策略−ブラック学級ルール
人の道より大事な規則と流儀

策略−ブラック学級ルール人の道より大事な規則と流儀

近日刊行予定

熱意だけでクラスの秩序は整わない、策略という武器をもて!

1日が何の滞りもなく流れていく。朝自習、休み時間、給食、掃除、帰りの会、授業だって!それは子どもたちが、どうすればよいか迷うことがないからだ。キッチリ、ルールで縛られているのだ。学級・授業、そして教師のマイルールまで、この漆黒のワザを手に入れろ!


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ISBN:
978-4-18-480020-5
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 176頁
状態:
近日刊行
出荷:
2026年1月26日

もくじ

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はじめに
第1章 学級づくりの「ブラックルール」
安心・安全のためだ、「ルール」で縛れ
朝から心は定時退勤!そのために段取れ
「つくり笑顔」で朝のムードを制せ
挨拶はスルー、叱ってまで求めるな
ルールを破って誤魔化すことも良しとせよ
朝イチ、「速さ」と「厳しさ」をもって宿題をチェックせよ
譲らず、許さず、監視の目で、宿題をサボらすな
宿題を利用して、子どもをコントロールせよ
リスク0(ゼロ)、コスト0(ゼロ)の「褒める」は子どもを正すファーストチョイス
学級ルールで保護者と争うな
食べる指導は、ゆるやかなルールが「吉」
昼休みは一緒に遊べ、子どもを教師の「虜」にするのだ
昼休みに外で遊べない日は、カードゲームでたぶらかせ
掃除で「仕事は、勝ち取るもの」と教えよ
朝の会はシンプル、帰りの会はちょっとだけ楽しく、ね
子どもは素早く帰せ、早く仕事を終えるためだ
「席替えしたい!」子どもの欲求をクラスづくりに利用せよ
「教師のいらない」お楽しみ会!?
第2章 授業づくりの「ブラックルール」
ネタの良さより、空気を温めることで授業を制せ
内容の良さより、余裕のある振る舞いで授業を安定させよ
授業1分前に教室前へ、自分の土俵に引きずり込め
「お約束」のサービスで授業のスタートダッシュを決めろ
授業はテンポの良さで、誤魔化せ
あの手この手で、授業中、誰一人サボらせるな
つまらない授業はペアトークでガス抜きせよ
学び合わないなら学校なんかいらない
行列は学級崩壊につながる
しつこい「やり直し」で、サボる子を封じよ
「暗黙のルール」で、子どもを黙らせろ
授業の腕を上げたければ、「本物」を「生」で見ておけ!
第3章 学校どこでも「ブラックルール」
聞かれてもいないのに、でしゃばって教えるな!
リーダーは、時に、非情な判断をせよ
子どもとの情報戦を制せ
電話・家庭訪問を面倒がるな、一件落着を得るためだ
職員会議で決められたことにただ、従え
第4章 おまけ『ブラック』マニアな読者のために
「読書家」にとどまるな、「実践家」たれ!
無意味な「ふり返り」なんか、やめてしまえ
「認めて、謝って、とにかく収めろ!」の時代は、終わった
「個別最適な学び」は公教育の「自殺」

はじめに

  とってもスムーズに、1日が、流れるように過ぎていきますね。


 これ、私の学級を1日参観した教師から、言われた言葉である。他の教師からも、同じような感想を聞くことが多い。

 そして、私も、同じように感じている。

 「今日も滞りなく、1日が、流れるように終わったな」

と。朝の会も、朝自習も、休み時間も、給食も、掃除も、帰りの会も、スムーズに流れる。

 6時間の授業も、全て、スムーズに流れる。

 私のクラスでは、全ての時間が、スムーズに流れている。

 では、なぜ、全ての時間が、スムーズに流れているのか?それは、


  子どもたちが、どうすればいいのか?迷うことがないからだ


と、言えるだろう。言い換えれば、


子どもたちが、どうすればいいのか?のルールが、はっきりしているからだ


ということだ。そこで、今回の『ブラック』は、「ルール」について書くことにする。

 ここまで読んだ読者は、きっと、思っているだろう。

 「『ブラック』、終わったんじゃなかったっけ?前作の『ブラックトーク術』で、「『ブラック』は、去る」と、書いていたはずじゃないか」

と。思って、当然だ。確かに、書いた。「今度こそ、本当のラスト」だとも、書いた。

 『ブラック学級ルール』の表紙を見ただけで、

 「新しい『ブラック』が出てる!また、中村に騙された。中村は、『終わる終わる詐欺』だ。本当に、心の黒いヤツだ」

と、腹を立てた読者もいるに違いない。確かに「最終回詐欺」とも言える、犯罪行為だ。

 しかし、そこのお若いの。落ち着いて、聞きなさい。

 私だって、本当に、『ブラック』をやめるつもりだった。最後の『ブラック』にするつもりだった。しかし、担当編集者の佐藤智恵氏から、依頼されたのだ。当然、佐藤氏の独断ではあるまい。編集部で、検討しての依頼であるはずだ。

 となれば、悪いのは、佐藤氏だ。編集部だ。彼女ら、彼らだって、「最後のブラック」と、私が書いていたのは、知っている。知った上で依頼するなんて、人の道に反している。

 ルールの話に戻す。私の決めているルールの1つに、


  自分の判断では、絶対に、動かない。人に判断してもらって、言われた通りに動く

というものがある。たとえば、生徒指導上の問題で動く時だ。私は、すぐに、管理職に相談する。そして、教頭に言われた通りに動く。校長に言われた通りに動く。なぜか?

 責任を取りたくないからだ。管理職に言われた通りに動いて、失敗したとする。その場合、私は悪くない。悪いのは、管理職だ。教頭が、校長が悪いのだ。こうやって、


  人のせいにして、動く


のが、私の流儀。マイルールである。

 子どもへの対応を、保護者にゆだねることもある。たとえば、女子同士の問題で、保護者から、相談を受けた時だ。女子同士の問題に、教師が入ったところで、事態は好転しない。悪化することが、ほとんどである。

 そのリスクを説明した上で、保護者に判断を求める。そして、保護者の判断通りに動く。そうすれば、失敗しても、悪いのは私ではない。保護者である。

 ということで、今回の『ブラック学級ルール』を出すと決めたのは、私ではない。編集者であり、編集部だ。私は、悪くない。編集者と編集部が、悪いのだ。

 責任の所在をはっきりさせたところで、筆を進めていくことにする。


  2025年7月16日   /中村 健一


著者紹介

中村 健一(なかむら けんいち)著書を検索»

1970年,父・奉文,母・なつ枝の長男として生まれる。

名前の由来は,健康第一。名前負けして胃腸が弱い。

酒税における高額納税者である。

キャッチコピーは「日本一のお笑い教師」。「笑い」と「フォロー」をいかした教育実践を行っている。しかし,この『ブラックシリーズ』でその真の姿,「腹黒」をカミングアウト。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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