- はじめに
- 本書の使い方
- 第1章 子どもが主人公になれる道徳科授業づくり
- 子どもの道徳性発達について考える
- 「問い」からはじめる「考え,議論する」道徳科授業づくり
- 道徳科の特質を踏まえたパッケージ型ユニットによる道徳科授業づくり
- 教科教育としての道徳科の特質を踏まえた「指導と評価の一体化」
- 第2章 365日の全授業
- 1年生
- C−(14) がっこうだいすき(授業開きモデル) 【よりよい学校生活,集団生活の充実】
- オリエンテーション 1年生
- A−(1) よいこととわるいこと 【善悪の判断,自律,自由と責任】
- A−(1) ダメ 【善悪の判断,自律,自由と責任】
- A−(2) きんのおの 【正直,誠実】
- A−(2) ひつじかいのこども 【正直,誠実】
- A−(3) かぼちゃのつる 【節度,節制】
- A−(3) きもちのよいせいかつ 【節度,節制】
- A−(3) じゅぎょうがはじまりますよ 【節度,節制】
- A−(4) みんなじょうず 【個性の伸長】
- A−(4) ええところ 【個性の伸長】
- A−(5) おふろそうじ 【希望と勇気,努力と強い意志】
- A−(5) がんばれポポ 【希望と勇気,努力と強い意志】
- B−(6) はしのうえのおおかみ 【親切,思いやり】
- B−(6) くりのみ 【親切,思いやり】
- B−(7) ありがとうがいっぱい 【感謝】
- B−(7) がっこうにはね 【感謝】
- B−(8) あいさつ 【礼儀】
- B−(8) わすれていること,なあい 【礼儀】
- B−(9) 二わのことり 【友情,信頼】
- B−(9) なかよくね 【友情,信頼】
- C−(10) どうしてこうなるのかな 【規則の尊重】
- C−(10) よりみち 【規則の尊重】
- C−(11) ジャングルジム 【公正,公平,社会正義】
- C−(11) みんないっしょ 【公正,公平,社会正義】
- C−(12) きゅうしょくとうばん 【勤労,公共の精神】
- C−(13) かぞくとおはなし 【家族愛,家庭生活の充実】
- C−(13) かやねずみのおかあさん 【家族愛,家庭生活の充実】
- C−(14) がっこうだいすき 【よりよい学校生活,集団生活の充実】
- C−(15) にほんのあそび 【伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度】
- C−(16) ぼくとシャオミン 【国際理解,国際親善】
- D−(17) ハムスターのあかちゃん 【生命の尊さ】
- D−(17) いきているって 【生命の尊さ】
- D−(17) ちいさなふとん 【生命の尊さ】
- D−(18) あさがお 【自然愛護】
- D−(19) 七つのほし 【感動,畏敬の念】
- 2年生
- オリエンテーション 2年生
- A−(1) ぽんたとかんた 【善悪の判断,自律,自由と責任】
- A−(1) 角がついたかいじゅう 【善悪の判断,自律,自由と責任】
- A−(2) お月さまとコロ 【正直,誠実】
- A−(2) さるへいと立てふだ 【正直,誠実】
- A−(3) るっぺどうしたの 【節度,節制】
- A−(3) お年玉をもらったけれど 【節度,節制】
- A−(3) 「かむかむメニュー」 【節度,節制】
- A−(4) おり紙の名人―よしざわ あきら 【個性の伸長】
- A−(4) ありがとう,りょうたさん 【個性の伸長】
- A−(5) ぼくは「のび太」でした〜藤子・F・不二雄 【希望と勇気,努力と強い意志】
- A−(5) こうさとびができた 【希望と勇気,努力と強い意志】
- B−(6) ぐみの木と小鳥 【親切,思いやり】
- B−(6) かっぱ わくわく 【親切,思いやり】
- B−(7) きつねとぶどう 【感謝】
- B−(7) ありがとうの手紙 【感謝】
- B−(8) あいさつがきらいな王さま 【礼儀】
- B−(8) なかよしだけど 【礼儀】
- B−(9) 森のともだち 【友情,信頼】
- B−(9) およげないりすさん 【友情,信頼】
- C−(10) きいろいベンチ 【規則の尊重】
- C−(10) おじさんからの手紙 【規則の尊重】
- C−(11) 雨ふり 【公正,公平,社会正義】
- C−(11) 三びきは友だち 【公正,公平,社会正義】
- C−(12) 森のゆうびんやさん 【勤労,公共の精神】
- C−(12) おでこのあせ 【勤労,公共の精神】
- C−(13) ぼくのサッカーシューズ 【家族愛,家庭生活の充実】
- C−(13) おばあちゃんお元気ですか 【家族愛,家庭生活の充実】
- C−(14) クラスの大へんしん 【よりよい学校生活,集団生活の充実】
- C−(14) 「三くみ大すき」 【よりよい学校生活,集団生活の充実】
- C−(15) ぎおんまつり 【伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度】
- C−(16) 日本のお米,せかいのお米 【国際理解,国際親善】
- D−(17) がんばれアヌーラ 【生命の尊さ】
- D−(17) たんじょう日 【生命の尊さ】
- D−(18) まいごになった赤ちゃんくじら 【自然愛護】
- D−(19) しあわせの王子 【感動,畏敬の念】
- 付録
- 1年生の評価文例
- 2年生の評価文例
- 執筆者紹介
はじめに
本書は,1・2年生,3・4年生,5・6年生と3分冊化し,第1章「子どもが主人公になれる道徳科授業づくり」,第2章「授業実践事例」,付録「評価文例」といった章立て構成にしています。各巻の第1章では,対象となる子どもたちの特質を踏まえた道徳科授業づくりの要諦となる考え方を示し,主たる読者である教師に明確な指導指針が見える「道徳科年間指導指南書」となることを明確に打ち出しています。子どもたちの発達の特質と道徳的実態を踏まえた授業づくりの中核となる3つのキーワード,「発達特性」「『問い』の育み」「ユニット学び」の提案が本書の意図だからです。それらをより詳細に解説するかたちで第1章では,「子どもの道徳性発達について考える」「『問い』からはじめる『考え,議論する』道徳科授業づくり」「道徳科の特質を踏まえたパッケージ型ユニットによる道徳科授業づくり」「教科教育としての道徳科の特質を踏まえた『指導と評価の一体化』」とタイトル構成をしました。それらをご理解された上で,自分なりの創意工夫を加えながら毎時間の実践を有効活用していただきたいと願っています。
【発達特性】
子どもは乳児期,幼児期,児童期,青年期と加齢的に成長していきます。それは身体的な成熟のみではありません。身体的成熟とともに様々な人,こと,ものとの交互作用を通じて知性や社会性,道徳性といった個の内面も一緒に成長させていきます。教師がそのような子どもの内面的理解をせずに道徳科を指導しても,それは決して子どもたちの「心の活力」と正面から向き合って育むことにはつながっていかないと思います。だからこそ,配慮してほしいのです。
【「問い」の育み】
道徳科は教科書教材を読んで指導書に書いてある発問をして答えさせたり書かせたりすればそれで十分と考えてはいませんか? 道徳科で培う道徳性は,自らのよりよい人生,正しい人生,美しい人生を歩んでいくための道標のような役割を果たします。そんな道徳性を育む道徳科において,子どもたちをお客様にしたまま教師主導でどんどん引っぱっていくような授業展開で本当によいのでしょうか? 自分の生き方を目指す道標となる「問い」を見つけるのはまぎれもなく子ども自身です。そして,そこにたどりつくための学びを開くのも子ども自身です。
【ユニット学び】
いくら子どもが本気になって学ぶ授業であっても,限られた1時間だけの道徳科ではやはり深まりに限度があります。特に今日の社会では,様々な価値を複雑に内包した現代的な道徳課題も少なくありません。それらを複眼的に捉え,比較吟味し,客観的な事実や考え方を引き寄せながら総合的な道徳的思考・判断をしていく論理的思考型の授業もこれからの道徳科新時代では不可欠な要素となってきます。そんな道徳学習を可能にするのが,「ユニット学び」です。
/田沼 茂紀
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@学校のイラスト素材
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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イラストカット (主に小学校低学年) |
illust_tei.zip | 19,393KB | |
イラストカット (主に小学校中・高学年) |
illust_chukou.zip | 21,778KB |
A評価文例
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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評価文例PDF一式 | hyouka_12.pdf | 1,049KB |
B関連書籍PDF
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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関連書籍PDF一式 | kanren.zip | 24,605KB |
Cイラスト素材2023年春追加分
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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イラストカット (カラー、グレー、ぬり絵) |
illust_cut.zip | 35,270KB |
※Bは『道徳科授業のネタ&アイデア100 小学校編』『「特別の教科 道徳」授業&評価完全ガイド―通知表の記入文例付』の一部を抜粋したものです。
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