- はじめに /志水 廣
- 刊行のことば /江村 力
- 第T章 算数の学力アップに向けて
- 1 学力向上のデータ
- 2 算数教師の授業力アップをめざして
- (1) 授業力とは何か
- (2) 授業力アップのための手だて
- (3) 今一番,お勧めな方法は
- 3 ○つけ法について
- (1) ○つけ法とは何か
- (2) ○つけ法のポイント
- (3) ○つけ法の実施状況
- (4) ○つけ法の効果の理由
- 4 意味付け復唱法について
- (1) 意味付け復唱法とは何か
- (2) 認知科学では
- (3) 復唱法の具体的な方法
- 5 志水式音声計算練習法
- 第U章 授業展開例 72選
- 【第1学年 24選】
- 1 本時の問題 2 算数的活動と指導のポイント 〈数学的な考え方〉の評価の観点
- (1) かずと すうじ 変身くるくるゲームをしよう
- (2) かずと すうじ ねずみさんを応援しよう
- (3) なんばんめ アイスクリームやさんごっこをしよう
- (4) いくつと いくつ 「7になあれ」ゲームをしよう
- (5) いくつと いくつ 10の合成・分解を身につけよう
- (6) ふえたり へったり エレベーターごっこをしよう
- (7) あわせて いくつ ふえると いくつ 数図ブロックをあわせよう
- (8) あわせて いくつ ふえると いくつ 「増えるといくつ」を式に表そう
- (9) のこりは いくつ ちがいは いくつ 数図ブロックで「のこり」を考えよう
- (10) のこりは いくつ ちがいは いくつ いくつ多いかを式で表そう
- (11) 10より おおきい かず 10をこえる数を数えよう
- (12) 10より おおきい かず カードゲームをしよう
- (13) ながさくらべ 2つの長さを比べよう
- (14) 3つの かずの けいさん 1つの式で計算しよう
- (15) たしざん 声を出して計算しよう
- (16) たしざん いくつといくつに分けて計算しよう
- (17) ひきざん 計算の仕方を説明しよう
- (18) ひきざん 正しく計算しよう
- (19) たすのかな ひくのかな 式を正しく立てよう
- (20) 0の たしざんと ひきざん 得点のちがいを考えよう
- (21) ものと ひとの かず 変身させて答えを出そう
- (22) 大きい かず 数字カードで「並びっこゲーム」をしよう
- (23) おおい ほう すくない ほう 多い方を求めよう
- (24) おおい ほう すくない ほう 問題の関係をとらえよう
- 【第2学年 24選】
- 1 本時の問題 2 算数的活動と指導のポイント 〈数学的な考え方〉の評価の観点
- (1) ひょう・グラフと とけい 好きな遊びを調べよう
- (2) たし算と ひき算 数え棒を使って考えよう
- (3) たし算と ひき算 計算の仕方を考えよう
- (4) 長さ はがきの縦の長さを測ろう
- (5) 長さ 長さの計算を考えよう
- (6) たし算と ひき算の ひっ算(1) 数え棒を使って繰り上がりを考えよう
- (7) かくれた 数は いくつ テープ図をかいて考えよう
- (8) 1000までの 数 3位数の表し方を考えよう
- (9) 1000までの 数 10を単位として考えよう
- (10) 形づくり 点を直線でつなごう
- (11) ふえたり へったり まとめて考えよう
- (12) たし算と ひき算の ひっ算(2) 数え棒で繰り上がりを考えよう
- (13) たし算と ひき算の ひっ算(3) 3口のたし算を考えよう
- (14) かけ算(1) 基準量のいくつ分で考えよう
- (15) かけ算(2) 6の段の九九を使いこなそう
- (16) かけ算(3) 図を使って2段階の問題を考えよう
- (17) 三角形と 四角形 三角形や四角形に分けよう
- (18) 三角形と 四角形 紙を切って三角形や四角形をつくろう
- (19) 九九の きまり 九九の答えの並び方を調べよう
- (20) 九九の きまり 答えが同じになるかけ算をみつけよう
- (21) ちがいを みて 2段のテープ図を見て考えよう
- (22) ちがいを みて 2段のテープ図をかいて考えよう
- (23) 10000までの 数 100を単位として考えよう
- (24) 10000までの 数 数の直線を見て考えよう
- 【第3学年 24選】
- 1 本時の問題 2 算数的活動と指導のポイント 〈数学的な考え方〉の評価の観点
- (1) 時こくと時間 時計を使って考えよう
- (2) 九九の表とかけ算 九九の表を使って考えよう
- (3) わり算 テープ図を使って考えよう
- (4) わり算 絵や図を使って考えよう
- (5) かくれた数はいくつ(1) 線分図をかいて考えよう
- (6) かさ どちらがたくさん入るか調べよう
- (7) たし算とひき算の筆算 数え棒で繰り下がりを考えよう
- (8) たし算とひき算の筆算 百の位から繰り下げよう
- (9) かくれた数はいくつ(2) 線分図を使って考えよう
- (10) 長い長さ 巻尺を使って測ろう
- (11) たし算とひき算 数字カードを使って暗算の仕方を考えよう
- (12) あまりのあるわり算 数図ブロックを使って考えよう
- (13) あまりのあるわり算 あまりの処理を考えよう
- (14) 長方形と正方形 方眼紙にかこう
- (15) 何倍になるのかな 関係図や線分図を使って考えよう
- (16) 1けたをかけるかけ算の筆算 筆算の仕方を考えよう
- (17) 1けたをかけるかけ算の筆算 (3位数)×(1位数)を考えよう
- (18) 一万をこえる数 数のしくみを考えよう
- (19) べつべつに,いっしょに まとまりを図や絵に表そう
- (20) 表とグラフ 表を1つにまとめよう
- (21) はこの形 ひごを使って箱をつくろう
- (22) 2けたをかけるかけ算の筆算 何十をかける計算を考えよう
- (23) 2けたをかけるかけ算の筆算 声を出して計算しよう
- (24) 重さ 算数の本の重さをはかろう
- 執筆を終えて /蜂須賀 渉
はじめに
この本は,私と岡崎の算数・数学部のメンバーとの協議の中から生まれてきました。
具体的には,雑誌『楽しい算数の授業』の連載を3年間続けたことの産物です。1年目の連載については,『算数授業力アップ!36選,1〜3年編,4〜6年編』(明治図書)として2003年に出版いたしました。
今回,2年目,3年目の連載の内容を大幅にリニューアルして作ることができました。上の本とは内容の重複はありません。
この間,世の中は学力向上に向けて動きだしています。よって,書名を『「確かな学力」を育てる算数授業』として72事例もの指導の工夫をのせるようにしました。内容を見ていただくとわかりますが,事例ごとに「○つけ法」の具体的な場面がのせてある貴重な本です。また,数学的な考え方の評価についてもA,Bの項目を示すことができました。
さらに,私は,最近のお勧めである「○つけ法」「意味付け復唱法」「音声計算練習法」などについて第T章に書き起こしました。
この本の内容を振り返ってみますと,毎月,算数・数学部のメンバーが集まって協議したことを思い起こします。つまり,長年にわたる私の算数教育の知恵とメンバーの実践例との討議によって生まれてきました。私にとっては宝物です。メンバーの皆さん,ご苦労さまでした。
会の運営は,蜂須賀渉先生が精力的にしてくれました。また,この度の本の編集も彼の力が大きいのです。本当にありがとうございました。よって,編集にお名前をのせさせていただきました。
確かな学力を育てるノウハウがいっぱい詰まっている本です。ぜひ,活用して下さい。
2005年11月 愛知教育大学 /志水 廣
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- 明治図書