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- 話すこと・聞くことの指導のアイデア
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- 話し言葉すごろく(高学年)
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- 接続詞を使ったお話に挑戦しよう!
- 宇宙への旅=効果音を生かして=
- キリンの背中で見たものは…
- 大冒険旅行に出かけよう
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- 名前のルーツを話そう
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- 一人二役インタビュー
- タイムスリップでインタビュー
- 方言捜索隊だぞ!
- お味のほどは
- 人生読本を開いて
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- 指令書を探せ
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- ぼくらの環境サミット
- パネルディスカッションに挑戦しよう!
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- ディベートに挑戦しよう!
- 君はどの立場に立つのか
- 新聞を読んで
- ビデオレターを作ろう
- ビデオでレポート
- KJ法に挑戦しよう
- パスポートで世界旅行を
- 音語りを創ろう
- あなたは名アクター
- 台本なしのパネルシアター
- 音声言語単元 学習指導案 題材名『わたしはニュースキャスター』
- 単元設定の意図/ つけたい国語の力/ 授業づくりのポイント/ 指導計画(全八時間/ 本時の目標/ 本時の展開(三次1時)
- 音声言語単元 学習指導案2 題材名『いろいろなスピーチを楽しもう』(TT)
- 単元設定の理由/ つけたい国語の力/ 授業づくりのポイント/ 指導計画(全五時間)/ 本時の目標/ 本時の目標/ 本時の展開/ 【参考】スピーチコース説明書(児童用)
- 学習指導要領における「話すこと」の指導と内容学校
- 学習指導要領における「聞くこと」の指導と内容
- 「話すこと」・「聞くこと」指導による効用
- 「話すこと・聞くこと」の学習形態バリエーション
- 学校生活における「話すこと」「聞くこと」指導の場
- 児童集会・放送朝礼/ 朝の会・帰りの会/ 校内放送(昼の放送)/ ショウ アンド テル/ 読み聞かせ・ストーリー テリング/ ブックトーク/ 一分間スピーチ/ インタビュー/ ディベート/ 小集団学習/ 相互指名・バトンタッチ指名
- おわりに /山本 克
本書推薦のことば
大阪狭山市教育委員会教育長 /岡本 修一
本市、大阪狭山市教育委員会の指導室長兼教育研究室長である山本章氏が、これまで積み重ねてこられた国語科指導の実践的研究の成果を編まれ、上梓された。「大阪話し言葉研究会」に集まる教員の実践を中心に、具体的で実践的な内容にまとめられ、低学年・中学年・高学年の三分冊に編まれ、実践理論の構築を示されたことは、この上なく喜ばしいことである。
私が、山本章氏と出会ったのは、大阪府教育センターで指導主事として活躍しているときである。府内の教員研修の企画・推進をはじめ、専門の国語科教育推進の中心的役割を果たしているときであった。講座の一つを受け持つことになって、氏の国語科教育に対するひたむきさと情熱を知るとともに、優れた執筆論文と出会い、多くのことを学ばさせていただいた。その後、縁あって、共に仕事をすることになったわけだが、きめの細かい研修企画、内容のユニークさは、本市の学校現場の活性化を生み、教職員の研修意欲はいちだんと向上したと思っている。リフレッシュ研修、マネージメント研修、スペシャリスト研修などライフステージに基づいた研修を生み出し、幅広い人脈をもとに多くの優れた講師を集め、研修に参加した教職員から好評を博してきた。
特にきわだっていることは、氏自ら学校現場で授業を行い、実践を通して研修を行うということである。将に実践を通して言葉を生み出すという姿勢である。指導案を書き、教材をつくり、授業をするわけであるから当然説得力を持つ。直接、教員から授業を見せてほしいという要望も強いと聞く。学校現場からの教育改革、それは授業改革から生み出されるものである。それを地でいっているといってよい。私は氏のこのような姿勢に教えられることの多い毎日である。
本書は、学校における「ことばの教育」を音声言語活動の側面から見直そうというねらいのもとに編まれたものである、氏の指導実践、それに共感し、指導を求め、共に磨き合い、高め合いを続けた大阪府内の教員の実践が結実したものである。
とりわけ、氏の主張である、「音声言語による表現活動は、人間教育そのものである」という考えには、大賛成である。かねてから、私は、子どもの言語活動は危機的状況にあると考えていた。学校現場の授業を見る機会が多くあった。教室の中の子どもの声はか細く、自分の思いや願い、物事を筋道立てて話す力はいちだんと弱くなったように思われる。相手の言うこと、あるいは第三者の言うことをきちんと聞いて、的確に理解すること、あいさつに始まり、自分の感想や疑問を伝えたり、意見を述べたりすること、それらを通して相手の気持ちや立場、問題の中心点などに留意しながら議論を続けるように指導することなどが今こそ大切な仕事であると思い続けてきた。こういう話す力、聞く力、話し合う力は、自己表現力といいかえることができるだろうが、この力は、学校内外で、全ての教育活動の中で丁寧に、しかも粘り強く育成することが肝要である。しかも、国語科教育の中で、この指導がより強化されるべきだと考えてきた。文字言語が指導の中心であったことや音声言語の力は自然に習得できるといった偏った考えがあったこと、教材化も含めて具体的な指導法にかかわるむずかしさなどで、今までの国語科教育では十全に成果をあげ得なかったきらいがあったようだ。そうだとすればその一つ一つを反省し、音声言語の側面を重視した「ことばの教育」を今一度見直し、子どもの実態に基づいた指導を丹念に行うべきだと考えている。
本書は、その期待にこたえるものといえる。活動事例の一覧表をはじめ、指導法などがわかりやすく示され、すぐに各々の国語教室に生きるものである。そこには、子どもの実態をつぶさに見つめ、子どもの力を伸ばすための豊かで、確かな眼が随所に輝いているからである。本書が広く教員の手に行き渡り、熟読され、授業研究のために読み返されるならば、小学校の国語科授業が一層充実するにちがいない。
山本章氏を中心とした「話し言葉研究会」のこれまでの研究のご苦労に心から敬意を表しつつ、ご推薦申し上げる。
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- 明治図書