名言、エピソードで綴る
クラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100

名言、エピソードで綴るクラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100

新刊

落ち着いたクラスづくりの拠り所となる一冊

名言やエピソードを交えた、1分間で語ることができる様々なお話を、各月ごとに集めました。目的を明示しているので、クラスづくりの「ここぞ」の場面で活躍すること間違いなし。参考文献も示してあるので、名言やエピソードを掘り下げたいときにも便利です。


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ISBN:
978-4-18-373922-3
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 224頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月27日

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イントロダクション
1分間の「教室語り」で、子どもの心を整えよう
クラスがみるみる落ち着く 1分間の「教室語り」100
April 4
自ら出会いを求め、生かしてほしいことを伝えたい場面で出会いは自分から求めるもの
目標を意識することの大切さを伝えたい場面でいつも意識するのが目標
目標をあきらめないことの大切さを伝えたい場面で目標は達成するまであきらめない
見通しを立てて行動することの大切さを伝えたい場面で「見通し」を立てる
新しいクラスで不安になっている子を励ましたい場面で自分で自分にほめ言葉をかける
逃げずに立ち向かうことの大切さを伝えたい場面で心配をなくすたった1つの方法
新しいクラスでの友達づくりを奨励したい場面で外見よりも、大事なのは中身
友達のつくり方をアドバイスしたい場面で自分が困っているときこそ相手を思いやる
May 5
充実した休日のために必要なことを伝えたい場面で休みの日をダラダラ過ごさない方法
連休明けの沈んだ気分を乗り越えさせたい場面でポーズで元気に
厳しさに耐えることの大切さを伝えたい場面で厳しさは愛情の裏返し
努力すること、耐えることの大切さを伝えたい場面で才能の陰に努力あり
不調のときは無理をしないことが肝心と伝えたい場面で無理をしないから気づけることもある
運動会の練習への取り組み方を考えさせたい場面で辛く厳しい練習こそ、明るく楽しく
集中して学習に取り組む大切さを伝えたい場面で一点に集中する
あきらめずに学ぶ大切さを伝えたい場面でわかるまであきらめない
チャレンジ精神を高めたい場面で思い立ったら迷わずチャレンジ
June 6
仕事を大事にすることのよさを伝えたい場面で仕事を大事にする気持ち
当番活動や係活動などに責任をもたせたい場面で小さな仕事にこそ真心を込めて
仲直りについて考えさせたい場面でありがとう、ごめんなさいは自分から
友達とのよい関係の持続について考えさせたい場面で友達に見返りを求めない
大事なものを見極めることの大切さを伝えたい場面で大事でないことを省く
学級のために自分ができることを探させたい場面で学級のためにできることは必ずある
学級のために何ができるかを考えさせたい場面先にだれかの役に立つ
言葉づかいなどの礼儀について考えさせたい場面で礼儀正しさは自分のため
水泳が苦手な子を励ましたい場面で苦手意識を乗り越えて
雨の日の過ごし方について考えさせたい場面でアイデアを出すことのすばらしさ
生活に慣れた時期、気を引き締めさせたい場面で慣れてきたときが要注意
校外学習で学校の代表という意識をもたせたい場面で明るいあいさつで学校の顔に
時間を守る意識を高めたい場面で時間を守れば優しくなれる
July 7
自分のよさを自覚することの大切さを伝えたい場面で何でもないところに自分のよさがある
欠点は個性にもなることを伝えたい場面で欠点も自分の個性の1つ
通知表を見て気落ちする子を励ましたい場面で失敗は大事なもの
1学期の生活をどう振り返るか考えさせたい場面で不足の自覚と再チャレンジ
時間のある夏休みにできることを考えさせたい場面で夏休みは普段できないことをやる時間
休み中も気を抜かずに生活するよう伝えたい場面でだれかが見ていなくても
課題のアイデアを見つける視点を伝えたい場面でアイデアは身の回りのどこかに
自由研究で悩んでいる子にヒントを教えたい場面で自由研究のヒントは他からもらう
隅々まできれいにすることの大切さを伝えたい場面でもういいと思ってからもう一度見る
夏休み明けの不安感を少しでもやわらげたい場面で今ある幸せを数えてみる
September 9
強い気持ちで取り組むことの意義を考えさせたい場面で信念の力は大きい
粘り強く考えることの大切さを伝えたい場面で考え続けると答えの方からやって来る
やり続けることの大切さに気づかせたい場面で好きなことならやり続けられる
習慣を見直し、習慣について考えさせたい場面でよい習慣を続ける
悪い習慣を改めさせたい場面でやりたい、ほしいにブレーキをかける
改めて目標の大切さについて考えさせたい場面で「なんとなく」で目標を立てない
くよくよしないで前向きになるよう励ましたい場面で失敗を忘れ、前向きになるために
気持ちも新たに何かに挑戦させたい場面で大事なことを1つに絞る
多面的に考えることの大切さを伝えたい場面で「別の見方があるはず」と疑ってみる
意欲的に運動会に参加してほしいことを伝える場面で自分で自分の限界をつくらない
October 10
読書に対する興味関心を高めたい場面で将来を決めるかもしれない1冊
かけ声だけの交通安全と考えてほしくない場面で「これくらいはいいか」と考えない
自分に合った学習のやり方を考えさせたい場面で自分のやりたいことを自分のやり方で学ぶ
校外学習に主体的に参加してほしいと伝えたい場面で自分からワクワクしに行く
校外学習で進んで質問するよう励ましたい場面で質問することははずかしいことではない
悩みを主体的に解消する意欲をもたせたい場面で悩みを逆に活用する
プラス思考で自信をもたせたい場面でできないことより、できることに集中する
叱られても気にせず前に進むことを教えたい場面で「ありがとう」で乗り切る
失敗から学ぶことの大切さを伝えたい場面で失敗を失敗で終わらせない
どうすれば学級がよりよくなるかを考えさせたい場面で自分にできることで学級をよくする
避難訓練を真剣に行うことの大切さを伝えたい場面で本番で役に立つのは普段の訓練
November 11
友達への言葉の気配りについて考えさせたい場面で思いやりのひと言を添える
人権の大切さについて考えさせたい場面で世界初の提案は日本から
いろいろな優しさのあり方を考えさせたい場面でいろいろな優しさ、見えない優しさ
思いやりとおせっかいの違いを考えさせたい場面で思いやりとおせっかい
当番や係活動に責任をもって取り組ませたい場面で必ずやりとげる覚悟をもって取り組む
どんな仕事も極めるとすごいことを伝えたい場面で仕事を極める
家庭での学習の仕方について考えさせたい場面で苦労して学ぶことの効果
家庭で学習をする際の心構えを伝えたい場面で忙しくてもどこかに時間はある
やる気が出ないときにどうするかを伝えたい場面でやる気が出ないときの解決法
慣れからくる気の緩みを戒めたい場面で何気なくやっていることを見直す
主体的に取り組む気持ちをもたせたい場面でやろうと思えば何でもできる
学習発表会への参加態度を考えさせたい場面ではずかしがらずに思いきりやる
December 12
通知表の内容を気にしている子を励ましたい場面で失敗は成功のもと
怠け心に克とうとする意気込みをもたせたい場面で弱い自分に負けない
1年を振り返って自分の成長を考えさせたい場面でやり残したことをやりきる
お正月に向けて日本の歴史や伝統を伝えたい場面でおしっこにも神様がいる
自分の弱い心に克つ方法を紹介したい場面でお天道様が見ている
手洗いやうがいを励行させたい場面で本気で効果を信じる
冬休みの生活で気をつけたいことを伝える場面で頭と健康は関係している
January 1
目標に対する意識を高めたい場面で目標をもち続けることの効果
新年を迎え改めて意欲を高めさせたい場面で言葉が体や気持ちをコントロールする
必要なことをやり続けることのよさを伝えたい場面でやり続ければ遠くまで行ける
時間の大切さについて考えさせたい場面で仕事にも人生にも締切がある
当番活動を誠実に行うことの大切さを伝えたい場面で目立たない仕事こそ誠実に行う
改めて食に対する関心を高めたい場面で1つの料理にも、裏には多くの思いがある
学年という大きな視点で今後を考えさせたい場面で大きな視点から物事を見る
February 2
学ぶことの意義について考えさせたい場面でやり抜く力を身につける
友達とのつき合い方を振り返らせたい場面でひと言の重み
友達とのつき合い方について考えさせたい場面で自分のことよりも相手のこと
勉強を続けると必ず後で伸びると伝えたい場面で続けていれば後から伸びる
漢字練習や計算練習に地道に取り組ませたい場面で面倒くさいと思ったときがチャンス
写真よりも記憶の方がよいこともあると伝えたい場面で写真よりも頭の中に残す
元気を出してもうひとがんばりする方法を伝えたい場面でハイパワーポーズで自信をアップする
March 3
感謝に気づき感謝を表すことの大切さを伝えたい場面で感謝することは自分のためになる
この1年間の生活に感謝の気持ちをもたせたい場面で当たり前を当たり前だと思わない
成長を自覚し天性を伸ばすことを意識させたい場面でもって生まれた力を伸ばす
3月をスタートと考え次学年につなげさせたい場面で今、ここがスタート
チャンスを生かすには準備が大切だと伝えたい場面でチャンスは突然やってくる
愛校心について考えさせたい場面で愛校心をもつ

イントロダクション

1分間の「教室語り」で、子どもの心を整えよう


 これからの学級経営においては、「教室語り」が大きな効果をもたらすのではないかと思っています。「教室語り」とは、名言やエピソードなどを交えたお話を先生が語ることで、子どもたちに大切なことを伝えようとするものです。

 昨今は、基本的な生活習慣や学習習慣が十分に身についていない子どもたちが増え、規範意識も低下してきています。社会全体が、子どもたちと先生は対等だと考えるようになり、叱ることが子どもたちの自尊心を傷つけるとみなされるようになりました。その結果、子どもたちの不適切な行動が増えても、叱ることには慎重にならざるを得ません。

 そのような状況で、子どもたちを指導し成長させるためには、子どもたちの心に響くお話を、繰り返し伝えていくことが有効だと考えられます。「教室語り」は、これからの学級経営の大きな力になるでしょう。

 「教室語り」を有効に活用していただけるよう、「教室語り」のポイントをいくつかあげてみたいと思います。


1 先生の語りたいように語る

 まず、「教室語り」は、先生自身が語りたいように語ることが、なんといっても大事です。

 本書の文章を読んで、その通りに語ろうとすると、どうしても元の文章に合わせようと、意識してしまいます。すると、子どもたちに語りかけるという意識がやや薄れてしまうでしょう。上の空で話しているようなことにもなりかねません。

 心に響く語りとは、話の内容がすばらしいということも必要かもしれませんが、それ以上に、語る人の気持ちが入っているということが重要です。名優はレストランのメニューを読み上げて聞き手を泣かせることができるそうです(実際に、バラエティ番組が実験をしたこともあります)。うまく語ろうとするのではなく、本気で語ろうとする方が、子どもたちの心に響くでしょう。

 本書の文章を参考にしつつも、細かいところにはあまりこだわらず、先生が思ったように気持ちを込めて語ってみてください。語っていくうちに、先生ご自身のリズムや抑揚や間が身についていくでしょう。


2 語る時期や場は柔軟に考える

 本書では、1年間を見通して、いつ、どのような場面で、どのような「教室語り」をするかを、月ごとに配列しています。例えば、

〇4月

 ・場面「目標を意識することの大切さを伝えたい場面で」

 ・タイトル「いつも意識するのが目標」

といった具合です。

 しかし、ここに示された「教室語り」を行う時期は、必ずこの時期でなければならないというわけではありません。学校によって、地域によって、学級や子どもたちの状況によって、別の時期に語った方がよい場合もあると思います。そこは先生の判断で、よりよい時期に活用してください。

 また、場合によっては、授業参観後の保護者会で保護者に語ったり、地域の集まりで地域の方々に語ったりすることもできると思います。少し文章を変えれば、学級通信や学年だよりに掲載することもできるのではないでしょうか。


3 同じエピソードも異なる視点で語れる

 もう1つ、柔軟に考えていただきたいことがあります。それは、語る場面です。前項で述べたように、本書では語る時期と場面を示していますが、必ずしもその場面でしか語れないということではありません。別の場面で語ることもできます。

 もちろん、その場合はエピソードだけを用いることになります。例えば、前項で例にあげた「教室語り」には、次のようなエピソードが含まれています。

 江戸時代、貝原益軒は自身が大事にしていた牡丹を、弟子に不注意で折られてしまったが、彼は牡丹は楽しむために植えたので、牡丹のことで怒るのは目的が違うからと、弟子を怒らなかった。

 このエピソードは、目的を常に頭に入れておくことの大切さを伝えるために用いていますが、このエピソードを別の視点から見ることもできます。例えば、不注意からの失敗を許す度量をもつ、正直に話すことの大切さ、自分自身を律することができる人になる、などです。

 このように、視点を変えて見ることで、いろいろな場面で語ることができます。


4 詳しく知ると豊かに語れる

 本書の「教室語り」のエピソード部分は、紙幅の都合や1分間という設定上、かなり簡潔に書かれています。もちろん、子どもたちにも聞いてわかるように留意していますので、そのまま語っていただいても大丈夫なのですが、子どもたちの実態によっては、多少かみ砕いて語っていただいた方がわかりやすくなる場合もあると思います。

 先生方の判断で、説明を加えたり間を取ったり繰り返したりして、よりわかりやすくなるように語っていただけますと、子どもたちの心により響く語りになると思います。

 その際に、エピソードの内容を深く知っていると、語りがより豊かになり、子どもたちの関心も高まるでしょう。「教室語り」の中のエピソードにはそれぞれ出典がありますので、ゆとりがあれば本を読んだりネットで検索をしたりして、少し詳しく知ることをおすすめします。

 本書は年間を通じて先生方にお役立ていただけるものと思っています。本書をお手元に置かれて、そのときその場に応じた「教室語り」を行っていただき、よりよい学級づくりに生かしていただければ幸いです。

著者紹介

山中 伸之(やまなか のぶゆき)著書を検索»

1958年栃木県生まれ。宇都宮大学教育学部卒業。現在栃木県公立小学校に勤務。

〇研究分野

国語教育,道徳教育,学級経営,語りの教育

日本教育技術学会会員,日本言語技術教育学会会員

日本群読教育の会常任委員,「実感道徳研究会」会長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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