- はじめに
- 第1章 掲示物で子どもを育てる3つのポイント
- POINT 1 掲示物を成長の道標にする
- POINT 2 掲示物を効果的にする3つの工夫を行う
- POINT 3 掲示物は子どもの成長とともに貼っていく
- 第2章 毎日,目にして育つ「ちょこっと教室掲示」60
- 人間力を高める
- 01 笑顔の大切さを伝える 「笑顔のねだん」
- 02 感謝の気持ちがもてる 「有り難い←→当たり前」
- 03 素直な気持ちをつくる 「心のコップは上向きに」
- 04 行動を見直すようになる 「超一流を目指す」
- 05 小さな努力を積み重ねられる 「1.0以上を目指す」
- 06 信頼を得る行動を知る 「信用貯金をためよう!」
- 07 積極性と責任感が培われる 「積極型になろう!/責任をもとう」
- 08 失敗が怖くなくなる 「挑戦の道のり」
- 09 過去の失敗を未来につなげる 「未来志向」
- 10 子どもの受け取り方が変わる 「成長する叱られ方」
- 11 長めの目標で成長につなげる 「達成目標」
- 12 学校に来る意味を感じられる 「学校は未来への種まき」
- 13 勝負ごとを成長につなげる 「勝ち負けよりも大切なこと」
- 日常生活が整う
- 14 どんな学級にしたいか伝える 「担任の願い」
- 15 学級の願いがかなう 「生きた学級目標」
- 16 目標を具体化して示す 「身につける力」
- 17 学級の弱点を改善する 「今週の目標」
- 18 自分たちで課題解決に向かえる 「目標の振り返り」
- 19 問題を自分ごととして捉えられる 「作戦会議」
- 20 学級全体で喜び合える 「拍手5原則」
- 21 学級全体を温かい雰囲気にする 「話を聞くのは思いやり」
- 22 言葉を大切にするようになる 「言霊(ことだま)」
- 23 教室の言葉が変わる 「体・心・未来をつくるもの」
- 24 きくことへの意識を高める 「きくレベルUP」
- 25 話に反応できるようになる 「ナイスリアクション」
- 26 気持ちよさが広がる 「あいさつの合言葉」
- 27 安心・安全な教室にする意識が芽生える 「ハインリッヒの法則」
- 28 ルールのある意味を考える 「ルールは何のため?」
- 29 朝の支度がスムーズになる 「学校に来てすること」
- 30 スムーズに進行できる 「朝の会・帰りの会の台本」
- 31 時間通りに授業を始める 「授業開始の合言葉」
- 32 小さなルールから規則を確認する 「ふでばこのなかみ」
- 33 きれいに整理ができる 「おどうぐばこのなかみ」
- 34 机回りがスッキリする 「机の横にかけるもの」
- 35 静かに廊下を歩けるようになる 「廊下の歩き方の合言葉」
- 36 素早く準備が終わる 「給食のつくり方チェック」
- 37 丁寧でスムーズになる 「給食の片付け方チェック」
- 授業態度が上向く
- 38 目的意識をもてる 「勉強するのは何のため?」
- 39 主体的に学ぶ意識をもてる 「学校は学ぶ所」
- 40 授業への参加態度がよくなる 「賢くなる口癖」
- 41 自己調整力が身につく 「学びの5ステップ」
- 42 学習の質を高める 「インプットとアウトプット」
- 43 授業の受け方が身につく 「成長する授業のポイント」
- 44 学習規律が身につく 「今何の時間?」
- 45 学習がわかった瞬間を振り返る 「振り返りA」
- 46 気づきや変化を振り返る 「振り返りB」
- 47 成長したことを振り返る 「振り返りC」
- 48 丁寧に字を書く意識を高める 「美文字を目指す」
- 49 話の内容をしっかり理解するための 「話の聞き方」
- 50 ちょうどよい大きさを学ぶ 「声のものさし」
- 51 話の内容が伝わりやすくなる 「やりとりの生まれる話型」
- 52 学級全体に意見を届ける 「発言の仕方」
- 53 話し合いが充実する 「グループ活動の仕方」
- 合言葉で動ける
- 54 友達との距離がグッと縮まる 「男女関係なく」
- 55 ピシッと手が挙がるようになる 「指先にたましい」
- 56 前向きな気持ちになれる 「やる気の出ることば」
- 57 後ろ向きな気持ちを捨てる 「やる気をなくすことば」
- 58 ポジティブな反応を生む 「『え』が『お』で笑顔」
- 59 自分から変わる大切さを知る 「鏡の法則」
- 60 自分で考えて動けるようになる 「自分達力」
- おわりに
はじめに
私は何度も経験したことがあります。
「あの時言ったじゃん!」
と,子どもに伝えた内容を忘れられてしまっていたことが。
「全然伝わらない…」
と,話す内容を全く理解してもらえなかったことが。
「あの時できたじゃん!」
と,前にできたことができなくなってしまっていたことが。
あんなに一生懸命に伝えたことです。しかし,その内容を忘れられてしまったり,伝わらなかったり,できなくなってしまっていたりすると,愕然としてしまいます。
これは,子どもがいけないんだと,どこか子どものせいにしていた自分がいました。
一方,大人である私は,
「あの感動した話ってなんだっけ?」
と,心が揺さぶられる話を聞いたのに忘れてしまったことがあります。
「それってどうやるの?」
と,実践を紹介していただいたのに理解できなかったことがあります。
「そういえばどうやっていたかな?」
と,昔にやっていたことができなくなってしまったことがあります。
大人である私でさえも,忘れてしまったり,理解ができなかったり,できなくなってしまったりすることがあります。大人である私がそうなってしまうのだから,子どもだってそうなってしまうのだと,やっと気がつきました。
では,どうしたら子どもに話した内容を覚えていてもらったり,理解してもらったり,すぐに確認したりできるのか考えました。
そのためには,いつでも振り返ることができ,簡単に理解できる媒体が必要だと考えました。そして行き着いた答えが
掲示物
でした。
掲示物は,教室の壁に簡単に貼り,いつでも振り返ることができます。簡単な言葉でまとめたり,わかりやすい絵や図で表現したりすることで相手に理解してもらうことができます。
私たち教師の身近にある掲示物を活用することで,今まで伝わりきらなかった教師の願いや身につけさせられなかった実践を,より子どもの成長につなげることができるようになります。
本書では,私や古舘が実際に教室で使って効果的だった掲示物を,みなさんのお役に立てるようにまとめさせていただきました。みなさんの学級経営の一助になれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。
/著者 橋 朋彦
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明治図書

















