中学校数学科<第1学年>基礎・基本定着テスト&発展・補充ミニ教材集

中学校数学科<第1学年>基礎・基本定着テスト&発展・補充ミニ教材集

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指導のポイントから実力テスト、補充・発展までオールインワン!

数学力をアップする視点を具体的な授業展開で示すとともに、楽しい授業づくりのコツを紹介した「指導のポイント」、「指導のアイデア」、コピーしてすぐ使える「繰り返しワークシート」、「実力診断テスト」、「発展問題」、「補充問題」を全単元別に構成した1冊。


復刊時予価: 2,387円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-689707-7
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
中学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

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はじめに
刊行のことば
本書の特色と使い方・本書の構成
第1章 数学の授業力アップをめざして
1 数学の授業力とは/2 「わかる」とはどういうことか/3 生徒の既習事項にもとづく授業展開/4 試行錯誤から生まれる教訓帰納/5 自ら考える授業/6 基礎的計算力を身に付けさせよう/7 対比できる板書の工夫/8 「○つけ法」を取り入れよう/9 学力向上のための作戦
第2章 指導のアイデアと学習プリント
T 正の数・負の数
指導のポイント/指導のアイデア/繰り返しワークシート実力診断テスト
補充問題/発展問題
@正の数・負の数
A加法と減法
B乗法と除法
U 文字の式
指導のポイント/指導のアイデア/繰り返しワークシート実力診断テスト
補充問題/発展問題
@文字を使った式
A文字式の計算
V 方程式
指導のポイント/指導のアイデア/繰り返しワークシート実力診断テスト
補充問題/発展問題
@方程式の解き方
A方程式の利用
W 比例と反比例
指導のポイント/指導のアイデア/繰り返しワークシート実力診断テスト
補充問題/発展問題
@比例
A反比例
X 平面図形
指導のポイント/指導のアイデア/繰り返しワークシート実力診断テスト
補充問題/発展問題
@平面図形の基本
A対称な図形
B基本の作図
Y 空間図形
指導のポイント/指導のアイデア/繰り返しワークシート実力診断テスト
補充問題/発展問題
@いろいろな立体
A立体の構成
B立体の表面積と体積
解答と解説
T 正の数・負の数
繰り返しワークシートの解答と解説/実力診断テストの解答実力診断テストのつまずきと対策
@正の数・負の数
A加法と減法
B乗法と除法
U 文字の式
繰り返しワークシートの解答と解説/実力診断テストの解答実力診断テストのつまずきと対策
@文字を使った式
A文字式の計算
V 方程式
繰り返しワークシートの解答と解説/実力診断テストの解答実力診断テストのつまずきと対策
@方程式の解き方
A方程式の利用
W 比例と反比例
繰り返しワークシートの解答と解説/実力診断テストの解答実力診断テストのつまずきと対策
@比例
A反比例
X 平面図形
繰り返しワークシートの解答と解説/実力診断テストの解答実力診断テストのつまずきと対策
@平面図形の基本
A対称な図形
B基本の作図
Y 空間図形
繰り返しワークシートの解答と解説/実力診断テストの解答実力診断テストのつまずきと対策
@いろいろな立体
A立体の構成
B立体の表面積と体積
執筆を終えて

はじめに

 小中学生続いて高校生の教育課程実施状況調査の結果が公表(H16.1.23)されました。ここでも,高校生の深刻な学力不足が明らかになったようです。その中でも,最も惨憺たる出来栄えだったのが数学です。明かに予想正答率を上回る成績を修めたのは,全30問中わずか一問だけでした。予想正答率の前後5%を誤差の範囲として「予想と同程度の成績」と評価しても,8割の問題が期待を下回りました。中学校で習ったはずの内容ですらできていない生徒もいたようです。

 中学校の数学教師は,生徒が数学に意欲的に取り組めるように工夫しながら,学習内容の定着・習熟をはからなければなりません。では,基礎・基本をおさえながら,楽しく授業を展開するにはどうすればよいでしょうか。それは自分自身の日々の授業を見直すことから始まります。

 しかし,中学校の現実には厳しいものがあります。中学校の教師は,毎日,生徒指導・部活指導にエネルギーを注いでいます。授業改善の面では,精神的・時間的に制約があります。授業研究をしたくても,ついつい後回しになってしまう現状があります。

 本書は,そのような教師のための効果的なガイドと言えます。

 第1章では,具体的な授業の展開を示しながら,数学の授業力をアップするための視点を述べました。

 第2章の「指導のポイント」「指導のアイデア」では,各小単元の「わかる」「できる」「楽しい」授業づくりの“コツ”を示しました。普段着の授業ですぐに役立つものばかりを集めました。また,多忙な教師のために,コピーして印刷すればすぐに使える「繰り返しワークシート」「実力診断テスト」「発展問題」「補充問題」を付けました。繰り返し使ったり,個に応じて使ったりすることにより,生徒の学力向上に役立つことでしょう。

 この本は,岡崎市算数・数学教育研究部とのお付き合いの中から生まれました。毎月,十数人が集まり,小学校の算数教科書を活用した授業の在り方を検討してきました。その中には,中学校の数学教師も多く,「中学校数学の授業の在り方も話し合おう」ということになったのです。その成果が本書です。中学校の現場のニーズに答えることができたと思います。

 また,このメンバーが中心となって,『授業力アップセミナー! 志水塾 岡崎大会』を開催しました。“○つけ法”,“復唱法”は,中学校にも広がっています。

 本書の企画にあたりましては,明治図書編集部長の樋口雅子氏から数多くのアドバイスをいただきました。また,原稿作成の段階で六ッ美北中学校の蜂須賀渉先生にお世話になりました。厚くお礼申し上げます。


  2004年7月   愛知教育大学教授 /志水 廣

著者紹介

志水 廣(しみず ひろし)著書を検索»

 1952年神戸市生まれ。1974年大阪教育大学卒業,同年,神戸市の公立小学校に勤務。1983年兵庫教育大学大学院修了(数学教育学専攻),再び神戸市の公立小学校に勤務,1985年筑波大学附属小学校教諭,1992年愛知教育大学助教授,2001年同大学数学教育講座教授

〈専門〉 数学教育学:平たく言えば,算数や数学の教え方を研究している。大学で学部生や大学院生に算数・数学教育の教鞭をとるかたわら,各地の小学校・中学校でコンサルティング(授業参観と指導・示範授業)をしたり,各地の算数・数学の研究会の指導にあたって活動中。

 平成15年日数教愛知大会実行委員長,新算数教育研究会(理事),愛知教育大学数学教育学会(理事),国立教育政策研究所:評価の規準作成委員(小学校・算数科),愛知県一宮市教育推進委員,京都府久御山町スーパーバイザー

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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