小学校国語科 「提案読み」「批評読み」の課題・発問モデル

小学校国語科 「提案読み」「批評読み」の課題・発問モデル

近日刊行予定

「子ども主体」の学びを生み出す学習課題・発問例が満載!

「2つの資料、どうすればより分かりやすくなる?」「この物語、どの文がどれだけ大切?」―分析的・批判的な読みを促す豊富な学習課題・発問例をもとに、「子ども主体」の学びを実現する理論と12の授業実践を提案する。全学年の文学・説明文年間発問アイデア集つき。


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ISBN:
978-4-18-379915-9
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
近日刊行
出荷:
2021年8月5日
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目次

もくじの詳細表示

監修の言葉
はじめに
第1章 「提案読み」「批評読み」による国語科の授業デザイン
1 AI時代と国語科授業〜子ども主体の意味〜
2 子どもの読みが生きる課題・発問
3 「提案読み」による説明的文章の授業デザイン
4 「批評読み」による文学的文章の授業デザイン
Column1 エージェンシーと提案読み・批評読み〜「主体」であることの意味〜
第2章 「提案読み」でつくる説明的文章の課題・発問モデル
1年 ふねのランキングをつくろう
教材「いろいろなふね」(東京書籍)
2年 おにごっこを工夫して紹介しよう
教材「おにごっこ」(光村図書)
3年 ナイスポイントを見つけて,なぞとき説明文を書こう!
教材「ありの行列」(光村図書)
4年 それぞれの良さが伝わるようにしょうかいしよう
教材「くらしの中の和と洋」(東京書籍)
5年 効果的な資料の使い方を考え,筆者に対して提案文を書こう
教材「固有種が教えてくれること」(光村図書)
6年 これからの社会を生きていく上で大切なことについて語り合おう
教材「メディアと人間社会」「大切な人と深くつながるために」「【資料】プログラミングで未来を創る」(光村図書)
Column2 ICT活用と国語科授業〜より国語科の本質に向かう〜
第3章 「批評読み」でつくる文学的文章の課題・発問モデル
1年 「ひみつ」がありそうなところを選んで話し合おう
教材「ずうっと,ずっと,大すきだよ」(光村図書)
2年 好きな登場人物は?
教材「お手紙」(光村図書)
3年 豆太の人物紹介を書こう
教材「モチモチの木」(光村図書)
4年 「物語の重要な文ランキング」を作ろう
教材「ごんぎつね」(光村図書)
5年 みんなで作った問いで読もう
教材「大造じいさんとガン」(光村図書)
6年 「海の命」とは何かについて話し合おう
教材「海の命」(光村図書)
Column3 ディスレクシアと向き合う〜読み書きの喜び〜
第4章 「提案読み」「批評読み」の年間発問アイデア集
1 全学年の年間発問アイデア集 光村図書版
2 全学年の年間発問アイデア集 東京書籍版
おわりに
執筆者一覧

監修の言葉

 子どもたちに,不透明なこれからの時代を力強く生き抜いていく力を身に付けてほしい。これはすべての教員の願いである。そのために,子どもたちが決して受け身になることなく,主体的に学習に取り組みながら確かに力を身に付けていく授業を構築したい。

 私たち中国・国語教育探究の会では,3年ごとに研究テーマを設定し,1年ごとに焦点化した副題を設けて研究,実践に取り組んでいる。そのすべてに共通しているのが,「子ども主体」という考え方である。

 本書『小学校国語科「提案読み」「批評読み」の課題・発問モデル』は,読むことにおける「子ども主体」の授業の在り方について考え,実践を検討しつつ課題・発問のモデルについて示したものである。説明的文章の授業では「提案読み」を,文学的文章の授業では「批評読み」をそのベースにしている。


 子ども主体の授業の構築を考えるとき,読むことの授業において「3つの壁」が存在するように感じている。

 1つは,単元の入り口,1単位時間の入り口,すなわち「授業の入り口の壁」である。これを乗り越えるためには,テクストの特性を生かしつつ,子どもたちにとって魅力ある課題,子どもたちが必要感をもつことができる「めあて」等に留意する必要があろう。また,これらを子どもたちとともに設定していくという観点をもつことも大切である。

 もう1つは,「表層の読みと深層の読みの間の壁」である。テクストに書いてあることは指摘できても,その奥にあるものにはなかなか気づくことができない。自分なりの考えを形成することも難しい。子どもたちを深い学びに導く課題や発問,共創的な対話の組織化等が望まれる。個々が抱く問いを大切にしつつ,子どもたち自らが問いを紡いでいくことも重視したい。

 最後に,授業で身に付けた力を授業内や教科内で収束させることなく,子どもたちの実生活や将来に転化,活用されるべき「読みの方略としてストックさせることの壁」である。これを乗り越えるためには,変容に着目した評価,メタ認知等がキーになってくるであろう。


 読むことの授業をすすめる上で悩みを抱いている先生,同じような壁を感じている先生も多いと思う。本書が,そのような先生方の問題解決の一助になれば幸いである。


  2021年7月   /岸本 憲一良・中野 登志美

著者紹介

岸本 憲一良(きしもと けんいちろう)著書を検索»

山口大学教育学部教授。兵庫教育大学大学院修了。奈良県公立小学校教諭,同県教育委員会指導主事を経て現職。専門は小学校教育,国語教育学。中国・国語教育探究の会顧問,日本国語教育学会山口県理事,全国大学国語教育学会会員。

中野 登志美(なかの としみ)著書を検索»

宮崎大学教育学部准教授。関西学院大学文学研究科博士課程単位取得満期退学を経て,広島大学教育学研究科博士課程を修了。博士(教育学)。専門は国語教育学。小学校・中学校・高等学校の文学の教材分析や学習指導論の研究を行っている。

花岡 鉄平(はなおか てっぺい)著書を検索»

山口大学教育学部卒。公立小学校や山口大学教育学部附属光小学校で教諭として,やまぐち総合教育支援センターで研究指導主事として勤務した後,現在,周南市立夜市小学校勤務。中国・国語教育探究の会で事務局長を務める。

住江 めぐみ(すみえ めぐみ)著書を検索»

京都教育大学卒。公立小学校や山口大学教育学部附属光小学校で教諭として勤務した後,現在,やまぐち総合教育支援センターで研究指導主事として勤務。中国・国語教育探究の会で大会事務局を務める。

中国・国語教育探究の会著書を検索»

平成7年発足。中国地方の実践者・研究者で組織される研究会で,現代表は香月正登(梅光学院大)。中洌正堯顧問(元兵教大学長),吉川芳則代表(兵教大)を全体の指導者とし,全国6地区と切磋琢磨しながら理論と実践の融合を図る。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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