子どもが活躍! 算数授業創造のネタ30選
「かかわり合い」から授業をみがく・子どもを鍛える

子どもが活躍! 算数授業創造のネタ30選「かかわり合い」から授業をみがく・子どもを鍛える

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子どもとかかわり合う授業展開のための指導技術を優しく解説。

本書は、子どもとかかわり合う授業を展開していくための指導技術を紹介しています。具体的な算数授業を例に、教材分析の方法や単元構成の仕方、志水理論の効果的な使い方、子どもを効果的に鍛える手法など、効果的な手法ごとに4つの章で構成しています。


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ISBN:
4-18-503346-X
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 148頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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監修のことば /志水 廣
はじめに
コラムT 授業を焦点化する板書
第1章 かかわり合う算数授業のポイント
1 「かかわり合う算数授業」とは
2 算数の本質をつかむ
3 子どもの興味・関心に沿った単元構成
4 指導技術の向上
5 「かかわり合いの仕方」を教える
6 積極的に自己研鑽する
コラムU 岡崎市算数・数学教育研究部
第2章 教材を仕組む
ネタ1 単元構成の工夫@〈ボーリング遊び〉 ――1年 いくつと いくつ――
ネタ2 単元構成の工夫A〈真ん中を見つけよう〉 ――1年 ながさくらべ――
ネタ3 単元構成の工夫B〈駐車場の秘密〉 ――1年 たしざん(1)・ひきざん(1)――
ネタ4 単元構成の工夫C〈世界の旗の形から〉 ――3年 長方形と正方形――
ネタ5 単元構成の工夫D〈わかりやすく表そう〉 ――3年 表とグラフ――
ネタ6 単元構成の工夫E〈お寺の広さを調べよう〉 ――4年 面積――
ネタ7 単元構成の工夫F〈入場者数を調べよう〉 ――4年 およその数・折れ線グラフ――
ネタ8 単元構成の工夫G〈スピードを比べよう〉 ――6年 単位量あたりの大きさ(速さ)――
ネタ9 単元構成の工夫H〈箱を作ろう〉 ――6年 体積――
ネタ10 江村メソド〈問題解決のための方略〉 ――3年 間の数――
コラムV 授業力アップ!志水塾
第3章 授業をみがく
ネタ11 ○つけ法@〈○つけ法の基礎・基本〉
ネタ12 ○つけ法A〈適用題の○つけ法〉 ――3年 かけ算の筆算――
ネタ13 ○つけ法B〈ピンポイントの○つけ法(1)〉 ――4年 もとの数はいくつ――
ネタ14 ○つけ法C〈ピンポイントの○つけ法(2)〉 ――4年 わり算の筆算――
ネタ15 ○つけ法D〈ピンポイントの○つけ法(3)〉 ――6年 変わり方のきまりをみつけて――
ネタ16 意味付け複唱法@〈復唱法の基礎・基本〉
ネタ17 意味付け復唱法A〈復唱と教師の切り返し〉 ――5年 変わり方のきまり――
ネタ18 意味付け復唱法B〈つぶやきを拾って切り返す〉 ――4年 カレンダーの秘密――
ネタ19 ヒント包含法〈ヒント包含法の基礎・基本〉 ――5年 三角形・四角形の角――
ネタ20 意図的指名のポイント〈自力解決後の集団解決〉 ――5年 三角形・四角形の面積――
コラムW 奈良女子大学附属小学校
第4章 子どもを鍛える
ネタ21 朝の「元気調べ」で,表現力を培う[低学年]
ネタ22 朝の「元気調べ」で,関係づける力を培う[高学年]
ネタ23 日記指導で,書く力を培う[低学年]
ネタ24 日記指導で,表現する力を培う[高学年]
ネタ25 算数日記で,子どもの思いを知る
ネタ26 研究発表で,まとめる力をつける(春・夏・冬休み)
ネタ27 指定研究発表で,追究する力をつける(教科等)
ネタ28 体育館のステージで,自信をつける
ネタ29 繰り返し計算練習で,計算力をつける
ネタ30 子どもの司会で,集団学習力をのばす

監修のことば

 今年(2006年)3月始め,蜂須賀渉氏から,単行本の原稿を書いたので見てほしいとの連絡があった。それを拝見すると,かなりまとまっている。さらに,私,志水との編著で,と相談を受けた。これだけのまとまったものを編著にするのはもったいないので,蜂須賀氏個人の名前で出版することを勧めた。もちろん,出版社との交渉は私が行った。その代わり,監修という立場になった。出版社での彼の実績と信頼度は高く,多少のやりとりのあと,出版に合意した。

 アドバイスしたことは,全体構成を考えての章立ての入れ替えである。また,「かかわり合う」算数の授業を前面に出すことを注文した。それらの要望にも蜂須賀氏はすぐに応えてくれた。

 「かかわり合う」とは,教師と子ども,子どもと子どもが相互に学び合うことである。そのために蜂須賀氏は,@本質をつかむ教材研究,A指導技術の獲得,B「かかわり合いの仕方」を教える,の3点を挙げておられる。私も賛成である。何を教え,何を引き出すのか,そしてかわわり合わせるのかを明確にして,指導技術を磨いて授業に向かい合いたい。その意味で,本書は,読者にとって大いに力づけられるものとなっている。

 本書は,蜂須賀氏が現場の実践に取り組み,なおかつ現場の授業から取材しまとめたものである。彼の粘り強い授業論をたっぷりと味わってほしい。本書の17ぺージに自己研鑽について書かれているが,授業力を常に磨くことを訴えている。彼は,愛知教育大学の公開講座にも多忙な立場でも参加している。これが明日への活力となっている。ぜひ皆さんも見習ってほしいものである。まずは,この本で充電してほしい。


  2006年11月   愛知教育大学 /志水 廣

著者紹介

蜂須賀 渉(はちすか わたる)著書を検索»

 1959年愛知県生まれ。1982年愛知教育大学数学科卒業。同年より,愛知県岡崎市立小学校,及び中学校に勤務。1995年より奈良女子大学附属小学校に勤務し,小学1年生から小学6年生までを連続して持ち上がり指導にあたる。(その間,1997年〜1999年奈良女子大学非常勤講師併任)。2001年より,再び岡崎市立小学校,及び中学校に勤務。2005年より,愛知県教育委員会西三河教育事務所指導主事。

 各地の小中学校や研究会で,奈良女子大学附属小学校と公立小中学校での経験を生かした授業研究指導を行っている。志水理論の「○つけ法」「意味付け復唱法」「ヒント包含法」や,「学びの基礎・基本」を定着させる「奈良の学習法」に詳しい。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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