ICT×体育・保健体育 GIGAスクールに対応した授業スタンダード
小・中・高等学校

ICT×体育・保健体育 GIGAスクールに対応した授業スタンダード小・中・高等学校

好評3刷

インタビュー掲載中

新しい学びの形が見えてきた!

ついにはじまった1人1台端末の授業。本書では、アプリやVRを活用した授業実践から、タブレットに学習成果を蓄積し学校と家庭をつなぐメディアポートフォリオ、オンラインで他校や海外とつなぐ遠隔体育まで徹底紹介。GIGAスクール時代の体育授業者必携の1冊。


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PDF
ISBN:
978-4-18-442815-7
ジャンル:
保健・体育
刊行:
3刷
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 112頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年12月16日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 Q&Aで分かる! GIGAスクール時代の体育授業
Q1 ICTってなんですか?
Q2 Society5.0ってなんですか?
Q3 シンギュラリティってなんですか?
Q4 5Gや6Gってなんのことですか?
Q5 GIGAスクールってなんですか?
Q6 世界の学校でもICTを活用しているのですか?
Q7 子どもたちはICTをどれくらい活用できますか?
Q8 体育でICTは本当に必要ですか?
Q9 ICTを使うと運動量が減りませんか?
Q10 ICT活用初心者は何から始めればいいですか?
Q11 体育指導では,最低限どんなICT機器が必要ですか?
Q12 体育で有効に活用できるICT機器にはどんなものがありますか?
Q13 体育施設におけるICT機器の設置はどうすれば有効になりますか?
Q14 これからの体育授業で使えそうな技術はなんですか?
Q15 ICTを使うと体育で何が変わりますか?
Q16 ICTを使うと子どもに体育でどんな力が身につきますか?
Q17 ICT機器を管理することは教師の負担になりませんか?
Q18 セキュリティ上の留意点はなんですか?
Q19 個人情報を守る上での留意点はなんですか?
Q20 体育でLMSをどんなふうに活用すればよいですか?
第1章 参考文献
第2章 ICTを活用したこれからの体育授業スタンダード
体育用アプリ
1 体育用アプリを活用した体育授業
2 体育用アプリ利活用ガイド
3 体育用アプリを活用した戦術学習の実践
4 体育用アプリを活用して実技と体育理論を往還させる実践
VR
1 VRを活用した体育授業
2 VRの利活用ガイド
3 VRの授業実践(跳び箱1)
4 VRの授業実践(跳び箱2)
5 VRの授業実践(平均台)
メディアポートフォリオ
1 学校と家庭をシームレスにつなぐ体育実践
2 メディアポートフォリオ利活用ガイド
3 メディアポートフォリオを活用した子どもの学び
4 メディアポートフォリオを活用した保護者の学び
遠隔体育
1 遠隔地を結んだ体育授業
2 遠隔体育システムガイド
3 遠隔体育の実践
4 放課後オンライン遊び場の実践
第2章 参考文献
あとがき
執筆者一覧

はじめに

 2020年のコロナ感染拡大は,私たちの生活スタイルを激変させる契機になってしまいました。学校教育も同様で,「今まで通り」ということが通用しない状況へと変化したように思います。とりわけ臨時休校が余儀なくされた結果,オンラインでの教育に注目が集まり,学校でのデジタル活用へのニーズも一気に高まったように思います。そのようなことも影響し,2020年度中にほとんどの小中学校で児童生徒1人1台端末が整備され,校内での高速インターネット回線の整備も進むと聞いています。

 ところで,今から8年前の2013年3月に報告された「未来の学校づくりに関する調査研究」(研究代表者:工藤文三,国立教育政策研究所)では,「未来の学校では,子どもは,ローカル,グローバル,ヴァーチャルな学びの機会と場を行き来するのである」と述べられています。まさに,ここで述べられている「未来の学校」が「今の学校」となる日が近づいていることを実感しています。しかし,ハード面での整備が急速に進む一方で,それを活用して授業を行う教師側のソフト面でのアップデートは,多忙な日々の中で進んでいないのが現状なのかもしれません。私は,1人1台端末が「今までの学習」を効率的に行うための道具ではなく,「未来の学習」へと転換させる道具だと思っています。すなわち,学びのあり方そのものを転換させていくと思っています。経済産業省は,「未来の教室」プロジェクトのコンセプトとして,価値を「創る」ために「知る」学びへ転換を図る「学びのSTEAM化」と,一人ひとりが自分のペースを作り,主体的に学ぶ誰一人取り残さず・留め置かない「学びの個別最適化」をあげています。このようなコンセプトからも理解できるようにGIGAスクールがもたらす新しい時代における学びのニーズは「今まで通り」とはいかないと思います。

 そこで本書は,忙しい先生方が隙間時間に気軽な気持ちで手にとって読書をしながら,「未来の学校」を「今の学校」へしていく一助となるようにと願い,企画されたものです。本書が目指しているのは,1人1台端末時代に,サイバー空間(仮想世界)とフィジカル空間(現実世界)を高度に融合して体育の授業実践を行うイメージをもってもらうことです。そこで,この空間デザインに注目し,仮想空間を活用した学び,遠隔地同士をつないだ学び,学校内でのネットワークを活用してつながる学び,学校と家庭をつないだ学びの4つの視点から授業実践を整理して一冊の書籍にまとめました。読者の皆様が,本書を通して新しい体育授業のイメージを明確にもつようになって頂くことができれば幸いです。


  2021年7月   /鈴木 直樹

著者紹介

鈴木 直樹(すずき なおき)著書を検索»

博士(教育学)。公立学校に9年間勤務後,2004年から埼玉大学,2009年から東京学芸大学で勤務。体育科教育学を専門とし,体育の学習評価論,ICT利活用,ボール運動の授業づくりの研究に力を入れている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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    • 今後の実践の参考となりました。
      2022/2/2040代・小学校教員
    • 分かりやすく、即使えるものがあるので助かります。
      2021/10/2940代・公務員
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