算数科の到達目標と学力保障 第6巻 第6学年編

算数科の到達目標と学力保障 第6巻 第6学年編

投票受付中

学力を保障する授業展開、指導案から定着テストまでを網羅。

現行の学習指導要領や検定教科書をふまえ、到達目標に基づき、6年生としての@概念・法則の獲得、A技能の獲得、B応用力の獲得、という三つの面について示した。また絶対評価の観点から学力保障を明確化した。


復刊時予価: 2,277円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
4-18-673603-0
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 120頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに /横地 清
第T章 分数±分数
―量を背景に通分約分を学ぶ7― /高濱 俊雄
§1 学習内容の意義と概要
§2 授業の展開
§3 実際の指導と展開の重点
§4 評価テスト問題と評価の実際
§5 評価の結果と学力保障対策
第U章 分数×÷分数
―既習事項の活用と数直線の利用― /坂田 登
§1 学習内容の意義と概要
§2 授業の展開
§3 実際の指導と展開の重点
§4 評価テスト問題と評価の実際
§5 評価の結果と学力保障対策
第V章 比とその活用
―スライム作りで学ぶ比― /紫牟田 一彦
§1 学習内容の意義と概要
§2 授業の展開
§3 評価テスト問題と評価の実際
§4 評価の結果と学力保障対策
第W章 確率
―場合の数と確率― /横地 清
§1 発展学習としての場合の数と確率
§2 場合分け
§3 確 率
第X章 体 積
―柱体・錐体の体積― /三浦 和彦
§1 学習内容の意義と概要
§2 授業の展開
§3 実際の指導と展開の重点
§4 評価テスト問題と評価の実際
§5 評価の結果と学力保障対策

はじめに

 この本は『算数科の到達目標と学力保障』全6巻の第6巻(第6学年編)である。

 この巻の内容は,次の2つの方針で執筆されている。

 第1は,現行の学習指導要領や,検定教科書の内容を基本とはするが,それに拘束されることなく,本来の6年生として学習してほしい内容を含めることにした。端的に言って,現行の指導要領や検定教科書の内容は,本来の6年生からいってかなり水準が低い。本来の6年生は,もっと高次の算数を学習できるはずである。この希望が達せられるように内容を選んで執筆した。

 第2は,執筆した各内容について到達目標をはっきりさせたことである。つまり,各内容について,子どもたちの学力が保障されるようにしたことである。細かく言えば,各内容について,次の3方面の学力が保障されるようにした。

 (1) 概念・法則の獲得

 (2) 技能の獲得

 (3) 概念・法則の直接的な応用力,発展的な応用力の獲得

 以上のように,概念・法則;技能;応用の3つの面について到達目標をはっきりさせた。その際,絶対評価の観点から,100点満点のテストを課した際,何点以上の時,学力が保障されたと言えるのか,ここまでを含めて執筆することにした。この水準に達しない子どもについては,改めての学習指導が必要となる。

 もちろん地域により,あるいは,子どもの実態により,こうした水準に変動が生ずるが,その際にも,安易に水準を下げるのではなく,むしろ,水準を高める場合が頻繁に起こると予想している。各単元の執筆者は,それぞれの内容について,実際の授業で確かめて水準が設定されている。

 第T章の「分数±分数」では,まず分数の倍分,約分の意味と計算について丁寧に指導した。特に,分数を大きさのある量として把握させることを優先し,分数テープを活用した。この基礎の上に倍数,約数による機械的な倍分,約分を学習するようにした。この発展として異分母分数間の加減計算に及んだ。執筆には,この方面の研究者の高濱俊雄氏にお願いした。

 第U章「分数×÷分数」では,しばしば見られる面積表示の演算指導は,面積には適当としても,速さ,密度の3用法に伴う分数×÷分数には不適当である。そこで,この章ではできるだけ数直線を活用して,分数×÷分数の計算の意味と計算方法を学習するようにした。執筆には,この方面の研究者の坂田登氏にお願いした。

 第V章「比とその活用」では,できるだけ子ども自身の生きた活動を大切にする学習を展開した。そのため,洗濯糊と水のまぜ具合を体験できるスライム作りを実践した。スライム作りを展開すると,子どもたちは柔らかさや硬さを直接に感触として体験でき,しかもその感触を洗濯糊と水の混合の比と関連づけることができる。改めて言えば,比や比率の意味や計算を,楽しいスライム作りの中で把握することになる。執筆には,この方面の研究者の紫牟田一彦氏にお願いした。

 第W章「確率」では,6年生に相応しく,まず場合分けの数学を展開した。その,場合分けの数学を基礎に確率の概念に及んだ。不幸にして現行学習指導要領や検定教科書では,これらが採用されていない。本書では,この誤りを除き,正規に,6年生が場合分けの数学と確率の概念を学習できるようにした。執筆は私が担当した。

 第X章「体積」では,まず立体の体積の概念を確立させた。続いて,空間におけるカバリエリの原理に及び,この原理を基礎として立体の体積を展開した。平面でのカバリエリの原理は,既に,本シリーズの第5学年編の第V章に詳しく展開されている。この展開の発展として,第X章「体積」を指導されると幸いである。6年生ともなれば,直角柱だけではなく斜角柱が当然の学習内容であり,更に発展して三角錐の学習も必要となる。当然,これら立体の体積が問題にされる。是非,この章を活用し,この方面の学習を進めて頂きたい。執筆には,この方面の研究者の三浦和彦氏にお願いした。


  2004年12月監修者   /横地 清

著者紹介

中込 雄治(なかこみ ゆうじ)著書を検索»

1957年,東京都生まれ,東京学芸大学教育学部卒業,上越教育大学大学院修士課程修了,博士(学校教育学)(兵庫教育大学大学院連合),東京都八王子市立第二中学校,東京都立町田工業高等学校を経て,現在,東京都立南多摩高等学校教諭

横地 清(よこち きよし)著書を検索»

1922年,愛知県生まれ

1945年,東京文理科大学 数学科卒

和光大学・山梨大学・東海大学・各教授を歴任。

現在,北京師範大学・内蒙古師範大学・東北師範大学・華中科技大学の各客員教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ