- はじめに
- 第1章 抱え込まない、学級づくり
- 学級の問題は、担任1人の責任だと思わない
- クラスの空気は「子ども×自分の強み」でつくる
- 「学級をコントロールしよう」としない
- 「全部見ている先生」をやめる
- 「子どもに任せる=放任」と捉えない
- 学級が荒れる前に「自分の余裕」を把握する
- 指導より対話を効果的に使い分ける
- 「完璧な学級経営」という幻想を捨てる
- 学級は1人で背負わない
- 第2章 抱え込まない、授業づくり
- 「完璧な授業はない」前提でつくる
- 教材研究は0→1ではなく、1→10でイメージする
- 教材研究に正解を求めない
- 授業を1人で完成させない
- 毎度100点の授業を目指さない
- 失敗したと思った授業からでも、できたことを探す
- モデルになる授業から学ぶ
- 「準備不足=ダメ教師」と捉えない
- 授業力だけで教師の価値は決まらない
- 第3章 抱え込まない、友だち関係のトラブル対応
- 「全部自分でなんとかしなきゃ」と思わなくていい
- 子ども同士の問題は、教師間で共有しながら動く
- トラブルの解決の最後は子どもに委ねる
- 白黒はっきりつけようとしない
- 全員の納得を諦める
- 1人で判断しない仕組みをつくる
- 「子どもの感情=事実」ではない
- 問題行動より、「背景」を見る
- 1人の100点より、全員の60点を目指す
- 第4章 抱え込まない、保護者対応
- 感情には寄り添うが、要求は一度立ち止まって考える
- 即レスよりも熟考レスを意識する
- 自分の中で「線引き」をする
- 対応で消耗しないよう、距離を取って向き合う
- 1人で対応しない選択を常に頭に入れておく
- 「いい先生」を演じない
- 「謝る=全面的に非を認める」と捉えない
- その場、その瞬間で結論や正解を出さない
- 対応後に、自分の中で整理して振り返る
- 第5章 抱え込まない、教師の仕事全般
- 頼まれても、即答イエスマンはやめる
- どんな仕事でも全体像を見るところから始める
- 前年踏襲を疑う
- やることを「スケジュール」に落とし込む
- 「自分がやらなくていい仕事」はないか常にアンテナをはる
- 今やらなくていい仕事を見極める
- 「仕事量=評価」と捉えない
- 「毎日どんな働き方がベストか」を自分に問いかける
- おわりに
- 付録
はじめに
私は、教員4年目に適応障害になりました。
憧れの教師になり、何でも自分でできなければならない。周囲に迷惑をかけず、目の前の仕事に全力で取り組まなければならない。そう考え、授業や学級経営、校務分掌などを1人で抱え込んでいました。
教師を目指したきっかけは、小学生の頃に出会った恩師です。私がクラスで孤立したとき、その先生は真正面から向き合い、再び集団に戻れるよう支えてくれました。
「自分も、苦しんでいる人を支えられる教師になりたい」
それが私の出発点でした。だからこそ教師になってからも、「子どものために」と思い頑張り続けました。しかし、その頑張りが自分を追い詰めてしまったのかもしれません。
その経験から、「仕事がつらい」「周囲の先生のようにうまくできない」「教師に向いていないのかもしれない」「それでも、本当は子どもたちと関わり続けたい」そんな弱さや苦しさを抱えながらも、「できることなら教師を続けたい」と願う先生のために、完璧な授業や学級経営を目指すのではなく、無理なく続けていくための考え方をこの本にまとめました。
すべてを1人で抱えなくていい。すべての仕事を完璧にこなさなくていい。「教師ならこうあるべき」という正しさより、自分が無理なく続けられる方法を探していいのです。
私も教師という仕事が好きです。だからこそ、今でも教壇に立っています。
続けるか、辞めるか。その2つだけが選択肢ではありません。自分に合った働き方や頑張り方を見つけることも、大切な選択です。
ここには、私自身の経験と多くの先生方の悩みを聞く中で伝えてきた考えをまとめました。
最初から読んでいただいても構いませんが、仕事全体への考え方を整えたい、少しでも心を軽くしたい方は、第5章から読み始めてみてください。
強い教師にならなくても、教師は続けられます。この本が、自分を守りながら、あなたらしく教師を続けるための手がかりになれば幸いです。
2026年8月 /山崎 大樹
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明治図書

















