志水流授業理論の実践4
3分間の一斉練習で学力アップ! 中学校数学科「適用問題定着法」

志水流授業理論の実践43分間の一斉練習で学力アップ! 中学校数学科「適用問題定着法」

DVD付き

書評掲載中

スモールステップの一斉指導で「できる」喜びをわかちあう!

主問題の数値や条件を変更した適用問題を、フラッシュカードや小黒板で提示し、一斉指導で練習する「適用問題定着法」を、学年別・単元別に紹介した一冊。「わかる」だけでなく「できる」ことが目に見える授業がここにある! 模擬授業収録のDVD付。


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ISBN:
978-4-18-574412-6
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
中学校
仕様:
B5判 100頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月9日
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目次

もくじの詳細表示

刊行によせて /志水 廣
はじめに /桂本 真司
T 理論編
どの子も「できる」ようになる 志水式「適用問題定着法」
1 志水式「適用問題定着法」とは? /志水 廣
1. 意味が「わかって」も「できる」とは限らない
2. これまでの練習のさせ方に課題がある
3. 「適用問題定着法」とは何か
4. スモールステップでテンポよく―平方根の実践例をもとに―
5. 「適用問題定着法」のよさと実施上の留意点
2 「適用問題定着法」の具体的な実践方法 /桂本 真司
1. 「適用問題定着法」の4つの特徴
2. 「適用問題定着法」の進め方
3. 実施場面と指導の実際
4. いろいろな実施方法と教材例
U 実践編
学年別「適用問題定着法」教材と展開例
[中学1年]
1 正の数,負の数(0より大きい数,小さい数)
2 正の数,負の数(反対の性質)
3 正の数,負の数(絶対値を考える)
4 正の数,負の数(同じ数の積)
5 文字の式(文字式の表し方)
6 文字の式(式の値)
7 文字の式(式を簡単にする)
8 方程式(移項)
9 比例,反比例(xとyの値を求める)
10 比例,反比例(座標を求める)
11 平面図形(中心角とおうぎ形)
12 空間図形(平行,垂直,ねじれの位置の判断)
[中学2年]
1 式を簡単にする(同類項をまとめる)
2 連立方程式(加減法@)
3 連立方程式(加減法A)
4 一次関数(変化の割合が一定であることの発見)
5 一次関数(グラフから傾きを求める@)
6 一次関数(傾きと切片)
7 図形の調べ方(同位角と錯角)
8 図形の調べ方(三角形の内角と外角)
9 図形の調べ方(三角形の合同条件@)
10 図形の調べ方(二等辺三角形)
11 円(円周角と中心角を求める)
[中学3年]
1 多項式(多項式と単項式の乗法)
2 多項式(乗法の公式)
3 多項式(因数分解@)
4 平方根(平方根を求める)
5 平方根(√の中を簡単な数にする)
6 平方根(平方根の乗法,除法)
7 二次方程式(因数分解を使って解く)
8 関数y=ax2 (xとyの値を求める)
9 関数y=ax2 (yの値の最大値と最小値)
10 図形と相似(三角形の相似条件)
11 図形と相似(平行線と線分の比)
12 三平方の定理(辺の長さを求める式を答える)
13 三平方の定理(特別な直角三角形の辺の比)
おわりに /小林 美記代

刊行によせて

 数学の授業では,問題解決,話し合い,そして,振り返りまたは適用問題を練習することになる。このとき,はじめの問題解決では,基本的な主問題の1問だけの問題についての解決であり,その解き方を話し合って理解させたとしても,適用練習ができないことがある。つまり,生徒にとって主問題についての解法は「わかった」けれど,実際の練習問題になると「できる」とは限らないのである。なぜなら,練習問題は,数値が変更されており,生徒によってはそれが障害で乗り越えられないこともあるからである。例えば,式を簡単にする場合,5x+2xという例題に対して,x+xやx−xのようにxの係数が1や分数に変更されて出される練習問題がある。これらのつまずきが練習問題のときに多く現れると,教師による机間指導での個別指導だけではお手上げの状態となる。そこで,考え出されたのが,志水式「適用問題定着法」である。

 これは,本時の主問題で扱った解き方で個別の問題練習に移る前に,一斉指導で適用の練習をするというものである。主問題の数値を変化させたり,条件を変更した問題を一斉に提示したりし,どの生徒もやり方がわかるようにする。提示の仕方は,フラッシュカードによる方法,小黒板による方法,音声で念頭に伝える方法など様々な方法がある。この方法のメリットは,

 第1に,理解の遅い生徒が「できる」ようになる。

 第2に,みんなができていくので,つられてできていく。

 第3に,スモールステップに提示していくことによって,だんだんとわかっていく。

 第4に,3分間くらいの短時間で指導できる。

ということである。

 ところで,この本は,長野県の中学校教諭である桂本真司氏と愛知県の中学校教諭の小林美記代氏との共著で生まれた。桂本氏は,長野県から内地留学生として志水研究室に派遣された。志水とともに多くの学校を訪問し,その中でこの「適用問題定着法」の効果を目の当たりにした。ただし,この方法は簡単なようで難しいことも見てきた。一番の問題点は教材のスモールステップ,生徒の理解形成のスモールステップがつかめていないとこの方法は成功しないことである。そこで,彼は「適用問題定着法」について中学校数学の教材を作った。ねばり強く作った。彼の原案をもとに小林氏とともに練り上げてようやく完成した。

 なお,「適用問題定着法」は,記述だけでは誤解されると困るので,模擬授業のDVDも作って添付した。教師の目の動き,手の動きをよく観察してまねてほしい。ぜひともみなさんの教室で使ってみてほしい。すると,「わかる」ことから「できる」ことが目に見える授業となる。そして,生徒とともに「できる」ことの喜びを分かち合ってほしい。


  2010年6月吉日愛知教育大学教育実践研究科教授   /志水 廣

著者紹介

桂本 真司(かつらもと しんじ)著書を検索»

長野県上伊那郡宮田村宮田中学校教諭

小林 美記代(こばやし みきよ)著書を検索»

愛知県刈谷市立依佐美中学校教諭

志水 廣(しみず ひろし)著書を検索»

愛知教育大学教育実践研究科教授

〈専門〉数学教育学:平たく言えば,算数や数学の教え方を研究している。大学で学部生や大学院生に算数・数学教育の教鞭をとるかたわら,各地の小学校・中学校でコンサルティング(授業参観と指導・示範授業)をしたり,各地の算数・数学の研究会の指導にあたって活動中。授業力アップのための教師塾(志水塾)を開催している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 具体的な授業の場面が挿絵でわかりやすく説明されており、またDVDが付いていて、さらにわかりやすかった。
      2017/6/350代・中学校教諭
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