学級経営サポートBOOKS
「子ども・保護者との信頼関係づくり」パーフェクトガイド

学級経営サポートBOOKS「子ども・保護者との信頼関係づくり」パーフェクトガイド

学級を安心感のある空間に!子ども・保護者との関係づくりヒント

子どもと保護者のワクワクと不安感に寄り添う!学級担任のための信頼関係づくりパーフェクトガイド。良好な信頼関係づくりの基礎基本から、ルールと納得感を生む指導術、安心感のある学級づくりから、保護者の不安も解消する行事運営まで。関係づくりに必携の1冊です。


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PDF
ISBN:
978-4-18-413025-8
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月19日

CONTENTS

もくじの詳細表示

まえがき
千里の道も一歩から!1 子どもと信頼関係を築く教師のスタンスPERFECT GUIDE
01 信頼関係は,日常が全て。率先垂範で示そう
02 「子どもの見取りプリント」を通して,子どものよさを見よう
03 「トラブルは成長のチャンス」と捉えよう
04 子どもの前で上機嫌でいよう
05 子どもの「聞いてほしい」「見てほしい」という思いを温かく受け止めよう
06 間違ったら,子どもに素直に謝ろう
07 子どもと笑顔で落ち着いて接するために,ゆとりをもとう
08 子どもの好きなものや興味のあるものを知ろう
09 適度に自分の話をし,自己開示をしよう
10 「伸びたか,伸びていないか」で子どもを見よう
ルールと納得感が大切!2 子どもと信頼関係を築く指導術PERFECT GUIDE
01 「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」のイメージを,具体的に伝えよう
02 「静かにして!」と強く言わなくても済む方法を考えよう
03 子どもが納得する叱り方をしよう
04 個人の問題なのかクラスの問題なのかを見極めよう
05 強く叱ったときは,後でもう一度落ち着いて話をしよう
06 ちょっとしたスキンシップをとろう
07 ユーモアを交えた指導を行おう
08 困ったら,子どもに相談しよう
09 子どもに見通しを伝えよう
10 元気がない子や落ち込んでいる子がいたら,話を聞いて帰そう
11 宿題を忘れた子には,「宿題ルール」に基づいて対応しよう
12 指導するときは,そうすることのよさや価値を考えさせよう
13 子どもに何かを伝えるときは,「Iメッセージ」を意識しよう
14 子どもが楽しく学べる授業を行おう
15 授業の終わり時刻と下校時刻を守ろう
16 子どもが忘れ物をしたら,対応の仕方を教え,貸してあげよう
学級を安心感のある空間に!3 子どもと信頼関係を築く学級づくりPERFECT GUIDE
01 「おしゃべりタイム」を設定して,子ども一人一人と対話を重ねよう
02 「学級だよりの読み聞かせ」を通して,子どもによさやがんばりを伝えよう
03 「友達のいいところ探し」を通して,子どものよさを見つけて伝えよう
04 「絵本の読み聞かせ」を通して,素敵な時間を共有しよう
05 「先生へのメッセージカード」を通して,子どもの思いを受け止めよう
06 「振り返り日記」を通して,子どもの気持ちを知ろう
07 欠席した子に「お休みカード」を届けよう
08 子どもに「おはようメッセージ」を書こう
09 クラスを楽しくする係を作ろう
10 子どもの力でクラスをよりよくする活動を取り入れよう
11 教師が笑顔で子どもを迎えよう
12 休み時間に子どもと一緒に遊ぼう
13 教室環境をきれいに保とう
14 子どもの素敵な姿を写真に撮ろう
15 子どもの誕生日をお祝いしよう
16 子ども一人一人と関わることができるシステムを取り入れよう
17 時間が空いたら,ちょっとしたゲームやクイズをしよう
18 帰りの会で,子どものよさやがんばりを褒めよう
19 下校するときは,昇降口まで子どもを見送ろう
1年間の協力体制をつくる!4 保護者と信頼関係を築く基本姿勢PERFECT GUIDE
01 保護者との「共育」を心がけよう
02 指導の方針と理由を説明しよう
03 怪我をしたときや物が壊れたときは,より丁寧な対応を心がけよう
04 学校・学年で連携をとり,チームとして指導にあたろう
05 子どもが休んだら,学校としてできる限りのことをしよう
06 宿題の意図や内容を保護者に説明し,協力を仰ごう
07 提出書類の内容や期日を,わかりやすく説明しよう
08 保護者からのクレームには,誠実で丁寧な対応を心がけよう
09 学校内外で保護者と会ったら,進んであいさつをしよう
不安を解消するコミュニケーションを!5 保護者と信頼関係を築く行事や取り組みPERFECT GUIDE
01 連絡帳を通して,保護者と信頼関係を築こう
02 「参加してよかった」と思ってもらえる保護者会にしよう
03 保護者が満足する授業参観にしよう
04 保護者が我が子のよさやがんばりを感じる通知表にしよう
05 「来てよかった」と思ってもらえる個人面談にしよう
06 家庭訪問を通して,子どものよさやがんばりを伝えよう
07 丁寧でこまめな電話連絡を心がけよう
08 学級だよりを通して,子どもの学校での様子を保護者に伝えよう
09 週プログラムで,次の週の予定や持ち物を前もって連絡しよう
10 子どもの誕生日には,保護者にお祝いの気持ちを伝えよう
11 我が子が教師を信頼していることが第一
あとがき

まえがき

 本書を手に取ってくださり,ありがとうございます。


 「子どもとの信頼関係」というと,昔の苦い思い出が頭に浮かびます。


 私は,「子どもと一緒に充実した日々を過ごしたい」「素敵なクラスをつくりたい」というやる気と情熱をもって教師になりました。


 しかし,いざ教壇に立つと,そのやる気と情熱が空回りしました。

 「こうしたい」という自分の思いが先に立ち,子どもの思いを受け止めていませんでした。自分の意に沿わないときは,感情的に怒ったり,クラスのことを私が強引に決めたりすることもありました。


 その結果,私は,子どもと信頼関係を築くことができませんでした。子どもとの間に,心の距離を感じました。

 保護者からは,「先生のやり方は,うちの子には厳しいです」と言われました。


 当時の私は,まるで「無茶な運転をするバスの運転手」のようだったのです。自分が運転するバスに子どもを乗せ,自分がやりたいようにバスを走らせていたのです。

 心地よいのは私だけで,子どもは振り落とされそうになって手摺りにしがみつき,バス酔いをしていたのです。


 当時のことを思い返すと,今でも子どもと保護者に対して申し訳ない気持ちになります。

 こうした経験を経て,子どもと良好な信頼関係を構築することを何よりも第一に考え,自分なりに試行錯誤を重ねてきました。


 本書では,日々子どもたちと向き合っている先生方が,子どもそして保護者と良好な信頼関係を築き,楽しく充実した毎日を過ごしていけるように,これまでの私の経験をふまえて,指導・実践をまとめました。


 一つ一つの指導・実践において,「なぜそういった指導・実践を行うのか」「その指導・実践の根底にはどのような思いがあるのか」という「観」(子ども観・教育観・指導観……)にも触れてあります。


 ご自身の「観」に照らし合わせながら本書を読んでいただき,ほんの少しでも先生方の指導・実践の参考になれば,これ以上の喜びはありません。


  子どもとの良好な信頼関係の構築が第一である。


  2021年7月   /浅野 英樹

著者紹介

浅野 英樹(あさの ひでき)著書を検索»

香川県出身。千葉県公立小学校教員。アメリカ合衆国日本人学校での勤務や千葉大学教育学部委託研究生(国語教育学)としての勤務等を経験。「子どもとの良好な信頼関係の構築」を第一に考え,日々子どもたちと向き合っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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