教師の優先順位

教師の優先順位

新刊

総合67位

「本当に大切なこと」に、教師生活をささげたいあなたへ

仕事をうまく行う術とは、「優先順位」を捉えること。しかし、教師ほど「優先順位をつけ難い」仕事もまた他にはない。多忙感はなぜ生まれるのか?教師にとって成果とは何なのか?教職の難しさを徹底的に解き明かし、「自分軸」を失わずに教師人生を舵取りする術を解説。


紙版価格: 2,266円(税込)

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電子版予価: 2,039円(税込)

7/29刊行予定

ISBN:
978-4-18-428022-9
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
対象:
小・中
仕様:
四六判 192頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年7月15日

Contents

もくじの詳細表示

まえがき
Part 1 教師はなぜ多忙感が強いのか
1 優先順位をつけにくい
2 優先順位がすぐに入れ替わる
3 徒労感が強い
4 あれもこれも同時にやらなくてはいけない
5 正解のない仕事に、感情や精神がすり減る
6 目の前の子どもの心を掴んでいればOKではない
教職を楽しむヒントは常に自分の身の回りにある
Part 2 マクロ的視点で優先順位を捉える
1 教師こそ、もっと「自分」を持つ
2 「自分」に誇りを持ちながら仕事する
3 教師は「自分」を生かせる
4 「自分」を生かし自己決定権を握る
5 自分の長所を見つける
6 自分の長所を見つけるために意識的に行動する
7 力を入れることと流すこと
8 人生の中のどんなステージなのか見極める
9 1年間の中でどんな時期かを見極める
Part 3 ミクロ的視点で優先順位を捉える
1 マクロとミクロの関係性を前提に置く
2 優先順位の入れ替わりを受け入れ、前提にする
3 「忘れ」との戦いを制する
4 マクロ的視点を関わらせて仕事を区別する
5 大体の仕事は深い思考を「要さない」
6 「やり忘れ」は「その場主義」で防ぐ
7 「時間のかけ忘れ」は「見通し」と「熟成」で
8 やりながら軌道修正、という視点を持つ
9 一瞬の判断力・対応力を高めることの重要性
Part 4 「成果」を軸に優先順位を捉える
1 「成果」を見つめ直す重要性
2 教師の「成果」を客観的に考える
3 「やりたいこと」の重要性
4 「やりたいこと」のバランス
5 「成果」を厳しく見つめる
6 他者と高め合う
Part 5 全てに全力は「無理」ではなく「無駄」
1 完璧主義を捨て去る
2 自分のペースに持ち込む
3 「全力」が最適解とは限らない
4 無駄なプライドは捨てる
5 「やりたいこと」で周りに貢献する
Part 6 学級づくり、授業づくりの優先順位
1 システム構築、一人ひとりとの関係を紡ぐこと
2 周りへの影響力を掴むこと
3 「自分」を掴むこと
4 「とことん」なのか「流す」のか
5 「とことん」なら発問をグラデーションで考える
6 「流す」なら子どもの活動を組み立てる
Part 7 職員室、保護者との関係の優先順位
1 子どもからの評価は職員からの評価に直結しない
2 優先順位をキャリアで変えていく
3 子どもからの評価は保護者からの評価に直結する
4 保護者のニーズを掴む
あとがき

まえがき

 本書は、私が書いた初の「仕事術」をテーマにした本です。「仕事術」というジャンルではあるものの、主な内容は具体的な仕事の仕方ではなく、仕事に対する考え方がほとんどです。

 そして、いきなり結論から言うと、仕事をうまく行う術とは、「優先順位を捉えること」であると私は考えています。

 であるから、本書の題名は『教師の優先順位』なわけです。

 しかしながら、教師という仕事ほど「優先順位」をつけることが難しい仕事もまた、他にはないのではないかと思っています。

 教師という仕事は、とにかく多忙であり、過酷な労働環境であることが周知の事実となっています。こうした背景から、教員採用試験応募者数はこの20年間で半減したと言われ、現に、小学校教員採用試験の倍率が2倍を切っている地域が多発しています。メディアなどでは、教師の多忙さ、労働時間の長さ、そして保護者などからのクレームなど、労働環境の過酷さが再三取り上げられています。

 これらも事実だとは思います。ただ、これらの問題の根底には、「優先順位をつけにくい」という問題が隠れていると私は考えています。確かに仕事は多いですが、それよりも、多忙感や辛さを生み出しているのは、優先順位をつけることの難しさです。


 本書の構成は、初めに問題提起をしてから、その後、私なりの優先順位への考え方を述べる形となっています。

 まず Part 1にて、教師の多忙さを6つの角度から浮き彫りにします。6つのテーマとは、「優先順位のつけ方が分からない」「優先順位が入れ替わる」「徒労感が強い」「全てに全力で取り組まないといけないように思えてしまう」「授業づくり、学級づくりが難しくて答えがない」「目の前の子どもの相手だけをしていればいいわけではない」というものです。どれも、私が公立小学校で働いてきて、実際に「難しいな」と感じたテーマです。

 その後 Part 2以降にて、その6つのテーマに絡めながら、優先順位について私なりの考えを述べます。本書が、読者の先生方の教師人生を豊かにする一助になれば幸いです。


   /土居 正博

著者紹介

土居 正博(どい まさひろ)著書を検索»

1988年,東京都八王子市生まれ。創価大学教職大学院修了。川崎市公立小学校に勤務。国語教育探究の会会員(東京支部)。全国大学国語教育学会会員。国語科学習デザイン学会会員。全国国語授業研究会監事。教育サークル「深澤道場」所属。教育サークルKYOSO’s代表。2018年,読売教育賞受賞。2023年,博報賞(奨励賞)受賞。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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