小学校社会科 学習課題の提案と授業設計
習得・活用・探究型授業の展開

小学校社会科 学習課題の提案と授業設計習得・活用・探究型授業の展開

好評2刷

習得・活用・探究の学習活動に応じた学習課題と授業展開例を明示

社会科授業の質を決める学習課題を「習得・活用・探究」の段階でどのように設定するか、どのような質の知識を習得させるか―その理論と年間指導計画、授業展開例を明示する。社会科教育界の重要な課題・問題である「学習課題、学習問題はどうあるべきか」の答えに迫る。


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ISBN:
978-4-18-432719-1
ジャンル:
社会
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2022年8月22日
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目次

もくじの詳細表示

はしがき
T章 新しい小学校社会科の展開と学習課題
1 新学習指導要領における課題・問題
2 学習課題の成立条件
3 新学習指導要領での新しい展開――活用型の学習課題――
4 習得・活用・探究場面における学習課題
U章 社会科における学習課題をめぐる理論
1 科学一般における問題・課題
2 社会科における学習問題,学習課題のとらえ方
3 イギリスのナショナル・カリキュラムにおける学習課題
4 概念探究・価値分析型社会科における学習課題
V章 習得・活用・探究の授業構成と学習課題
1 「習得・活用・探究」の背景と意味づけ
2 「習得・活用・探究」の授業構成理論
3 「習得・活用・探究」の授業構成理論と学習課題
W章 習得・活用・探究型授業における学習課題と年間指導計画
1 3年の学習課題と年間指導計画
2 4年の学習課題と年間指導計画
3 5年の学習課題と年間指導計画
4 6年の学習課題と年間指導計画
小括
X章 習得・活用・探究型学習課題の授業展開例
1 習得型授業における学習課題
3年授業プラン スーパーマーケットの品物の配置はどのようになっているだろう
4年授業プラン きれいな水が家や学校に届くために大切なことは何か考えよう
5年授業プラン コシヒカリは,どんなところでよく育つのだろうか
6年授業プラン 江戸幕府になり,どんなことが変わったのか,秀吉の時代と比べながら調べよう
2 活用型授業における学習課題
3年授業プラン 調べたい場所は,自分たちの校区とどのように似ているのか?また,どのように違うのか?
4年授業プラン A市(自分の住んでいる)のごみ処理の方法は,B市に当てはまるだろうか
5年授業プラン コンビニエンスストアで多くの種類のおにぎりを販売しているのに,売れ残らないのはなぜだろうか
6年授業プラン なぜ,解体新書の出版をきっかけにして,日本の医学が急激に進歩したのか
3 探求型授業における学習課題
3年授業プラン なぜ,全部の119番通報が,近くの消防署ではなく弘前消防署の通信指令室につながるのだろう
4年授業プラン なぜ,電力会社は「深夜電力はお得だ」と宣伝するのか
5年授業プラン 生産者の工夫や努力のさらなる改善方法を考えてみよう
6年授業プラン なぜ,公園をつくることが住民のためになるのだろう
小括
あとがき

はしがき

   学習課題が社会科授業の質を決める


 「学習課題,学習問題はどうあるべきか」,「学習課題,学習問題を,授業で成立させるにはどうすればよいのか」は,社会科教育界の重要な課題・問題であった。しかし,学習課題・問題とそれを追求して獲得される知識の質が,課題・問題との関係の中で論じられ,授業設計に有効に働いてきたことは極めて少ない。

 そして,学習課題・問題と使用している用語をどう考えるのかも,共通の認識に至っている訳ではない。学習課題,学習問題は,社会科の背景にある社会諸科学から引き出された科学知,及び,学習者の体験・経験との関係で論じていくことが適切である。本書では,この視点から,社会科で使われている,課題,問題,学習課題,学習問題,課題解決学習,問題解決学習,問題解決的な学習等の用語を整理して示した。その定義にしたがって,以後,課題という用語を使用する。

 課題と獲得される知識の質とは密接に結びついている。したがって,どのような課題を学習指導案で使っているかを見れば,その学習の成果は推測できる。課題と獲得される知識の質が明示されていれば,その学習指導案で展開される授業の全容が見えてくる。

 こういった中で,学習指導要領は,「習得・活用・探究」という新しい概念を導入してきた。これに対応するために,本書では,「習得・活用・探究の段階でどのような課題を設定するか,どのような質の知識を習得させるか」に焦点を絞って,年間指導計画及び学習指導案を開発し提案した。本書で提示した理論・年間指導計画,授業展開例が,今後,「実践の基盤になる,批判の対象になる,新しい社会科の方向への指針となる」ことを期待している。


  2009年6月   編著者 /岩田 一彦

著者紹介

岩田 一彦(いわた かずひこ)著書を検索»

昭和17年4月生まれ

福井大学教育学部助教授,兵庫教育大学助教授を経て,

昭和63.4.〜平成20.3. 同・教授

平成14.4.〜16.3. 兵庫教育大学附属図書館長

平成16.3.〜20.3. 兵庫教育大学連合学校教育学研究科(博士課程)長

平成20.4.〜(現在に至る) 兵庫教育大学大学院特任教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 社会科の「習得・活用・探究」について,いま現場では様々な解釈が飛び交っている。本書は,日本の社会科教育の第一人者である岩田一彦氏が,「習得・活用・探究」について一定の方向付けを行い,それに基づきつつも自由度のある実践が掲載されており,とても興味深い。社会科における「活用」を意識することは,今後の授業改善に繋がると確信した。
      2009/8/27カオル
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