中学校技術・家庭科 家庭分野の授業づくりと評価

中学校技術・家庭科 家庭分野の授業づくりと評価

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技術・家庭科家庭分野授業の成功はこの1冊で。成果を確約。

日常の家庭生活に必要な知識・技能・心情を育てる技術・家庭科の授業をつくりあげるための基本的なプランを収集・紹介するとともに、指導の成果を確実に把握する学習チェックの方法もあわせて示した今求められる基本図書。


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ISBN:
978-4-18-779617-8
ジャンル:
技術・家庭
刊行:
2刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 144頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき
第T章 新しい中学校技術・家庭科 家庭分野の目指すもの
1 中学校技術・家庭科家庭分野で育てる資質・能力
2 新しい家庭分野の趣旨を生かした題材構成の工夫
3 学習指導の工夫
4 学習評価の工夫
5 小学校家庭科との系統性
第U章 学習指導要領改訂のポイントを踏まえた指導計画の作成
1 指導計画作成に当たっての手順と配慮事項
2 家庭分野の指導計画例
◆指導計画例1
◆指導計画例2
◆指導計画例3
第V章 中学校技術・家庭科 家庭分野の授業モデル
1 授業モデルの指導内容一覧
2 授業モデル
A 家族・家庭と子どもの成長
@「家庭分野の学習をはじめよう」
(実践的・体験的な学習活動の充実,言語活動の充実,家庭との連携)A(1)ア【第1学年】
A「家族の絆を深めよう」
(実践的・体験的な学習活動の充実)A(2)ア,イ【第2学年】
B「幼児と触れ合おう」
(実践的・体験的な学習活動の充実,言語活動の充実,家庭・地域との連携)A(3)ウ【第3学年】
C「幼児を身近に感じよう」
(問題解決的な学習の充実,家庭・地域との連携)A(3)ア,イ,エ ※エ:生活の課題と実践【第3学年】
B 食生活と自立
@「自分の食生活を見直し,よりよい食生活を考えよう」
(問題解決的な学習の充実,ゲストティーチャーの活用,家庭との連携)B(1)ア,イ【第1学年】
A「中学生にふさわしい献立作成にチャレンジしよう」
(実践的・体験的な学習活動の充実,学習形態の工夫)B(2)ア,イ,ウ【第2学年】
B「おいしいハンバーグ定食を作ろう」
(実践的・体験的な学習活動の充実,ゲストティーチャーの活用,言語活動の充実)B(1)イ (2)イ,ウ (3)ア【第2学年】
C「白山の食材を生かしたオリジナル料理にチャレンジ」
(実践的・体験的な学習活動の充実,ゲストティーチャーの活用,家庭・地域との連携)B(3)ア,イ,ウ ※ウ:生活の課題と実践【第1学年】
C 衣生活・住生活と自立
@「整えよう自分の衣服」
(実践的・体験的な学習活動の充実,問題解決的な学習の充実)C(1)ア,イ,ウ【第2学年】
A「自分の住生活を見直し,安全で快適な住まい方を工夫しよう」
(問題解決的な学習の充実,学習形態の工夫)C(2)ア,イ【第3学年】
B「自分や家族の生活を豊かにする物を作ろう」
(実践的・体験的な学習活動の充実,個に応じた指導,言語活動の充実)C(1)ウ (3)ア【第1学年】
C「安全で快適な住まい方を考えよう」
(問題解決的な学習の充実,家庭との連携,言語活動の充実)C(2)ア,イ (3)イ ※イ:生活の課題と実践【第2学年】
D 身近な消費生活と環境
@「消費生活アドバイザーになろう」
(実践的・体験的な学習活動の充実,言語活動の充実)D(1)ア,イ【第2学年】
A「環境にやさしい調理にチャレンジ」
(実践的・体験的な学習活動の充実,問題解決的な学習の充実)D(2)ア B(3)ア【第2学年】
B「大切に着よう自分の衣服」
(実践的・体験的な学習活動の充実)D(1)イ C(1)イ【第2学年】

まえがき

 平成20年に告示された新しい学習指導要領は,「生きる力」をより一層育むことを目指しており,平成24年4月より全面実施される。

 技術・家庭科の教科の目標は従来と基本的な考え方は変わっていないが,これからの生活を見通し,よりよい生活を創造するとともに,社会の変化に主体的に対応する能力を育む観点から,分野の目標について改善を図っている。

 家庭分野においては,生活の基盤となる家庭や家族の機能を理解し,衣食住などの生活に関わる基礎的・基本的な知識及び技術を習得することによって,生活の自立を目指し,家庭生活をよりよく豊かに創造しようとする能力と態度を育成することをねらいとしている。生徒が家族・家庭や衣食住,消費・環境などの内容について個別にとらえるだけでなく,生活全体を見通し,総合的にとらえて課題を解決する方法を見いだすなど,よりよい生活の実践にむけて学習を進めることが重要である。

 そのためには,家庭分野で育てる資質や能力を明確にし,基礎的・基本的な内容を確認して適切な題材を設定し,指導方法や指導形態を工夫することにより魅力的な授業を展開することが課題となる。また,指導計画とともに評価計画を作成し,学習状況を適切に評価するとともに,教師が指導の過程や評価方法を見直して指導の工夫改善を図る必要がある。

 本書は,各学校において創意工夫ある家庭分野の授業が展開できるよう,題材の構成と指導計画の作成,指導方法や指導形態の工夫,評価計画の作成と観点別評価の進め方,小学校家庭科との系統性について解説するとともに,各地で取り組まれている効果的な実践事例を紹介したものである。本書を生かし,新しく導入されたガイダンス,小学校との円滑な接続を図るための基礎的・基本的な知識・技術の習得や問題解決的な学習などに積極的に取組み,家庭分野の資質・能力の育成を目指した授業が展開されることを期待したい。


  平成24年1月   /筒井 恭子

著者紹介

筒井 恭子(つつい きょうこ)著書を検索»

文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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