「確かな学力」を育てる算数授業72選 1〜3年編
研究授業・授業参観 これでOK!

「確かな学力」を育てる算数授業72選 1〜3年編研究授業・授業参観 これでOK!

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○つけ法の授業展開を図解と吹き出しでわかりやすく解説。

確かな算数の力をつけるために、72の指導例を示した。すべての事例は、「志水式○つけ法」の実践例でもある。「できていない・できそうだ・できつつある・できた」の段階に応じて助言するという、評価と指導が一体化したもので、多くの成果をあげている。


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ISBN:
4-18-530610-5
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 176頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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はじめに /志水 廣
刊行のことば /江村 力
第T章 算数の学力アップに向けて
1 学力向上のデータ
2 算数教師の授業力アップをめざして
(1) 授業力とは何か
(2) 授業力アップのための手だて
(3) 今一番,お勧めな方法は
3 ○つけ法について
(1) ○つけ法とは何か
(2) ○つけ法のポイント
(3) ○つけ法の実施状況
(4) ○つけ法の効果の理由
4 意味付け復唱法について
(1) 意味付け復唱法とは何か
(2) 認知科学では
(3) 復唱法の具体的な方法
5 志水式音声計算練習法
第U章 授業展開例 72選
【第1学年 24選】
1 本時の問題  2 算数的活動と指導のポイント 〈数学的な考え方〉の評価の観点
(1) かずと すうじ 変身くるくるゲームをしよう
(2) かずと すうじ ねずみさんを応援しよう
(3) なんばんめ アイスクリームやさんごっこをしよう
(4) いくつと いくつ 「7になあれ」ゲームをしよう
(5) いくつと いくつ 10の合成・分解を身につけよう
(6) ふえたり へったり エレベーターごっこをしよう
(7) あわせて いくつ ふえると いくつ 数図ブロックをあわせよう
(8) あわせて いくつ ふえると いくつ 「増えるといくつ」を式に表そう
(9) のこりは いくつ ちがいは いくつ 数図ブロックで「のこり」を考えよう
(10) のこりは いくつ ちがいは いくつ いくつ多いかを式で表そう
(11) 10より おおきい かず 10をこえる数を数えよう
(12) 10より おおきい かず カードゲームをしよう
(13) ながさくらべ 2つの長さを比べよう
(14) 3つの かずの けいさん 1つの式で計算しよう
(15) たしざん 声を出して計算しよう
(16) たしざん いくつといくつに分けて計算しよう
(17) ひきざん 計算の仕方を説明しよう
(18) ひきざん 正しく計算しよう
(19) たすのかな ひくのかな 式を正しく立てよう
(20) 0の たしざんと ひきざん 得点のちがいを考えよう
(21) ものと ひとの かず 変身させて答えを出そう
(22) 大きい かず 数字カードで「並びっこゲーム」をしよう
(23) おおい ほう すくない ほう 多い方を求めよう
(24) おおい ほう すくない ほう 問題の関係をとらえよう
【第2学年 24選】
1 本時の問題  2 算数的活動と指導のポイント 〈数学的な考え方〉の評価の観点
(1) ひょう・グラフと とけい 好きな遊びを調べよう
(2) たし算と ひき算 数え棒を使って考えよう
(3) たし算と ひき算 計算の仕方を考えよう
(4) 長さ はがきの縦の長さを測ろう
(5) 長さ 長さの計算を考えよう
(6) たし算と ひき算の ひっ算(1) 数え棒を使って繰り上がりを考えよう
(7) かくれた 数は いくつ テープ図をかいて考えよう
(8) 1000までの 数 3位数の表し方を考えよう
(9) 1000までの 数 10を単位として考えよう
(10) 形づくり 点を直線でつなごう
(11) ふえたり へったり まとめて考えよう
(12) たし算と ひき算の ひっ算(2) 数え棒で繰り上がりを考えよう
(13) たし算と ひき算の ひっ算(3) 3口のたし算を考えよう
(14) かけ算(1) 基準量のいくつ分で考えよう
(15) かけ算(2) 6の段の九九を使いこなそう
(16) かけ算(3) 図を使って2段階の問題を考えよう
(17) 三角形と 四角形 三角形や四角形に分けよう
(18) 三角形と 四角形 紙を切って三角形や四角形をつくろう
(19) 九九の きまり 九九の答えの並び方を調べよう
(20) 九九の きまり 答えが同じになるかけ算をみつけよう
(21) ちがいを みて 2段のテープ図を見て考えよう
(22) ちがいを みて 2段のテープ図をかいて考えよう
(23) 10000までの 数 100を単位として考えよう
(24) 10000までの 数 数の直線を見て考えよう
【第3学年 24選】
1 本時の問題 2 算数的活動と指導のポイント 〈数学的な考え方〉の評価の観点
(1) 時こくと時間 時計を使って考えよう
(2) 九九の表とかけ算 九九の表を使って考えよう
(3) わり算 テープ図を使って考えよう
(4) わり算 絵や図を使って考えよう
(5) かくれた数はいくつ(1) 線分図をかいて考えよう
(6) かさ どちらがたくさん入るか調べよう
(7) たし算とひき算の筆算 数え棒で繰り下がりを考えよう
(8) たし算とひき算の筆算 百の位から繰り下げよう
(9) かくれた数はいくつ(2) 線分図を使って考えよう
(10) 長い長さ 巻尺を使って測ろう
(11) たし算とひき算 数字カードを使って暗算の仕方を考えよう
(12) あまりのあるわり算 数図ブロックを使って考えよう
(13) あまりのあるわり算 あまりの処理を考えよう
(14) 長方形と正方形 方眼紙にかこう
(15) 何倍になるのかな 関係図や線分図を使って考えよう
(16) 1けたをかけるかけ算の筆算 筆算の仕方を考えよう
(17) 1けたをかけるかけ算の筆算 (3位数)×(1位数)を考えよう
(18) 一万をこえる数 数のしくみを考えよう
(19) べつべつに,いっしょに まとまりを図や絵に表そう
(20) 表とグラフ 表を1つにまとめよう
(21) はこの形 ひごを使って箱をつくろう
(22) 2けたをかけるかけ算の筆算 何十をかける計算を考えよう
(23) 2けたをかけるかけ算の筆算 声を出して計算しよう
(24) 重さ 算数の本の重さをはかろう
執筆を終えて /蜂須賀 渉

はじめに

 この本は,私と岡崎の算数・数学部のメンバーとの協議の中から生まれてきました。

 具体的には,雑誌『楽しい算数の授業』の連載を3年間続けたことの産物です。1年目の連載については,『算数授業力アップ!36選,1〜3年編,4〜6年編』(明治図書)として2003年に出版いたしました。

 今回,2年目,3年目の連載の内容を大幅にリニューアルして作ることができました。上の本とは内容の重複はありません。

 この間,世の中は学力向上に向けて動きだしています。よって,書名を『「確かな学力」を育てる算数授業』として72事例もの指導の工夫をのせるようにしました。内容を見ていただくとわかりますが,事例ごとに「○つけ法」の具体的な場面がのせてある貴重な本です。また,数学的な考え方の評価についてもA,Bの項目を示すことができました。

 さらに,私は,最近のお勧めである「○つけ法」「意味付け復唱法」「音声計算練習法」などについて第T章に書き起こしました。

 この本の内容を振り返ってみますと,毎月,算数・数学部のメンバーが集まって協議したことを思い起こします。つまり,長年にわたる私の算数教育の知恵とメンバーの実践例との討議によって生まれてきました。私にとっては宝物です。メンバーの皆さん,ご苦労さまでした。

 会の運営は,蜂須賀渉先生が精力的にしてくれました。また,この度の本の編集も彼の力が大きいのです。本当にありがとうございました。よって,編集にお名前をのせさせていただきました。

 確かな学力を育てるノウハウがいっぱい詰まっている本です。ぜひ,活用して下さい。


  2005年11月   愛知教育大学 /志水 廣

著者紹介

志水 廣(しみず ひろし)著書を検索»

 1952年神戸市生まれ。1974年大阪教育大学卒業,同年,神戸市立小学校に勤務。1983年兵庫教育大学大学院修了(数学教育学専攻)。再び,神戸市立小学校に勤務。1985年筑波大学附属小学校教諭,1992年愛知教育大学助教授,2001年同大学数学教育講座教授

 日数教愛知大会(2002年)実行委員長,新算数教育研究会理事,愛知教育大学数学教育学会理事,国立教育政策研究所:評価の規準作成委員(小学校・算数科)

蜂須賀 渉(はちすか わたる)著書を検索»

 1959年愛知県生まれ。1982年愛知教育大学数学科卒業。同年より,愛知県岡崎市立小学校,及び中学校に勤務。1995年より,奈良女子大学附属小学校教諭。2001年より,再び愛知県岡崎市立小学校,及び中学校に勤務。2005年愛知県教育委員会西三河教育事務所指導主事

岡崎市算数・数学教育研究部著書を検索»

 愛知県岡崎市内の小・中学校教師約160 名で組織している。毎月1回,平日の夕方に定例会をもつ。1960年の発足以来,教科書研究,教材研究,授業研究を継続して行う。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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