系統的な言語活動で鍛える!
活用力を育てる国語ワークシート集 低学年編

系統的な言語活動で鍛える!活用力を育てる国語ワークシート集 低学年編

国語で身につけたい活用力&指導法のすべてがわかる1冊!

国語で重視される言語活動を通して、話す聞く・書く・読む・伝統の領域別に活用する力をつける教材集。低学年編には「ゆう園地へ 行く 道じゅんを 話し合おう」「そうぞうしたお話を しょうかいしよう」などすぐに使える補充・発展教材を多数紹介しています!


紙版価格: 2,090円(税込)

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ISBN:
978-4-18-386012-5
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2024年4月19日

もくじ

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まえがき
T章 活用する力を育てる国語科授業づくり
[1] 国語科における活用する力とは
1 PISA調査から見える活用
2 全国学力・学習状況調査から見える活用
3 新学習指導要領・国語における活用
[2] 学校全体における国語力向上に向けて
1 研修の充実――問題を解くことと国語力向上のためのプランづくり
2 言語生活を耕す継続的な取り組みと教育課程の工夫
3 国語科と各教科の関連
U章 1・2学年のワークシート
1 ワークシートの使い方
2 領域、指導事項(習得)と言語活動例(活用)の相関とワークの割り振り
ワークシート例
[T] 学校の行じを ようち園や  ほいく園の 子たちに しょうかいしよう
[U] 学校のことを しょうかいする 文を 書こう
T・U正答例・解説
*話聞*
[1] 生きものの ふしぎについて  分かったことを つたえよう
[2] 手作りおもちゃの せつ明をしよう
[3] しょうたいすることを 電話で つたえよう
[4] はたらく自どう車クイズを 作ろう
[5] もちもの当てクイズを しよう
[6] わたしの すきな本を しょうかいしよう
[7] 見学したことを しょうかいしよう
[8] 話して 聞いて もっと なかよしになろう
[9] ゆう園地へ 行く 道じゅんを 話し合おう
*書く*
[10] 朝顔を かんさつして 書こう
[11] そうぞうしたお話を しょうかいしよう
[12] やさいの しゅうかく わくわく作文を 書こう
[13] 見たことや したことを 分かりやすく 書こう
[14] おりかえしリレーの やり方を せつ明しよう
[15] 生きものクイズを 作ろう
[16] きゅう食のことを おうちの人に 知らせよう
[17] 学げい会に ようち園・  ほいく園の 子を しょうたいしよう
[18] 「チョウのひみつ」クイズを 作ろう
[19] おれいの 手紙を 書こう
[20] 楽しいあそびを しょうかいしよう
[21] 書いた文を 読みかえそう
[22] 作文を 読み合って、よいところを つたえ合おう
*読む*
[23] 会話文を 工ふうして 読もう
[24] お話の じゅんじょに 気をつけて 読もう
[25] おいしい ホットケーキを 作ろう
[26] 読書ゆうびんを 書こう
[27] お話を 読んで、友だちに しょうかいしよう
[28] お話の せかいを 友だちと 楽しもう
[29] わたしの お気に入りの 本を しょうかいしよう
*伝統*
[30] むかし話を 読もう
[31] むかし話を 読みくらべよう
[32] 正しい 画の 長さと 方こう
V章 正答例・解説

まえがき

 春夏秋冬、美しい日本の風土に育つ子どもたちに、豊かな言語を育みたいと願っています。言葉を教え表現を磨くことも、説得力をもって論理的に伝えることも、情報を読み解き、自分なりの考えをまとめることも、日本語を使います。こうして、日本語を使って、感じたり考えたりしていることが、そのまま、感受性や思考力、判断力を育てていることにつながります。

 新学習指導要領では、特に言語活動が重視されています。習得・活用・探究といった、学力の道筋もはっきり示されました。それは、今まで学んだことを活用していくことや、主体性をもって考えを進めていくことが、子どもたちに弱かったことの反省から、焦点が当てられたものです。

 国語の学習を進めるとき、すぐれた文学作品に触れて、心を揺らしたり、詩作を通して自身を見つめたりすることと並行して、言語活動を通して活用の力をつけていくことは、今、重要な課題です。ただ、その学習方法が試行錯誤の状態で、拠り所を求めていることも事実です。そこで、系統的に段階を踏まえることや、偏ることなく力をつける方法として、このシリーズの編集を手がけました。

 本シリーズは、国語の授業や家庭学習で、活用する力をつけるための教材ワーク集です。低学年編・中学年編・高学年編の3分冊から構成されていて、本書はその1冊です。扱い方によっては、中学校でも活用できます。

 本書では、千葉大学教育学部教授の寺井正憲先生に、国語科における「活用する力」とは何か、どのように指導していくことが大切かを、わかりやすくまとめていただきました。そして、ワークシートは、どのページからでもコピーしてすぐに使うことができます。また、このワークシートをもとにして、指導者が応用していくヒントにもなります。本書をすべて学習すれば、新学習指導要領で求める国語科の「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の目標達成の手がかりが得られると思います。

 日本中の子どもたちが、言葉の力を育み、知的で心優しく成長していくことを願ってやみません。

 本書の作成にあたり、千葉大学教育学部教授の寺井正憲先生には、丁寧なご指導をいただきました。また、岡崎市教育委員会教育長の江村力先生には、国語部への温かいご配慮をいただきました。厚く御礼申し上げます。


  平成22年8月

   岡崎市現職研修委員会国語部長 岡崎市立矢作東小学校長 /山田 禮子

著者紹介

寺井 正憲(てらい まさのり)著書を検索»

1959年、徳島県生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。筑波大学附属小学校教諭を経て、現在千葉大学教授。全国的な学力調査の実施方法等に関する専門家検討会議委員、言語力育成協力者会議委員、小学校学習指導要領作成協力者などを務める。専門は、国語教育学。読むことの学習指導やコミュニケーション教育などをテーマに研究を進めている。

岡崎市現職研修委員会国語部著書を検索»

愛知県岡崎市小・中学校教師で、国語にかかわるもので組織している。市内66校の国語主任が中心となっている。国語科の実践研究と市の国語にかかわる各種行事の運営を行っている。毎年、文集『おかざき』を編集している。また、『子ども岡崎風土記』『おかざきのむかし話』などの編集を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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