- はじめに
- 第1章 ICT活用から考える高校教師の仕事「最適化」
- 01 教員の働き方と身近にならないICT
- 02 学校現場にICTを普及させるためには
- 03 クラウドで業務最適化と新たな学びを
- 第2章 使える!ツールのサクッと解説
- 01 Gmail
- 02 Google ドライブ
- 03 Google カレンダー
- 04 Google Classroom
- 05 Google Chat
- 06 Google サイト
- 07 Google ドキュメント
- 08 Google スプレッドシート
- 09 Google スライド
- 10 Google フォーム
- 11 Google Keep
- 12 Google Jamboard
- 13 Google Meet
- 14 Google Earth
- 15 Google Arts & Culture
- 第3章 高校教師の仕事をICTでアップデート!
- HR
- 01 Google Classroomで配付物のコスト・リスクが0に
- 02 Googleサイトで情報を一元化
- 03 Googleカレンダーで日程をリアルタイム共有
- 04 電話対応・メモの手間が省けるGoogle フォーム出欠連絡
- 05 Googleスプレッドシートで出席簿の集計を自動化
- 06 Googleスライド & Googleサイトで情報密度の高いSHRに
- 07 毎日の健康観察はGoogle フォーム & Googleスプレッドシートで自動配信
- 08 Googleドキュメントで学級日誌をインスタラクティブに
- 09 ポートフォリオはGoogleドライブ保存で省資源&先生の省エネ
- 10 生徒アンケートはGoogleフォームを使って記録・共有蓄積を確実に
- 11 スマートフォンとの同期でアクセスしやすい環境をつくる
- 授業
- 12 Googleサイトでいつでも取り出せる授業ログを
- 13 Googleドキュメントで作る双方向の新しいワークシート
- 14 思考を活性化させるホワイトボードツールJamboard
- 15 「待ち」の時間をつくらないGoogle スライドの共同作業
- 16 フィードバックを充実させるGoogleドキュメントのデジタル添削
- 17 パフォーマンステストはGoogleサイトへの蓄積でいつでも振り返り
- 18 Googleフォームでの形成的評価でスピーディーなフィードバックを
- 19 Google Arts & Cultureで教室を芸術館に
- 20 Google Earthで教室から世界中のどこへでも
- 21 抜群のアプリ連携で遠隔授業も双方向性を担保
- 学校行事
- 22 学年・全校集会はGoogle Meetで生徒の声を反映
- 保護者連携
- 23 Googleカレンダーで保護者面談準備を半自動に
- 24 高度な集計も手間いらずGoogle フォームのアンケート
- 25 情報をより確実に伝える保護者用のClassroom
- 個人活用
- 26 2つのコツですぐに作れる見やすい提示資料
- 27 情報整理の小ワザでシームレスなアクセス
- 28 朝のルーティーンをささえるワンクリックでプラットフォーム
- 29 Google Keepでうっかり忘れを防ぐ
- 30 コミュニティを増やしてさらなるスキルアップ
- 職員間活用
- 31 Google Chatで情報共有をスムーズに
- 32 Google Chat・Google Keepで漏れのない共有を
- 33 Googleドライブでスムーズな資料共有を
- 34 デジタル・クラウド活用で職員会議資料を効率的に準備
- 35 アンケート・会議録作成は共同編集で負担を分散
- 36 Google Chat & Google Classroomで時間に縛られない校内研修を
はじめに
2020年2月27日。新型コロナウイルス感染防止予防のために,全国の小中学校,高校,特別支援学校に臨時休業を要請するという意向を,当時の安倍首相が表明しました。
この異例の事態に際して,学校現場は混乱しました。大急ぎで春休みの課題を準備し,「学びの空白」が起こることや,生徒との「連絡インフラ」が電話に限られていたことに強い危機感を持ったことを思い出します。
コロナ以前,数人の生徒にGoogle Classroomで添削指導を行っていたこともあり「Google Classroomをインフラとして使えないだろうか」と考えるようになりました。調べるうちに,G Suite for Education(現Google Workspace for Education)を知りました。多くの私立高校や自治体で導入しているという事例を校長に報告し,G Suite導入を決断いただきました。その頃から,Google Workspace for Educationアプリについて学んだことや活用アイデアを,個人ブログやTwitterで発信し始めました。また学校種を問わず「GIGAスクールに関する情報交換をする場」が欲しいという思いをもつようになり,2021年2月に研究グループICT LABOを立ち上げました。2022年2月現在,261人の先生方が参加してくれています。Google ChatTMをプラットフォームにした情報交換や,Google MeetTMを使ったウェビナーなどが,メンバー主導で活発に行われています。
本書は,拙ブログにまとめたGoogle Workspace for Education(以下,Google Workspace)の活用法や,ICT LABOでのやり取りから得たヒント,そして実際の教育実践の中で得た,Google Workspaceを使った仕事術アイデアをまとめたものです。本書を手に取ってくださった皆様のお役に少しでも立てたら幸いです。
/籾山 英輝
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- 明治図書
- ICTの活用が今後、校務でも授業でも仕事を推進するうえで鍵になると思うので、非常に参考になった。2025/4/640代・高校教員
- いろいろな活用例が参考になった。2023/2/1950代・遊行上人
- ICTやタブレットの活用法についてわかりやすく学べた。2022/9/1430代・中学校教員