大学や教育センターでは教えてくれない若手教師にとって大事なこと、教えます

大学や教育センターでは教えてくれない若手教師にとって大事なこと、教えます

新刊

総合83位

幸せな教師生活を送るために!教師の職能形成とロールモデル

多くの学生を学校現場に送り出してきた著者が、若手教師やこれから教師を目指す方に送る、幸せな教師生活を送るための50の本音アドバイス。大学や教育センター、研修ではスルーされがちな、これからの教師生活を幸せになる秘訣が満載の1冊です。


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ファイル形式

PDF
ISBN:
978-4-18-401923-2
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
対象:
小・中・他
仕様:
A5判 128頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年3月9日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
1 教師は魅力的な職業である
1 魅力的な職業―実は離職率は低い
2 若手に必要な能力―2つのシナリオ
3 おはようございます―5つのことの徹底
4 ありがとうございます―感謝は戻ってくる
5 すみませんでした―許されなくても
6 お先に失礼します―仕事の分類とロールモデル
7 勤務時間―余裕を持ち,幸せであることこそ
8 納期第一―すぐ終わらせる
9 何かできることはありませんか―「あてに」されるようになれ
10 困った上司・先輩教師との付き合い方―5つのことを徹底しよう
11 雑談―その上の本丸
12 出世する方法―仕事を任せられるように
COLUMN
2 授業づくりは逆算で考える
1 先輩から学ぶ―原因は自分
2 教員養成・教員再教育における最大の誤解―授業の基本
3 声の出し方・板書の仕方―声と言葉のトレーニング
4 飽きさせない―15分の法則
5 授業は気楽に―「その先生の授業を聞こう」という構え
6 授業の組み立て方―逆算こそ大事
7 教育実習―驕らず,腐らず,したたかに
8 荒技―自分自身の今できる等身大のことを
9 全員に分かる授業―教師たるものそれを目指すべきか
10 分からなくてもOK―1人1人にとってかけがえのない学びはある
COLUMN
3 学級経営 集団を単位として考える
1 その子,その事を変える力は教師にはない―集団に対して時間と手間をかけよう
2 集団の構造―「やりたくない」子もやらなくちゃ
3 徳か得か―納得こそ大事
4 方法ではなく目的―それが何のためにあるかを考えよう
5 語り―内容より誰が語るか
6 新たな学力観―集団を単位として考えよう
7 特別支援教育―自分の得意なところと不得意なところを理解する
8 叱ること―全体に語ることが集団を育てる
9 笑う―どのように反応するかを考える
10 間合い―見えてくる次の壁
11 教師依存の危険性―学級経営の眼目は卒業後に
12 理想の教師像はそれでよいか@―ドラマのようにはいかない
13 理想の教師像はそれでよいかA―皆さんにとって○○
14 学級経営が上手くいかない場合―何をすべきか
COLUMN
4 教師の職能形成
1 教師に向いている―あなたはあなたのままで
2 職能成長の過程―教え方レベルと理解レベル
3 職能形成のために守るべき3つのこと―自分のできることを
4 志を高く維持するためには―人に語ることで
COLUMN
5 これからの時代における幸せ
1 終身雇用の崩壊―日本の実態をとらえる
2 脱工業化社会―フィットした人材とは
3 脱工業化社会で生き残る人材―学校の役割とは
4 これからの時代に必要なもの―一生涯を決定するのは学校時代
5 あなたの幸せ―共通の土台
6 パートナー―出会える人の数は本当に少ない
7 投資 アタリの職業がなくなった―昔のアタリと今のアタリ
8 今からやるべきこと―心の片隅に
COLUMN
おわりに

はじめに

 令和7年3月をもって退職いたしました。2年間の高校教師と38年間の大学教師で40年間の教師人生の一段落です。現在もネットを介してのオンラインゼミで多くの教師を指導していますが,毎日接する形での指導は終わりです。

 退職後は悠々自適の生活に浸っています。本当に幸せに過ごしています。しかし,SNSのタイムラインには教師,特に若い教師の厳しい状況が流れてきます。

 若い教師の卵,教師のひよこの方々への強い思いがあります。

 ブラック勤務で脅されまくっています。そのため,教師志望者は減少しています。行政は恥も外聞も捨てて人集めに奔走しています。しかし,一向に改善の見通しが立たない。教員養成系大学・学部において,昔は教育実習の後に少人数が進路変更したのが,今では学部1年からどんどん変更する状態です。その中でも教員を志望する方々は,国の宝だと思います。

 同時に「大丈夫だろうか?」という危機感を持っています。

 今の子どもたちの親世代は就職氷河期の人が多くを占めています。その人たちは,学校でいい成績を取れば,幸せな人生を送れると信じ,学校や教師の言うことに従っていました。ところが,それが見事に裏切られてしまいました。

 保護者が学校や教師に不信感を持てば,それは子どもに伝わります。保護者や子どもは時代の変化を感じ始めています。いや,理解し行動し始めています。ところが,多くの学校や教師は変化の重大性に気づいていない。いや,気づいているのですが,それを認めてしまうと,自分たちが変わらなければならなくなります。それが嫌なので目を閉じ,耳を塞いでいます。そのことによって保護者・子どもと学校・教師の乖離,対立が先鋭化されています。

 明日の授業準備で頭がいっぱいの皆さんが,そのことを理解し,言語化することは自力では不可能です。今の50歳代後半の方々は逃げ切れるかもしれませんが,皆さんは逃げ切れない。

 本書では,皆さんが直近の数年,そしてその後の人生において幸せになるには何が必要かを伝えたいと思います。教職を選んだ皆さんを幸せにしたいのです。そして,幸せな皆さんが,子どもたちを幸せにできるのです。

 最初に書いておかなければならないことがあります。

 私はかなり変な人だとして有名です。皆さんが大学・大学院の教職関係の講義で言われてきたこと,多くの先輩教師から言われてきたこと,教育センター等の研修で言われてきたこと,それらと真逆なことを言います。びっくりするかもしれませんが,チャンと読んでいただければ,私の主張には筋が通っており,シンプルであることが分かると思います。

 若い人たちを思い浮かべ,わくわくしながら書き始めています。



著者紹介

西川 純(にしかわ じゅん)著書を検索»

1959年東京生まれ。筑波大学生物学類卒業,筑波大学大学院教育研究科修了(教育学修士)。博士(学校教育学)。前臨床教科教育学会会長。元上越教育大学教職大学院教授。『学び合い』(二重括弧の学び合い)を提唱。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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