算数科・新しい授業づくり11
えっ?子どもってこんなふうに考えるの?
子どもの考えを生かす算数授業

算数科・新しい授業づくり11えっ?子どもってこんなふうに考えるの?子どもの考えを生かす算数授業

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子どもと教師の視点のズレを認識することで授業力が鍛えられる。

授業がうまくいためには、教える内容についての教材研究だけではなく、子どもの反応を予想することも重要です。本書では子どもの反応をタイプ別にまとめ、これらのタイプにはどう対応すればよいか、実際の授業実践を示しながら紹介します。


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ISBN:
4-18-517320-2
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 176頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 えっ?子どもってこんなふうに考えるの?
1 子どもの反応を予想する
2 「どう判断したらよいのかが分からないような反応」に対して
3 「明らかに誤答であると分かる反応」に対して
4 「こちらが期待した以上の反応」に対して
第2章 1年生の実践編
1 じんとりゲームだね!(いくつといくつ)
2 しきってなあに?(たし算)
3 9の次は,1を調べるよ!(ひき算)
4 「にているかたち」ってどういうこと?(かたち)
5 おかしいな,あわないよ!(たし算とひき算)
6 きえちゃうの?(なんばんめ)
Ωちょっとひと息
第3章 2年生の実践編
1 ひっさんに○をかけばいい!(ひき算のひっ算)
2 きれいだね!(形づくり)
3 なんにんいるの(たし算とひき算)
4 1本でできるよ(たし算とひき算)
5 また半分!またまた半分!!(長さ)
6 いろいろな21(かけ算)
Ωちょっとひと息
第4章 3年生の実践編
1 41この1こはどこ?(かけ算)
2 先生,かんたんに勝てるよ!(かけ算)
3 プールの水って重いんだね!(水のかさ・重さ)
4 このグラフ,私が発明したよ!(表とグラフ)
5 答えが見えるよ!(2けたのかけ算)
Ωちょっとひと息
第5章 4年生の実践編
1 え,こんなに考えるの?(角)
2 広さは長さで比べられるの?(面積)
3 式を形で表すよさって何?(式と計算)
4 たてでもいいの?(ともなって変わる量)
5 2じゃないの?(空間座標)
Ωちょつとひと息
第6章 5年生の実践編
1 全部で何通りできるのかな?(小数と整数)
2 『1=0.999…』でいいのかな?(分数と小数)
3 それじゃあ,円じゃないよ(円周)
4 もとの形は円(円の面積)
5 それじゃあ下手になっちゃうよ?(割合)
6 九九81の1は?(きまりを見つけて)
Ωちょっとひと息
第7章 6年生の実践編
1 50を分けると(倍数と約数)
2 直方体の展開図は何種類?(いろいろな立体)
3 他の計算のしかたもあるよ(平均)
4 □等分ならできそうだぞ!(きまりを見つける)
5 ななめにたしてもできるよ(きまりを見つける)
6 カレンダーを使って(きまりを見つける)
Ωちょっとひと息
あとがき
執筆者および執筆項目

まえがき

 この本は,『楽しい算数の授業』(明治図書)に平成14年度の1年間に連載した「予期しない子どもの発言にどう対応するか―子どもの反応に戸惑うとき―」を元にまとめたものです。

 東京の私学算数部には,「子どもの目研究会」があります。この「子どもの目研究会」では,毎月一度集まって,予期しない子どもの反応にどう対応していけばよいのか,どう対応すればよかったのかを実践記録を持ち寄りながら話し合っております。先述の連載は,この「子どもの目研究会」で話し合われたものを載せたものです。

 私たちは授業を始める前に,この授業では,子どもはこんな考えを示すなどと教材研究をします。何を教えるかだけを教材研究して授業に臨むよりも,子どもの反応も予想しながら授業に臨むほうがはるかにいい授業が行えるからです。

 しかし,実際に授業をすると,その予想通りにはいかずに,どう対応したらよいか分からず子どもの考えを無視したり,立ち往生してしまったりすることがあります。

 授業における教師の役割の一つには,子どもの考えを受けとめて生かすことが挙げられます。そうした授業が重ねられるにつれて,子どもたちは授業に意欲的に参加するようになります。

 この本を通して,「子どもってこんなふうに考えるのか。」とか,「このような子どもの反応に対しては,こんなふうに生かせばよいのか。」などと考えるきっかけをつかんでいただければ光栄です。

 なお,出版にあたり編集部の石塚様,真鍋様には最後まで温かい励ましの言葉を頂いたことに感謝いたします。

 また,今までに私達にご指導くださった私学算数部の先輩の先生方や私学の研修会などでご指導くださった先生方に感謝いたします。


  2004年5月   編者 /島田 功

著者紹介

東京私学算数部・子どもの目研究会著書を検索»

1998年4月に,東京の私学算数部所属の研究会として発足しました。授業での子どもの目と教師の目のずれをテーマに,日々の授業を振り返ってみることを主なねらいとして活動してきました。

「予期せぬ子どもの反応にどう対応するのか」というテーマで『楽しい算数の授業』2002年4月〜2003年3月(明治図書)に連載。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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