志水メソッドによる算数の授業づくり
どの子も「わかる」「できる」授業

志水メソッドによる算数の授業づくりどの子も「わかる」「できる」授業

好評2刷

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どの子もわかるようになる志水メソッドの理論と実践を紹介

志水メソッドとは何か。算数数学の授業について、○つけ法・意味付け復唱法をはじめとする指導方法・技術である。本書は、志水による○つけ法・意味付け復唱法の理論的な背景と志水メソッドを活用している実践者による報告をまとめたものである。


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ISBN:
978-4-18-539419-2
ジャンル:
算数・数学
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2020年3月31日
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
第T章 「愛」で育てる算数の授業
第U章 志水メソッドの理論
1 問題解決型授業を促進する○つけ法・意味付け復唱法
1 授業空間は,教師と子どもとの共創である
2 ○つけ法に対する社会的認知の現状
3 「志水式○つけ法」の特徴と問題解決型授業との関連
2 コミュニケーションを促進する意味付け復唱法
1 意味付け復唱法とは何か
2 まずは,キャッチ&リスポンス能力から
3 CR研究の経過と研究成果
4 意味付け復唱法の提案
5 教師による復唱,子どもにさせる復唱
6 意味付け復唱法の簡潔版:正四面体原理
7 意味付け復唱法による展開例
8 発言を取り上げるべきか,流すべきか
9 意味付け復唱法の効果
10 言語力育成に向けて
3 志水メソッド流の教材研究について
1 教材研究は教科書研究から
2 教科書を細部研究しよう
3 教材研究の手続き
4 実際の教材について考える
5 本時のねらいについて考える
6 研究授業の作り方
第V章 志水メソッドの実践
1 自力解決における○つけ法とその習得のための研修プログラム
1 自力解決の○つけ法のねらい
2 自力解決の○つけ法の難しさ
3 自力解決の○つけ法の効果的な方法〜ピンポイントの○つけ法〜
4 ピンポイントの○つけ法の効果
5 ピンポイントの○つけ法の実際
6 ピンポイントの○つけ法習得のための研修プログラム
2 「かかわり合い」のある授業づくり
1 「かかわり合い」のある算数授業とは
2 算数の本質をつかむ
3 指導技術の向上
4 「かかわり合い」の仕方を教える
5 積極的に自己研鑽する
3 学ぶ意欲を高め,自ら課題を追究する子どもの育成
1 めざす子ども像と研究仮説
2 研究の方針
3 研究の方法
4 研究の成果
4 学び合う授業,高め合う学級を目指して
1 学び合う授業のために
5 「本読み計算」の実践
1 なぜ「本読み計算」が必要だったか
2 実践上の工夫点
3 「本読み計算」の成果
4 「本読み計算」のワークシート例
第W章 内地留学研修生の声
1 30,40代の教師の悩みに答える志水メソッド
1 30代,40代の教師が抱える悩みや課題
2 志水式授業論
3 愛のある授業
2 肯定的にとらえる物の見方
1 授業を通して考えたこと
2 全国各地の先生方から学んだこと
志水廣に関する情報

はじめに

 志水メソッドとは何か。算数数学の授業について,〇つけ法・意味付け復唱法をはじめとする指導方法・技術である。では,なぜ,私の研究は,ここに行き着いたか。私は,学級の全ての子どもに算数が「わかる」「できる」ようになってほしいと願って研究してきた。〇つけ法や意味付け復唱法は,「わかる」「できる」ことを支援する強力な道具であるからだ。その意味するところは,子どもの思考の外化を促し,外化されたものに対して評価と指導が一体化してできるからである。言い換えると,「確認」と「見届ける」ことを保障するからである。しかも,〇をつけると子どもは本当に喜ぶ。意味付け復唱法を使うと,子どもの発言の真意がわかる。これらは教師にとっての喜びでもある。

 また,問題解決型の授業を構成するためにも,これらの方法が有効だと考えている。新学習指導要領では,思考力・判断力・表現力の育成を掲げているが,〇つけ法・意味付け復唱法はこれらに十分役立つ方法である。〇つけ法は思考力の源である自力解決を促し,意味付け復唱法は表現力を育成し,コミュニケーションを促していくからである。

 ところで,私は,授業力を次の公式で定義している。

授業力={(教材把握力)×(子ども把握力)×(指導技術力)}×(精神エネルギー)

 この4つの要素があること,しかもかけ算であることの意味を考えてほしい。上のうち一つでも低い数値だと授業力は低くなってしまう。だから,バランスよく伸ばすことが必要である。

 〇つけ法や意味付け復唱法は単なる技術ではない。上の公式から考えても技術だけでは授業は成立しない。確かな教材把握力,子ども把握力があって,また愛で育てる精神エネルギーがあってこそ実を結ぶものである。

 本書では,志水による〇つけ法・意味付け復唱法の理論的な背景と志水メソッドを活用している実践者による報告をまとめたものである。

 できるだけ最近の成果を取り入れて執筆・編集した。

 立場上,多くの教師の授業を参観し指導している。年間200本は見る。

 この人たちが,少しずつ〇つけ法や意味付け復唱法を取り入れて,教師の授業力が伸びていく,子どもの問題解決力・表現力が伸びていくことを見てきた。私にとってとても嬉しいことである。

 この本のベースになったのは,愛知教育大学公開講座である。毎年,6月に実施し,全国から福岡から茨城まで広範囲にわたって土日の2日間の講座に130名近くの方が集まる。地元よりも県外の方の方が多いのが特徴である。内容は,志水メソッドについて講話を中心にして実施している。第T章は,この講話がとてもわかりやすかったので,これを加筆,修正してまとめた。第U章は,志水による最近の研究の成果を述べた。〇つけ法・意味付け復唱法についてさらに理解が深まるものと言える。内容的に第T章と重複する箇所があるが,大事な事柄なのであえて削除しなかった。第V章は,志水メソッドの実践報告である。ベースは,公開講座のゲストの講師による研究実践報告である。第W章は長野県からの内地留学生である柳澤友孝氏,桂本真司氏の声である。志水の普段着の様子がわかる。

 この本では編集部にお願いして,特別にDVDを付録としてつけることにした。〇つけ法・意味付け復唱法をわかりやすく志水自身が語ったものである。ぜひともご利用いただきたい。

 最後になったが,この本を作るにあたっては,長野県からの内地留学生であった柳澤友孝氏並びに桂本真司氏にはご協力いただいた。両氏に感謝の意を表したい。


  平成21年1月   愛知教育大学教職大学院 /志水 廣

著者紹介

志水 廣(しみず ひろし)著書を検索»

愛知教育大学教職大学院教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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