楽しいクラスづくりフレッシュ文庫60子どもの心を育てる全校朝会のネタ

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「協力と思いやり」の心を育てるネタ/「自信とやる気」を育てるネタ/三学期のスタートにやる気を育てるネタ/努力の大切さを教えるネタ


復刊時予価: 3,300円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-698013-6
ジャンル:
学級経営
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 264頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

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まえがき
[T] 「協力と思いやり」の心を育てるネタ
1 「ごめんなさい」の意味
2 お葬式ごっこ
3 心の傷
4 みんなが力を合わせれば
5 いじめの味方をするとずっと後悔する
6 思いやりとは
7 クリスマスプレゼント
8 どっちがえらい?
9 盗んだ人が喜ぶじゃないか
10 ありのボール
11 長いスプーンの話
12 まじめな人は?
13 悪魔にならないおまじない
14 愛する人がいれば戦える
15 罰はだれが与える?
16 (ボランティア) 「私に何かできることはありませんか」
17 (ボランティア) ボランティアってなあに?
18 (ボランティア) 寝たきりにしなければ寝たきりにならない
[U] 「自身とやる気」を育てるネタ
19 足の裏のあざ
20 地球の大きさは1cm
21 短所を生かして
22 2コのピンポン球で
23 「まじめだねえ。」
24 弱虫の話
25 水でも売れる
26 一人ひとり違っているから素晴らしい
27 けん玉で勝負
28 環境が変わっても きっと大丈夫
29 しっぽが大事
30 スポンジの吸収力
31 知恵の出し方・使い方
32 友達のまちがいのおかげ
33 人間には知恵があるんだ
34 やれなかった やらなかった どっちかな
35 先生は超能力者だ
36 ジェスチャーゲームで楽しく
[V] 三学期のスタートにやる気を育てるネタ
37 (子年) 窮鼠猫をかむの気持ちで
38 (牛年) 一度や二度の失敗に負けるな
39 (虎年) 渥美清さん(フーテンの寅さん)の如く生きよう
40 (兎年) 夢を持とう
41 (辰年) 竜・龍・辰のような人を目指して
42 (辰年) 孫悟空に負けるな
43 (巳年) 蛇の知恵に負けるな
44 (午年) 塞翁が馬
45 (末年) 羊のように頭脳を生かして
46 (末年) 羊のように、仲良く、群がって
47 (申年) 猿のように木から落ちるな
48 (酉年) 立つ鳥後を濁さず
49 (戌年) 人も活動すれば幸運にあたる
50 (亥年) 猪突猛進で
[W] 努力の大切さを教えるネタ
51 がんばる心の入れ物
52 綿を運ぶロバのお話
53 継続は力なり
54 ゴールは努力によって決まる
55 世界一のネジ職人
56 努力の美しさ--盲目のピアニスト
57 エジソンと8000回の失敗
[X] 生活をふりかえらせるネタ
58 (時間の使い方) セミの一生と人間の一生パート1
59 (時間の使い方) セミの一生と人間の一生パート2
60 (聞き方) おはなしどろぼう
61 (聞き方) 「聞く」と「聴く」
62 (物の使い方) 道具を大切にする
63 (物の使い方) ぞうきんさんありがとう
64 (物の使い方) ノモトシオくん登場
65 (感謝の気持ち) 「食う」と「食べる」と「いただく」
66 (感謝の気持ち) 「いただきます」と「ごちそうさま」
67 (感謝の気持ち) おにぎり一つ
68 (感謝の気持ち) 地域のみなさんありがとう
69 (感謝の気持ち) カマラとアマラ
70 (夏休みの生活) 「はい・いいえ」で楽しく
71 (夏休みの生活) 夏の暑い日
72 (夏休みの生活) 合言葉は「ひ・こ・う・き」
73 (夏休みの生活) 今、太陽が危ない
74 (学校の美化) ゴミの話
75 (資源) もうすぐなくなりますよ
76 (資源) ドイツは違います
77 (避難訓練) 避難訓練はおかしで
78 (避難訓練) 避難訓練はまほうで
79 アポロ・ロケット式目標達成法
80 ろうかは走りなさい
81 挨拶の意味
82 目も耳も外向き
83 掃除は心を磨く
84 言葉は私の心
[Y] 命の大切さを教えるネタ
85 命はだれのもの
86 他の命を粗末にすることは自分の命を粗末にすること
87 葉っばの命
88 命の話
89 命のバトン
[Z] 興味・関心を育てるネタ
90 (実験) 宙に浮かぶ魔法のコマ
91 (実験) スライム
92 (実験) 魔法のコップ
93 (実験) あきカン笛
94 (実験) ドライアイスでフィルム鉄砲
95 (実験) 工作用紙でブーメラン
96 (実験) やじろべえ
97 (実験) 串を刺しても割れない風船
98 (実験) どうやっていれたの? 松ぼっくり
99 (実験) 食べられるロウソク
100 (実験) 静電気の力
101 (実験) さかさにしてもこぼれない
102 (実験) 接着剤になる新聞紙
103 (実験) 水は新聞紙を通り抜けるか?
104 (実験) 水面を走るポリテープ
105 (実験) 魔法の水
106 (植物) 雑草という名の草はない
107 (見方・感じ方) 不思議たくさん
108 (読書) 読書の秋をカードゲームで
109 (読書) 絵本の紹介〜OHPを使って〜
110 (体のしくみ) うんこの旅
111 (連想ゲーム) これは何に見えますか?
112 (折り紙遊び) わがままな王様
113 ビデオで有名観光地の紹介
114 ビデオで地域の紹介

まえがき

 私が初めて全校朝会で話をしたのは、教職十年目のことでした。

 短時間で子どもたちを引きつけて、しかも、全校朝会が終わった後も子どもたちの心に残るようなネタはないかとずいぶん悩んだことを思い出します。

 全校朝会で話をするのはどういう立場かというと、だいたい校長先生です。たまに教頭先生が話をされることもあります。

 あるいは、子どもが何か問題行動を起こしたときや、終業式に話をすることになる生活指導主任です。

 学級担任や専科の先生が、全校朝会で話をする機会というのはあまりありません。ところが、中には全職員が一年のうちで必ず一回は全校朝会で話をすることになっているという学校もあります。

 本書を今手に取られている方は、おそらく近いうちに、全校朝会や集会などで子どもたちの前に立ち、何か話をしなければならないという方でしょう。

 そういう方にとって、本書がお役に立てばと思います。

 本書の中に紹介されているネタは、実践されたものとまだ実践されていないプランと両方あります。ですから、実際に子どもたちに話してみての、子どもたちの反応や改善点など、教えていただけたら幸いです。


 去年のことでした。サークルのリーダーである浦崎氏がうれしそうな顔をして言いました。

 「また本の執筆依頼がきました。今度は全校朝会のネタ100というものです。」

 そう聞いて、全校朝会のネタを100本もだなんてそんなご無体なと、私はびっくりしてしまいました。その私に追い打ちをかけるように、浦崎氏がまたまたうれしそうな顔をして言いました。

 「今回の本の執筆責任者は、藤本さんにお願いします。」

 そう聞いて、浦崎氏のいつもの悪い冗談だと思いました。ところが、それは冗談ではありませんでした。またまた、そんなご無体なと、私はびっくりしてしまいました。

 狼狽している私に向かって、浦崎氏は「責任者の仕事は、みんなが書いた原稿を明治図書に送るだけですから。」と、言いました。

 その言葉にだまされて(?)執筆責任者というものを引き受けてしまいました。

 引き受けた後に、気がつきました。やっぱり責任者という立場上、一番たくさんのネタを書かなければいけないのではないかということに。(でも、心優しき浦崎氏が一番たくさん書いてくださいました。感謝。感謝。)

 全校朝会で話をする機会というのは、そんなにありません。実際、私達サークルのメンバーもあまり全校朝会で話をしたという経験は多くはありませんでした。ですから、全校朝会のネタを100も本当に集めることができるのだろうかと不安でした。ところが、サークルのメンバーがよれば百人力でした。結局、100本を越す114本というネタが集まりました。

 末筆ながら、本書の刊行についてご支援ご指導を戴きました明治図書の樋口雅子編集長、ならびに日頃よりご指導戴いている長崎大学の安河内先生に感謝の意を表します。ありがとうございました。


  平成九年十月十一日   サークル スピカ /藤本 敬介

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