- シリーズ刊行にあたって
- はじめに
- 第1章 自主性が育つ「日直・係活動・当番活動」の極意
- POINT1 日直・係活動・当番活動の位置づけ
- POINT2 日直・係活動・当番活動で大切なこと
- POINT3 日直・係活動・当番活動がもたらすもの
- POINT4 日直・係活動・当番活動の広がり
- 第2章 ロケット「日直・係活動・当番活動」スキル&アイデア
- 日直の指導ポイント
- 1 低学年 学校生活を子どもたちのものにする「日直」
- 2 中学年 経験を生かして意欲へつなぐ
- 3 高学年 自分たちで役割をつくりあげる気持ちを育てる
- 日直の指導スキル
- 1 低学年 クラスに合わせた日直の仕事と育てたい力の把握スキル
- 2 中学年 日直をきちんとできたときの褒め方スキル
- 3 高学年 日直の仕事を子どもたちと考えるスキル
- 日直がもっと楽しくなるアイデア
- 1 自覚をもたせ,心をつなぐ!日直タスキ
- 2 レベルに応じてカスタマイズ!日直ペア
- 3 日直の特権!給食時間にみるお話決め&時間割決め
- 4 あたたかい空気をつくる!授業はじめの褒めあいさつ
- 5 クラスみんなを褒められる!1秒で号令かけ
- 6 主体性を高める!子どもが作る朝の会・帰りの会進行表
- 7 学級通信と連動させる!一日記者コーナー
- 8 顔が自然に上を向く!吊り下げ式進行表
- 9 意欲が高まる!日直の仕事バリエーション
- 係活動の指導ポイント
- 1 低学年 係活動の意味と導入の仕方
- 2 中学年 活動に工夫を取り入れる
- 3 高学年 自分たちの生活を豊かにする
- 係活動の指導スキル
- 1 低学年 係活動の導入と教師のかかわりスキル
- 2 低学年 活動を継続する時間の確保スキル
- 3 中学年 係活動を忘れなくするスキル
- 4 中学年 教師がサポートに徹するスキル
- 5 高学年 係の名前を工夫するスキル
- 6 高学年 活動を継続していくためのスキル
- 係活動がもっと楽しくなるアイデア
- 1 わくわくを大切に!係決め&係の名前決め
- 2 クラスにわくわくをつくる!ラッキー係
- 3 今日は何でお祝いする?お祝い係
- 4 自己選択できるから楽しい!新聞会社係
- 5 みんなはどれくらい食べられるのかな?給食おかわり係
- 6 タブレットで問題解説動画をつくろう!学習係
- 7 クラス全員が社長になれる!会社活動
- 8 キャリア教育の視点をもって!給料制度
- 9 1人1台端末を活用!掲示物づくり・CMづくり
- 10 脱・マンネリ化!やりたいを叶えるプロジェクト
- 11 1人1台端末を活用!タブレットに慣れる
- 12 活動日&時間が一目瞭然!係活動カレンダー
- 13 やる気を引き出す!ミーティングタイム
- 14 主体的な子どもを育てる!係の分担決め
- 15 自主性を尊重する!ボランティア協会
- 当番活動の指導ポイント
- 1 低学年 全員がスキルを身につけるステップ
- 2 中学年 当番活動を超えて自分たちで考えさせる
- 3 高学年 自分たちで考えさせ動きださせる
- 当番活動の指導スキル
- 1 低学年 当番活動の導入におけるシステム&一工夫スキル
- 2 中学年 当番活動での活躍を保護者に伝えるスキル
- 3 高学年 当番活動を子どもと考えるスキル
- 当番活動がもっと楽しくなるアイデア
- 1 異学年の助けを借りる!交流当番活動
- 2 役割を明確に!当番活動掲示物
- 3 役割分担からレベルアップ!協力しあう当番活動
- 4 やってみよう!グループエンカウンター
- 5 仕事をしたらレベルアップ!がんばりが見えるコイン&チケット
- 6 自分事に変える!朝の当番会議
- 7 当番活動を円滑に進める!フィードバック
- 8 1人1台端末を活用!ジャムボードで当番管理
- 9 いっそなくしてみる!?いつでも誰でも当番活動
- こんなときどうする?対応スキル
- 1 仕事を独占してしまう子
- 2 自分の役割を人任せにしている子
- 3 自分の役割を途中でやめてしまう子
- 4 他の学級との足並みがそろわないと言われたとき
- 5 新しいことに取り組みたいと子どもに言われたとき
- 執筆者紹介
シリーズ刊行にあたって
ロケットスタートシリーズもGIGAプラスを加えて,だいたいの授業や学級づくりについて具体的な実践提案ができてきたと思っています。
今回は,さらにロケットスキルと題して,
@朝の会・帰りの会
A授業のミニネタ
B日直・係活動・当番活動
C教室環境・学習アイテム
D学級通信
Eレク&アイスブレイク
の六つのテーマについて,それぞれを単行本としてまとめました。
すべて,学級で考えなければならないテーマばかりですが,この項目ごとの本は,なかなかないのではないかと思っています。
読んだその日から使える,具体的な実践を集めました。
編者には,ベテラン,中堅,若手と各分野で実績をあげている先生方にお願いしました。どなたも単著を書けるレベルの方々ですが,あえて,実践家のすそ野を広げていただこうと,各先生方の人脈から執筆者を募る形をとりました。
ロケットスタートシリーズの本質は,何度も繰り返して述べているように「具体的な実践」をふまえたところにあります。今回もその線は崩していませんが,各テーマについての考え方(実践理論)も述べられていて,
「なんのためにそうするのか」
という根本的なところにも触れています。
各テーマについて,自分の考えを深めることにもつながることでしょう。
おかげさまで,充実したラインナップになりました。自信をもっておすすめできます。
/多賀 一郎
例えば、どこのクラスでもある「係活動のマンネリ化」について、複数の視点から、アイデアが書かれています。
これによって、1つの視点からでは、自分のクラスに合わない場合も、他の視点から見ることができます。
係活動が滞っているなぁ、来年度新しいことに挑戦したいなぁ、と思われる方は、是非手に取ってください。