数学的活動を楽しむ授業づくり2おもしろかった授業生徒が意欲をもてる課題集

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数学の授業を面白くするには生徒が課題解決の追究に一生懸命になれる課題のよさが重要。研究会で集めた「面白かった授業」の実践事例から中1・2・3・選択の29例を紹介


復刊時予価: 2,673円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-503722-8
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

1年
1 Dは何勝何敗?
2 弦の中で直径が長いのはなぜ?
3 中点の作図は垂直二等分線だけ?
4 1組の三角定規で15度の角の作り方を見つけよう
5 ねじれの位置って?
2年
6 知ってると便利だね  7と11の倍数の見分け方
7 不思議な数列1  どうしてわかるの?
8 平行線と角  点が動くと?
9 どう組み合わせる?  直角三角形の合同
10 真ん中はどこ?
11 ジェットコースターと数学って関係あるの?
12 何と何が関係あるの?
13 シミュレーションすると
3年
14 どうやって数えるの?
15 面積が6cm2の正方形って?
16 考えやすいのは? 平方根の大小
17 文字ってすごいな〜!
18 電卓の計算ってほんとうなの? 小数第10位の数は?
19 1÷13577は無理数?
20 不思議な数列2  どうしてそうなるの?
21 えっ,答えが違う?
選択
22 重心を通る直線は三角形を等分する?
23 作図っていろいろあるね!
24 3人で仲よく分けるには?
25 おもしろい道具があるよ 角を3等分する
26 コピー用紙で四面体を作ると
27 円の交点が動くと何が変わる?
28 コンピュータってすごいな!
29 グラフから何がいえる?

発刊にあたって

 新学習指導要領では,「数学的活動の楽しさを知る」を目標に掲げ数学的活動を重視しております。これは,数学の授業をおもしろくして,生徒が生き生きと積極的に取り組めるような授業の創造を要請したものといえます。

 「中学校数学研究会」(事務局:筑波大学附属中学校)では,およそ7年前「おもしろかった授業」とは,どんな授業であったかを話し合い,おもしろい授業を研究していこうと自分たちの授業の中から「おもしろかった授業」の実践事例を集めてきました。おもしろさの種類はいろいろあり,これだと決めることは難しく,おもしろいの定義も一言で明確に述べることはできません。しかし,これまでの経験から,おもしろかった授業(よい授業)には,「不思議だな」「おや?」「どうして?」「おもしろいな」「わかった」といった生徒の驚きや感動,意外な反応,意見が分かれて議論に熱中するといった要素が必ず入っています。さらに,生徒が課題解決の追究に一生懸命になり解決の方法を見つけたときや,すばらしい発想や発見,創造をしたときなど,すなわち「生徒が数学する」とき,よい授業になります。

  おもしろい授業は「課題のよさ」が重要な要素であることは申すまでもありません。教師が仕組んだ課題に生徒が素直に反応したとき,先生の予想を越える生徒の反応や考えがでたとき,授業がより生き生きとした活気のあるおもしろいものになります。

  新学習指導要領の発表を期に,私たちの実践例を基に日ごろ抱いている数学教育に対する思いと,数学的活動を通してどのような授業を構築していけば数学の授業がおもしろくなるかをまとめてみました。

 「中学校数学研究会」で集めた「おもしろかった授業」の中から,主に附属中学校の4名(鈴木彬,大根田裕,坂本正彦,水谷尚人)が自分で行った授業を取り上げました。授業中の生徒の活動場面を記述することを通して授業の様子が見えるように配慮しました。その中に,課題のよさと授業のおもしろさを垣間見ることができるのではないかと思います。

  課題には中学校数学研究会の方々のアイデアも入っております。そして,おもしろかった授業がテーマであることから内容的に多少の偏りがあります。さらに,新学習指導要領の必修枠にとらわれず選択授業も視野に入れた課題を取り上げております。ですから,この課題で授業をなさる先生方は,学習指導要領の枠を越えて,生徒にいかに数学的活動の楽しさを知らせ,数学に興味をもって取り組ませるかということを目標にしてほしいと思います。

  内容は,中学校1年,2年,3年,選択と4つの領域に分類してありますが,便宜的に分けている節もありますので,4つの領域にとらわれず必要に応じて課題を取り上げていただきたいと思います。また,程度が中学校を越えるものや難しいものも含まれておりますので,生徒の実情に応じて必要な部分をご活用いただければ幸いです。


  2001年5月   筑波大学附属中学校数学教育研究会

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