特別支援教育サポートBOOKS
通級指導教室・療育で活かせる!
発達障害のある子へのアセスメントと指導プログラム
幼児・児童期の「つまずき気づきチャート」つき

特別支援教育サポートBOOKS通級指導教室・療育で活かせる!発達障害のある子へのアセスメントと指導プログラム幼児・児童期の「つまずき気づきチャート」つき

好評5刷

チャートでわかる!その子にピッタリな支援と指導

幼児期から児童期の苦手さのある子への指導プログラム集。人関係、ことば、遊び、語想起・作文力・読解力、数概念、注意・集中、社会性…とつまずきに応じて気づくべきポイントと指導方法をアセスメント・指導計画立案・実践とつなぎ解説しています。


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PDF
ISBN:
978-4-18-376010-4
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
5刷
対象:
幼・小
仕様:
B5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年3月29日

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 発達障害のある子どもの苦手さを見とるアセスメント
1 発達段階に応じた子どもの課題と対応
1 自閉スペクトラム症(ASD)の子ども
2 注意欠如/多動症(ADHD)の子ども
3 学習障害(LD)の子ども
4 ボーダーラインの子ども
2 子どもの苦手さを読み取るアセスメント
1 面接時のアセスメント(生活・環境面のアセスメント)
2 感覚・運動面のアセスメント
3 読み書きのアセスメント
4 認知面のアセスメント
第2章 幼児の指導 ステップアッププログラム
◆ 幼児期に見られるつまずきとつまずき気づきチャート
1 指導のポイント
2 つまずき気づきチャート
3 支援を必要とする子どものタイプ
1 人関係を築くプログラム
2 ことばをはぐくむプログラム〈前期〉ことばを増やす
3 ことばをはぐくむプログラム〈後期〉読み書きの土台をつくる
4 友達との遊びを育てるプログラム
第3章 小学校 児童の指導 ステップアッププログラム
◆ 児童期に見られるつまずきとつまずき気づきチャート
1 国語のつまずき気づきチャート
2 算数のつまずき気づきチャート
3 支援を必要とする子どものタイプ
1 ことばにつまずきのある子どもへの指導プログラム
2 語想起・作文力・読解力につまずきのある子どもへの指導プログラム
3 数につまずきのある子どもへの指導プログラム
4 数概念(序数や基数)や文章題につまずきのある子どもへの指導プログラム
5 注意・集中の弱い子どもへの指導プログラム
6 社会性につまずきのある子どもへの指導プログラム
資料
アセスメント
面接時記録シート
感覚・運動のアセスメント
読み・書きの誤り分析シート
指導記録・評価
人関係を育てるプログラム記録・評価シート
ことばをはぐくむプログラム記録・評価シート
友達との遊びを育てるプログラム記録・評価シート(後半)
教材
宿題プリント
ビンゴゲーム記録用紙
全体量と基準量1
全体量と基準量2
位取りのきまり
計算の自動化1
計算の自動化2
文章問題の読解
自己理解プリント1
自己理解プリント2
プランニングシート1
プランニングシート2
感情認知シート1
感情認知シート2
ストレス理解シート
コラム
もうひとつの「りんご」はどーこだ?
わかることって,おもしろい!
おわりに

はじめに

 お医者さんは,病気を治し,命を救う仕事です。見立てや処置や手術を失敗すれば,結果として,患者さんの症状が悪化し,命を失うことになりかねません。療育や教育はどうでしょうか。支援や指導が失敗したとしても,すぐに命に影響を及ぼすことはないでしょう。しかし,その失敗が子どもの自信や意欲を削ぎ,保護者の不安を駆り立て,親子関係を悪化させることにつながるかもしれません。療育や教育に関わる者としては,子どもや保護者の心や未来を預かっていることを念頭に日々の支援や指導にあたっていきたいですね。

 と,いっても,日々の支援や指導を考えることで精一杯で先のことまで考えられない,見立てはできたが,将来的な自立の視点を踏まえた支援や指導が思いつかないと悩む支援者や指導者の方々がおられるのではないかと思います。

 そこで,幼児期や児童期のつまずきに応じた指導プログラムを,本書でまとめました。第2章では,幼児期での指導プログラムを,第3章では,児童期での指導プログラムを紹介しています。幼児期,児童期のつまずきチャートでその子どもに合った指導プログラムを見つけて,指導を開始できます。各ステップでの指導の極意を解説していますので,極意をもとに,指導の内容や展開は,子どもに応じてアレンジして下さい。各プログラムは8回で終了を目安として構成していますが,子どもによっては,さらに回数が必要な場合も出てくるとは思います。私達が想定した子どもと本書を手に取られている読者の方が担当されている子どもとは違っていますので,本書の通りに支援や指導が進まないこともあるでしょう。大切なことは,本書通りの内容を行うことではなく,子どもの反応や気づきにアンテナを張り巡らせ,子どもの反応や気づきを活かす支援や指導を行うことです。

 支援や指導がうまくいかないときには,子どもの見立てを再度,ふり返る必要があります。その時には,第1章のアセスメントをご活用ください。見立てでの子どもの特性や配慮,「できていること」「得意なこと」の見落としはないでしょうか。子どものよさを支援や指導に活かすことができているでしょうか。

 この1冊ですべての子どもの指導プログラムをお伝えすることは不可能ですが,1人でも,多くのお子さんが「自信」や「意欲」がもて,保護者の不安が軽くなり,将来に向けた今を楽しみながら送れるようになることを心から願っております。


   ニャンジー先生こと,高畑英樹

著者紹介

高畑 英樹(たかはた ひでき)著書を検索»

〇第3章・コラム2

兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科単位取得退学

博士(学校教育学)

元公立小学校教諭。37年間にわたる勤務の間,特別支援学校教育相談担当,通級指導教室担当として,障がいのある幼児児童生徒や保護者の支援や相談を行ってきた。

現在,社会福祉法人陽気会本部マネージャー 地域連携室カンファレンス・カウンセリング室長,花園大学社会福祉学部児童福祉学科/国立大学法人神戸大学国際人間科学部非常勤講師,国立大学法人筑波大学人間系客員研究員,神戸そだちと学びの支援室TAU代表。

公認心理師,臨床心理士,特別支援教育士スーパーバイザー,学校心理士スーパーバイザー。

高畑 芳美(たかはた よしみ)著書を検索»

〇第1章・第2章・第3章6・コラム1

兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科修了

博士(学校教育学)

元公立幼稚園教諭。長年,通級指導教室担当として,障がいのある幼児児童生徒や保護者の支援や相談を行ってきた。

現在,梅花女子大学心理こども学部こども教育学科准教授,大阪保育福祉専門学校非常勤講師,小野市発達支援コーディネーター,NHK発達相談員,神戸そだちと学びの支援室TAU室長。

公認心理師,言語聴覚士,特別支援教育士スーパーバイザー。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • アセスメント表がとても役立ちそうと思っています。
      2023/12/630代・男性
    • コピーして使える教材例がもっとたくさんあると嬉しいです。
      2022/11/1830代・女性
    • 学校の先生に説明する時にわかりやすく良い内容だと思います。
      2022/11/1360代・女性
    • CD-ROMがあればもっと使いやすそう。
      2022/4/930代・男性
    • つまずき気づきチャートが非常にわかりやすく、指導の参考になりました。
      2022/3/1940代・小学校教員
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