすみか 【表現2】
- (24) ぼく わたしの 夢たまご 【表現2】
- (25) みんなの夢たまご 【表現1】
- (26) 伝えたい 心ゆれる毎日を 【表現1】
- (27) 宇宙船 【表現2】
- (28) フッフッフー! 【表現2】
- (29) 回るよ回る 【表現2】
- (30) マジカルネットアート 【表現2】
- (31) みてみてMYランプ 〜和紙でランプシェードをつくろう〜 【表現2】
- (32) 光のマジシャン! 【表現2】
- (33) 固めよう 自分模様の布 【表現2】
- (34) 学校って楽しいな 〜粘土でつくろう〜 【表現1】
- (35) 世界に一つだけの焼き物オブジェをつくろう 【表現2】
- (36) 潟土を使って 〜自分だけのオリジナル作品をつくろう〜 【表現2】
- (37) つくろう! 鳴らそう! ぼくらのたいこ 【表現2】
- (38) 粘土とガラスのハーモニー 【表現2】
- (39) ○○○で見つけた□□□キノコ 【表現2】
- (40) はりこのお面 【表現2】
- (41) 空想の「○○の国」のデザイナー 【表現2・鑑賞】
- (42) だるまさん 【鑑賞】
- (43) ようかいゾロゾロ 百鬼夜行絵巻 【鑑賞】
- (44) ちびっこ美術館を開こう 【表現2・鑑賞】
- 第2章 4年生の表現と授業
- (1) 造形表現によって育つもの 〜その意義と発達の特徴〜
- (2) 造形表現の発達について 〜造形表現活動をとらえる手がかりとして〜
- (3) 授業のポイント
- (4) 指導のポイント
はじめに
社会的に自立していくために実生活,実社会において不可欠な知識・技能や義務教育段階及びそれ以降の学習を進めていく上で共通の基盤となる知識・技能など,確かな学力が求められている。
そこで本シリーズでは,図画工作で資質や能力の育成を目指して教材のアイデアや授業づくりのポイントを中心に構成することにした。そのため,日頃より熱心に造形教育に力を注いでおられる先生方を中心に執筆をお願いし,ご協力いただいたのが,この『資質・能力を育む 新図工科授業づくりのアイデア集──指導と評価のポイント』(学年別・全6巻)である。
・活動の対象や内容が関心・意欲を喚起する教材や授業であれば,子どもたちは主体的につくり,つくり変え,つくり続ける。
・子どもが主体的に取り組める授業づくりの工夫をすれば,一人一人の子どもがもてる力を発揮し,働かせることができる。
・共感的に支援すれば,自分らしさのある活動や表現ができ,自信がもてるようになる。
といった3つのことを背景にしながら,本シリーズの作成にあたった。この中で紹介しているアイデアをそのまま使うよりは担当の目の前の子どもたちを凝視しながら,効果的に活用していただければ幸いである。
授業での学びの実現状況を4つの観点で把握し,評価を適切な指導の展開,充実に生かすことに努めてほしい。
「面白そうだ,やってみたい」に始まり,「できた,見てほしい」「また,やりたい」を積み重ねていく中で,子どもたちがもてる資質や能力を発揮し,主体的に活動を展開し,つくり出す喜びを実感してもらうことを願ってやまない。
最後になりましたが,このシリーズの出版にあたり,多くの先生方のご協力と明治図書出版の石塚嘉典様,吉田茜様,有海有理様のご尽力に対して深く感謝いたします。
2007年7月 編 者
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- 明治図書