中学校数学科 新学習指導要領×アフター・コロナ×GIGAスクール時代の数学授業 39の新提言

中学校数学科 新学習指導要領×アフター・コロナ×GIGAスクール時代の数学授業 39の新提言

近日刊行予定

予測困難な時代に、すべての数学教師が押さえておきたいこと

新学習指導要領に込められた願いや、GIGAスクール構想における学習環境の変化、コロナ禍を経験して得た知見等を基に、今後の中学校数学教育の展望や新しい状況への対応について考える一冊。中学校数学科の第一線を走られる26名の先生の知恵を結集しました。


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ISBN:
978-4-18-448417-7
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
近日刊行
出荷:
2021年4月26日
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CONTENTS

もくじの詳細表示

01 序論 新しい時代を生きる生徒に向けた中学校数学への新提言
theme 新学習指導要領
02 主体的な学びの視点からの授業改善(1) 見通し振り返ることを通して数学のよさの感得を促す
03 主体的な学びの視点からの授業改善(2) 見通しをもって粘り強く取り組む態度を育てる
04 対話的な学びの視点からの授業改善(1) 話合いを通して,自己の考えを広げ深める
05 対話的な学びの視点からの授業改善(2) 数学的な表現を用いて説明するための探究心を高める
06 深い学びの視点からの授業改善(1) 深い学びを目指して概念的な理解を促す
07 深い学びの視点からの授業改善(2) 数学的な見方・考え方を引き出して探究的な学習を実現する
08 数学的活動と資質・能力の育成(1) 必要な条件について議論させ,事象の数学化を図る
09 数学的活動と資質・能力の育成(2) 疑問や予想を基に事象を数学化する場面を設定する
10 数学的活動と資質・能力の育成(3) 問題解決に向けて,構想・見通しを立てる力を育てる
11 数学的活動と資質・能力の育成(4) 焦点化した問題を数学的に表現・処理する力を育む
12 数学的活動と資質・能力の育成(5) 得られた結果を解釈・活用する必要性に気付かせる
13 数学的活動と資質・能力の育成(6) 問題解決の結果や過程から統合的・発展的な考察を促す
14 学習評価(1) 指導と評価を関連付けて単元計画を作成する
15 学習評価(2) 生徒の資質・能力を高める指導を通して評価する
16 カリキュラム・マネジメント カリ・マネを工夫し,生徒の資質・能力を育成する
theme アフター・コロナ
17 学校の新しい生活様式 リスク回避しつつ,生徒の学びを充実させる
18 弾力的な授業時数の運用 限られた時間を効果的に使い必要な措置を講じる工夫をする
19 学習指導(1) 三密回避を意識しつつ,よりよい協働的な学びを仕組む
20 学習指導(2) 学び合う学習活動のために机間指導を見つめ直す
21 学習指導(3) 主体的に学ぶ課題設定により発表活動を充実させる
22 家庭学習 学んでやまない生徒を育む
23 家庭学習の評価 学習評価と連動して計画的な家庭学習を仕組む
24 学習管理 生徒の学習の過程や成果の統合的な管理にICTを活用する
25 学習進度の遅れや学力差への対応 生徒の学習意欲の側面を意識して様々な取組を工夫する
26 生徒へのケア 求められる対応を把握し,新しい学びの場を再構成する
27 東京オリンピックの授業化 教科等横断的な取組で数学的な見方・考え方を引き出す
28 統計でみる新型コロナウイルス問題 社会的な検査の結果を批判的に解釈する機会を設ける
theme GIGAスクール
29 デジタル教科書の活用 教材に合った活用方法を駆使する
30 授業のICT化(1) 図形を動的にみる機会を設け,問いの連鎖を引き出す
31 授業のICT化(2) 描画ソフトを活用して,思考すべき部分に重きを置く
32 授業のICT化(3) 統計的に考え,表現するために統計ソフトを活用する
33 個別最適な学びと協働的な学び(1) 生徒の考えを瞬時に共有して学びを促進する
34 個別最適な学びと協働的な学び(2) AIドリルと生徒を教師がつなぎ個別最適な学びを進める
35 オンラインを活用した教育(1) 目的・ニーズを踏まえオンライン・オフラインを生かす
36 オンラインを活用した教育(2) オンライン学習でも主体的・対話的で深い学びを目指す
37 オンラインを活用した教育(3) 対面授業とオンライン学習のよさを生かす
38 オンラインを活用した教育(4) 動画で自立的な活動を促し,対面での協働的な活動につなげる
39 オンライン研究会 教師の学びの場を再構成する
執筆者一覧

はじめに

 令和3年4月,新しい学習指導要領が全面実施となりました。平成29年の改訂時からも社会は急速な変化を遂げており,今や,我が国は厳しい挑戦の時代を迎えているともいえそうです。改訂時には,新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動など,誰も想像できていなかったことだと思います。これ以後も,社会や学校教育にどんな困難が待ち構えているかは想像もできません。

 また,人工知能(AI)の飛躍的な進化に伴い,私たちの身近においても様々に技術革新が感じられるようになってきています。このような予測が困難な時代となり,数学教育は何ができるのでしょうか。私たち数学教師は,数学の授業を通して,未来社会を生きる生徒にどのような力を付けていかなければならないのでしょうか。


 様々な変化に積極的に向き合い,他者と協働して課題を解決していくことができる力など新学習指導要領でも求められている「これからの社会を生きる子供たちに必要な力」を,どのようにして身に付けていくかを再度確認することが必要でしょう。

 また,コロナ禍においては,社会全体はもちろん学校教育の在り方についても見直しが必要になりました。「自ら学ぼうとする態度」「学び方を身に付け,学習の調整を図りながら学びを進めることができる力」など,生徒たちに身に付けさせたい力そのものを再度確認する必要もあるでしょう。

 さらに,GIGAスクール構想の実現を目指すことにおいては,端末を使った授業の実施に当たり,教員の基礎的なスキルの必要性や,主体的・対話的で深い学びの実現のために,ICT機器をどのように使えばよいかのイメージをいかに共有するかという課題も出てきました。

 本書では,新学習指導要領の全面実施に際し,新学習指導要領に込められた願いや,GIGAスクール構想における学習環境の変化,そして,コロナ禍を経験して得た知見等を基に,今後の中学校数学教育の展望や,新しい状況への対応について,それぞれに章を設けて考えていきたいと思います。

 本書の作成に当たっては,編著者の6人が,「新学習指導要領」「アフター・コロナ」「GIGAスクール」の3つのテーマについて,全国の先生方に向けて真に必要な内容や編集の方向性等をオンラインで議論してきました。実践原稿をそれぞれの視点で書き上げて持ち寄り,メール等を用いて検討もしてきました。本書の趣旨は見落とさず,3つのテーマのそれぞれの関連を意識しつつ,あえて各著者の個性を生かすような編集ができればと願い執筆編集を進めてきたつもりです。


 このようにしてできあがった本書が,中学校数学科に関わりのある多くの先生や,これから先生を目指す学生の皆さんの参考となれば幸甚です。そして,一人でも多くの生徒が「考えることが楽しい!」と思えるような数学の授業が,日常的に実践されることを切に願っています。

 最後になりましたが,本書執筆に関わっていただいた各地の先生方,この本に至るまでにご指導いただいた多くの先生方に感謝申し上げます。


  令和3年4月

   赤本 純基・大田 誠・島尾 裕介

   鈴木 誠・藤原 大樹・水谷 尚人

著者紹介

赤本 純基(あかもと じゅんき)著書を検索»

北海道教育大学附属釧路中学校

大田 誠(おおた まこと)著書を検索»

山口県教育庁義務教育課

島尾 裕介(しまお ゆうすけ)著書を検索»

鳴門教育大学附属中学校

鈴木 誠(すずき まこと)著書を検索»

東京学芸大学附属世田谷中学校

藤原 大樹(ふじわら だいき)著書を検索»

お茶の水女子大学附属中学校

水谷 尚人(みずたに なおひと)著書を検索»

国立教育政策研究所

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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