- 序 文 /有田 和正
- 本書の使い方 /有田 和正
- はじめに /白川 景子
- 1 倍数と約数
- 1 倍数って,どんな数?(1)
- 2 倍数を見つけよう
- 3 倍数って,どんな数?(2)
- 4 公倍数を見つけよう
- 5 最小公倍数を見つけよう
- 6 約数って,どんな数?
- 7 約数を見つけよう
- 8 公約数を見つけよう
- 9 公約数と最大公約数
- 10 たしかめ
- 2 分数のたし算とひき算
- 1 大きさが等しい分数を見つけよう
- 2 大きさが等しい分数を作ろう
- 3 通分しよう(1)
- 4 通分しよう(2)
- 5 約分しよう(1)
- 6 約分しよう(2)
- 7 分母のちがう分数のたし算(1)
- 8 分母のちがう分数のたし算(2)
- 9 分母のちがう分数のひき算(1)
- 10 分母のちがう分数のひき算(2)
- 11 分数のたし算・ひき算の力をつけよう
- 3 平 均
- 1 平均を求めよう(1)
- 2 平均を求めよう(2)
- 3 平均を求めよう(3)
- 4 平均をもとに,全体の量を求めよう(1)
- 5 平均をもとに,全体の量を求めよう(2)
- 6 平均をもとに,全体の量を求めよう(3)
- 7 小数で表される平均を求めよう
- 8 集団の記録の平均を求めよう
- 9 歩はばを調べよう
- 10 自分の歩はばを調べよう
- 4 比べ方を考えよう
- 1 こんでいるのはどの店かな?
- 2 条件をそろえてみよう!(1)
- 3 条件をそろえてみよう!(2)
- 4 「単位量あたりの大きさ」ってなあに?(1)
- 5 「単位量あたりの大きさ」ってなあに?(2)
- 6 身の回りにある「単位量あたりの大きさ」
- 7 「単位量あたりの大きさ」を使って(1)
- 8 「単位量あたりの大きさ」を使って(2)
- 9 「単位量あたりの大きさ」を使って(3)
- 10 「単位量あたりの大きさ」を使って(4)
- 11 速さの表し方(1) 速さ比べをしよう!
- 12 速さの表し方(2) 時速,分速,秒速
- 13 速さの表し方(3) 道のりを求めよう
- 14 速さの表し方(4) 時間を求めよう
- 15 速さの表し方(5) 作業の速さを求めよう
- 5 分数のかけ算とわり算
- 1 分数のかけ算〈分数×整数〉(1)
- 2 分数のかけ算〈分数×整数〉の約分
- 3 分数のかけ算〈分数×整数〉(2)
- 4 分数のかけ算〈分数×整数〉(3)
- 5 分数のわり算〈分数÷整数〉(1)
- 6 分数のわり算〈分数÷整数〉(2)
- 7 分数のかけ算〈分数×分数〉(1)
- 8 分数のかけ算〈分数×分数〉(2)
- チャレンジ問題
- 9 分数のかけ算〈分数×分数〉の約分
- 10 分数のかけ算〈分数×分数〉(3)
- 11 分数のかけ算たしかめ〈分数×整数・分数×分数〉
- 12 分数のわり算〈分数÷分数〉(1)
- 13 分数のわり算〈分数÷分数〉(2)
- 14 分数のわり算〈分数÷分数〉(3)
- チャレンジ問題
- 6 割合の表し方を考えよう(比)
- 1 同じ味を作るには?
- 2 比の表し方
- 3 等しい比
- 4 比を使った問題
- 5 チャレンジ問題
- 7 比 例
- 1 増えるのかな? 減るのかな?
- 2 ともなって変わる(1)
- 3 ともなって変わる(2)
- 4 比例するのはどれ?
- 5 比例の性質を考えよう(1)
- 6 比例の性質を考えよう(2)
- 7 比例の性質を考えよう(3)
- 8 比例の性質を考えよう(4)
- 9 比例のグラフ(1)
- 10 比例のグラフ(2)
- 11 比例のグラフ(3)
- 12 比例のグラフ(4)
- 13 たしかめ
- 14 チャレンジ問題
- 8 直方体と立方体
- 1 直方体と立方体
- 2 頂点・辺はいくつある?
- 3 直方体・立方体のひみつを見つけよう!
- 4 展開図と見取り図
- 5 面や辺の平行
- 6 面の垂直・平行(1)
- 7 面の垂直・平行(2)
- 8 たしかめ(1)
- 9 たしかめ(2)
- 9 体 積
- 1 どちらが大きい?
- 2 何個ぶん?
- 3 体積の公式
- 4 単位をそろえよう
- 5 複雑な形の体積
- 6 高さを変えると……
- 7 大きな体積の単位
- 8 1m3=?cm3
- 9 およその体積
- 10 たしかめ
- 10 基本的な立体図形と空間
- 1 角柱の特徴
- 2 角柱の底面と側面(1)
- 3 角柱の底面と側面(2)
- 4 角柱と円柱の特徴
- 5 真正面・真上から見た形
- 6 立体あてゲームをしよう
序文
わたしが,各サークルや支部へ,「補充教材の開発」シリーズ執筆のお願いをするとき出した条件は,次の5つのことでした。すなわち「@コピーしてすぐ使えるもの,A基礎・基本を充実発展させるもの,Bドリル・ワーク・テストなど多様な内容を入れる,C理論はきわめて少なくすること,D子どもが面白がってやるもの」――こういうものを工夫してほしいと要望しました。
途中で,何度もわたしの所へ電話や手紙でおたずねがきました。わたしなりのイメージはいくつかもっていますが,それを話すとみんな同じようなものになってしまうので,「例えば,こんなこともありますね」という話し方をして,できるだけ各支部が独自の面白いものを作成してくれることを願ったのです。同じものは面白くないし,個性がないではないですか。それに自信ももてないでしょう。できあがったものに。
「市販のテストをすべて買い求めて,その中に全くないものを作るのも1つの方法ですよ」といった支部もありました。原稿をすべて目を通してみて驚きました。わたしの予想以上に「内容がある」「個性がある」「ユニーク」「こんな補充教材があるの?」といったものが多く,その内容は,実に多岐にまたがっており,「さすがわたしが目をつけただけのグループだ」と感心しているところです。
同じ社会にしても,1つとして同じものはありません。理科に至っては実に多種多様な内容が盛り込まれ,しかもやわらかい表現になっています。教科書よりはるかに面白いです。
国語にしても,漢字ドリルばかりになるのではないかと心配していましたが,全くの無用で,これなら1年生でも喜んでやるだろうと自信をもちました。教科書がうすく,内容が減った分,どっさりとドリルを入れ,力をつけようとしてくれたのが要です。イラストも実に工夫して描いてくれました。何よりも内容の工夫が多く,変化に富んでいるところが特徴です。こうして国語・算数・社会・理科と4教科20巻の内容を通してみてみると,教科書の工夫がいかに足りないか,教科書の内容がいかに少ないか考えさせられます。
教科書を中心にして,この基礎的な補充教材として考えたのですが,できあがったものをみると,こちらの方が中心で,教科書の方が補充的教材になるのではないかと思うほど充実しています。イラストなどもプロ級で,江部編集長は,「このままつかえます。うまいですよ」と,しきりに感心していました。わたしは,ひたすら「版権にふれないように,自分たちで書いてください」とお願いしましたが,よく守ってくださいました。
全体的に,内容あり,出色のできばえ,今までにない楽しい内容・形式・変化に富んでいる,それに何よりも「面白い」という特色が20巻それぞれに見え,こんなうれしいことはありません。第2期の原稿もすでに2本,早くもきています。教材・授業開発所の仕事は,ますます忙しくなりそうです。うれしい悲鳴をあげそうです。
研究所の願いを明治図書編集部の江部編集長が聞き入れてくださり,全面的にバックアップしてくれました。そのおかげで,20巻もの本が一度に出せるのです。本当にありがとうございました。
2004年3月 /有田 和正
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- 明治図書