- はじめに
- 第1章 子どもの心に届く「いいお話」とは
- いいお話でクラスをつくるということ
- 高学年の子どもたちの発達の様子
- 基本的な話し方スキル&発達段階に応じた話し方
- お話の活かし方・探し方
- 第2章 クラスがグーンと成長する! 12か月の「いいお話」
- 4月 高学年として
- 1 学級開き 成長の根っこを育てよう
- 2 学校を引っ張るということ 「学ぶ」は,「真似ぶ」から
- 3 最高学年の自覚(6年生向け) 6年生だからできること,広がる可能性
- 4 こんなことに挑戦したい 挑戦できる学級をつくろう
- 5 1年後にどうなっていたいかな 今日は一番いい日
- 6 一人一人を大切にする(多様性) 十人十色,カラフルなクラスにしよう
- 5月 きまり・ルールの遵守
- 7 ルールの意味を再確認する ルールは,思いやりのカタチ
- 8 下級生のお手本として 特別なことじゃなくていい
- 9 学校の外でのきまりやルール ルールの向こうにあるもの〜権利と義務〜
- 10 仲間外れにされたら,仲間外れを見つけたら 仲間外れをなくすための2つのハードル
- 6月 自主・自律を育む
- 11 魔の6月を吹き飛ばせ 魔の6月は育ちの合図〜3つの“ま”〜
- 12 生活を見直す 慣れと馴れ
- 13 主体的に考える力を伸ばす係活動 やってみたいを大切に
- 14 継続する力を育てる当番活動 深くまで根を生やそう
- 15 気持ちがのらないときには やる気スイッチは自分で押せる
- 16 記録をつけよう 節を強くしよう
- 17 中遊びでどう動く? 待つより,動く。きっかけは君だ
- 18 仲間と挑戦する 仲間と育てる自主と自律
- 19 指示待ち人間にならない 「百聞は一見に如かず」
- 7・8月 充実した学校生活・家庭生活のために
- 20 計画を立てる 未来の自分を今の私が支える
- 21 規則正しい生活 リズムを崩さずに
- 22 長期休み前 夏休みだからできること
- 23 夏休み前の振り返り 4月の自分と今の自分
- 24 安全と命の指導 安全の「指導」と「命」の教育
- 25 平和 平和は,祈るだけでいいのかな?
- 9月 見通しをもって取り組む
- 26 休み明け 休み明けのドキドキを,力にかえて
- 27 新規一転 輪ゴムマインド
- 28 1年の折り返し “今”が大事。ここからが本当の勝負
- 29 防災 明日が来るとは限らない
- 30 敬老の日 (超)高齢化社会と敬老の日
- 10月 行事でさらに成長する
- 31 行事(運動会・学芸会) 静と動
- 32 学校全体を巻き込んで団結する 全員を巻き込め!高学年チャレンジ
- 33 スポーツのよさ する・みる・支える・知る
- 34 読書 読書は,決意
- 11月 自己を見つめる
- 35 学習・生活規律の見直し 規律の必要性を実感させる
- 36 学びの蓄積を実感させる 5年生のみなさん,はじめまして!?
- 37 中だるみ防止 「想像力」
- 38 よりよく生きる さあ,あなたはどっちを選ぶ?
- 39 文化 文化的行事と学習意欲
- 12月 さらなる成長を目指して
- 40 みんなで取り組む みんなの協力を次のステージへ
- 41 再チャレンジする 見方を変えて
- 42 苦手と向き合う 苦手=成長のサイン
- 43 冬休み前の振り返り 自分の成長をはかるものさし
- 1月 気持ちも新たに
- 44 新年 新しいページの始まり
- 45 今年の目標 新年はチャレンジするチャンス
- 46 伝統文化 ナゼ?日本の伝統文化
- 47 健康管理 自分も相手も大切に
- 2月 未来を見据えて
- 48 真の強さをもつ人になる 「憧れ」を原動力に
- 49 ここぞという勇気 井の中の蛙大海を知らず されど…
- 50 自分が社会にできること Global Perspectiveと活動家
- 51 SDGs 「誰一人取り残さない」というポリシー
- 52 6年生を送る会(5年生向け) 学校の陰の功労者たちへ
- 53 卒業式に向けて(6年生向け) 卒業式はなくてもよい
- 3月 進級・進学にあたって
- 54 将来の夢 君の見方をつくろう
- 55 1年間の振り返り 1年間のしるしと不安は未来への力
- 56 自己の成長 君たちはすばらしい
- 57 新しい出会いを楽しみにする 出会いが未来を変える
- 58 贈る言葉1 一生懸命に生きるって?
- 59 贈る言葉2 前向きに生きよう
- 60 贈る言葉3(6年生向け) 「感謝と恩返し」
- 執筆者一覧
はじめに
教室って,ちょっと不思議な場所です。毎日同じメンバーで過ごしているのに,日々いろんなドラマが生まれます。笑ったり,泣いたり,ケンカしたり,仲直りしたり―。その歩みのそばには,いつも先生のまなざしがあります。先生の語る言葉は,時に子どもたちの心を揺さぶり,時にそっと背中を押し,時に未来への扉を開いてくれるものです。
本書『ロケットスタートシリーズ 日常生活から行事まで 子どもに響くいいお話』は,そんな「語り」の力を信じて編まれた本です。低学年・中学年・高学年,それぞれの発達段階に寄り添いながら,子どもたちの心に届くようなお話を厳選しました。どれも,日々の学級づくりのなかで,先生方が「今,子どもたちに伝えたい」と感じる瞬間に寄り添えるような内容となっています。
例えば,入学したばかりの子どもたちには,安心感と希望を。友達との関係に悩む時期には,思いやりと勇気を。卒業を控えた高学年には,自分自身を見つめるきっかけを。
この本を手に取ってくださった先生方には,ぜひ1年を通して,子どもたちと共に「語りの時間」を育んでいただきたいと願っています。朝の会や帰りの会,ちょっとした隙間時間,節目の行事の前後に。先生の声で語られるお話は,紙面をこえて,子どもたちの心に深く刻まれることでしょう。
語りには,魔法があります。それは,子どもたちの想像力を広げ,感情を揺さぶり,価値観を育てる力です。そして何より,先生と子どもたちとの間に,あたたかな信頼の橋を架けてくれます。それは決してAIではできないことです。
本書が,先生方の語りのレパートリーを豊かにし,学級づくりの一助となることを願ってやみません。この1冊が,子どもたちの心に小さな灯をともすきっかけとなりますように。
2026年2月 /垣内 幸太・樋口 万太郎
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明治図書

















