「考える足場」をつくる算数科授業事例集
学力向上をめざす授業プラン

「考える足場」をつくる算数科授業事例集学力向上をめざす授業プラン

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「考える足場」づくりとは、見通しを持ち安心して問題解決に取り組めるように、その問題解決に役立つ基礎的な知識を共有する作業である。本書は「考える足場」を生かした全国の授業実践事例を集めたものであり、学力向上をめざす算数授業づくりの手引き書となっている。


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ISBN:
978-4-18-570118-1
ジャンル:
算数・数学
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 「考える足場」をつくる算数授業とは
1.「考える足場」をつくる算数授業のQ&A
2.「考える足場」をつくる算数授業でどんな力を育てるのか?
(1) 論理的に考える力を育てる授業
(2) 発展的に考える力を育てる授業
(3) 読み取ったり,表現したりする力を育てる授業
3.「考える足場」をつくる算数授業の進め方
(1) 何を足場とするか?
(2) 授業の進め方
(3) 板書計画の仕方
第2章 「考える足場」をつくる算数授業の実践事例
【1学年の実践】
(1) くりあがりの仕方をいろいろに考えて――「くりあがりのあるたし算」――
本時の指導目標
本時の主問題
本時の足場と設定意図
足場の展開方法
本時の指導展開構想
板書計画
授業設計のポイント
(2) 100までの大きな数を数えよう――「大きな数」――
(3) ちがいがわかるように,○をかいてかんがえよう――「おおいほう すくないほう」――
(4) なんばんめの問題を考えよう――「ものと ひとの かず」――
【2学年の実践】
(5) テープ図をみて,いろいろなもんだいをつくろう――「かくれた数はいくつ」――
(6) 100より大きい数からひくひき算のしかたを考えよう――「ひっさんのしかたを考えよう」――
(7) 3の段の九九をつくろう――「あたらしい計算をかんがえよう」――
(8) 「だん合わせのわざ」でいろいろなだんをつくろう――「九九のきまり」――
【3学年の実践】
(9) 3けたのたし算の計算の仕方を考えよう――「たし算とひき算の筆算」――
(10) わる数とあまりの大きさの関係を考えよう――「あまりのあるわり算」――
(11) 習った計算を生かして,何十をかける計算の仕方を考えよう――「2けたをかけるかけ算の筆算」――
(12) 重さのはかりかたをいろいろ考えよう――「重さをしらべよう」――
【4学年の実践】
(13) 分数を数直線に表して考えよう――「分数」――
(14) 半回転や一回転の角を理解し,180°より大きい角のはかり方を工夫しよう――「角とその大きさ」――
(15) 面積をいろいろな方法で求めよう――「面積」――
(16) 伴って変わる数量の関係について,変わり方のきまりを見つけよう――「変わり方」――
(17) 二つのことがらが一度にわかる表をつくろう――「調べ方と整理の仕方」――
(18) 何倍の問題を図をかいて解こう――「整数倍」――
【5学年の実践】
(19) 小数÷整数の計算の仕方を考えよう――「小数×整数,小数÷整数」――
(20) 三角形の角の和を使って多角形の角の和を求めよう――「三角形・四角形の角」――
(21) 台形の面積の求め方をいろいろに考えよう――「三角形・四角形の面積の求め方を考えよう」――
(22) 直径と円周のきまりを見つけよう――「円をくわしく調べよう」――
(23) くらべ方を考えよう――「割合」――
【6学年の実践】
(24) 整数の性質を調べよう――「倍数と公倍数」――
(25) 単位分数でわるわり算を考えよう――「さらに分数のかけ算とわり算を考えよう」――
(26) L字型の立体の体積を工夫して求めよう――「体積」――
(27) ならした大きさについて調べよう――「平均」――
(28) 比例の性質を使って考えよう――「比例」――

はじめに

 本書は,「考える足場」をつくる算数授業の実践を集めた本としては2冊目である。1冊目は八戸市立長者小学校の算数の授業実践を収録して,平成18年9月に刊行された『「考える足場」をつくる算数科授業の創造』(明治図書)である。本書は1冊目の刊行以後,全国各地の小学校で実践された優れた授業実践事例を集め,学力向上をめざした算数授業づくりの指導の手引き書になるものとしてつくられている。

 算数科の指導では思考力の育成のための指導が大切にされている。思考力の育成の立場から「論理的に考える力」や「発展的に考える力」はいずれも重要である。前者については,演繹的な考え,帰納的な考え,類推的な考えが代表的である。後者については,問題で扱われる数の範囲を拡張したり,条件を変更したりして発展問題を考えたり,観点を変更して別解を考えたりすることである。また,問題場面の意味や他人の考え方を読み取ったり,自らの考えを説明したり,問題場面を表現したりすることも思考力を育てる上で欠かせない。

 本書では,「考える足場」の授業で育てたい力を「論理的に考える力」,「発展的に考える力」,「読み取ったり,表現したりする力」に絞り,取り上げる授業事例はいずれかの力を育てることに焦点をあて,思考力を育てる授業づくりのあり方を明らかにしている。

 本書に収録している事例は,実際に授業実践されたものにもとづいて再構成されたものである。実践編は,事例ごとに「本時の指導目標」,「本時の主問題」,「本時の足場と設定意図」,「足場の展開方法」,「本時の指導展開構想」,「板書計画」,「授業設計のポイント」の見出しでわかりやすく構成している。これは,この事例をもとに他の指導内容の授業づくりにも役立つようにしたいという考えからである。特に「本時の指導展開構想」では,思考力を育てるための大切な発問・指示には波線をひき,発問・指示の意図を明記したので,考え方の指導を意図した授業づくりの参考にしてほしい。

 本書が「足場をつくる」算数授業づくりの参考書となり,全国で一層「考える足場」をつくる授業が広がっていくことを期待している。

 最後になりましたが,編集部の石塚嘉典氏,五十嵐裕氏には本書の企画および編集において大変お世話になりました。ありがとうございました。


  平成19年10月13日   横浜国立大学教育人間科学部教授 /石田 淳一

著者紹介

石田 淳一(いしだ じゅんいち)著書を検索»

1954年,小田原市生まれ,京都大学教育学部卒,筑波大学大学院教育研究科修了,同教育学研究科中退後,愛知教育大学助教授,筑波大学講師を経て,現在横浜国立大学教育人間科学部教授。学術博士。2002年度英国オックスフォード・ブルックス大にて在外研究。全国各地の小学校で指導講演を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 具体例が分かりやすく、すぐに活用できる。また、多学年のしりょうがあり、毎年活用できる。
      2015/10/1850代・小学校管理職
    • 実践例ということで,現在担任する学年の授業にすぐに活かすことができる点がとても良いです。また,各学年の実践例もあるので,校内研究で事例紹介をするときの参考にもなります。
      2015/6/15マルゴ

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