特別支援教育サポートBOOKS
叱らずほめて伸ばす ポジティブな特別支援教育
子どもの行動変容を促すアプローチ

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好評3刷

インタビュー掲載中

教師の仕事はほめるが9割!

苦手さがあってほめられたことがわかりにくい、叱られるような問題行動ばかり…といった子どもたちにこそ、ほめて行動変容を促すアプローチが必要です。「すてき」な行動を増やし「適切でない行動」を減らす認める仕組みをつくるのが教師の仕事です。


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PDF
ISBN:
978-4-18-373828-8
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
3刷
対象:
幼・小・中・高
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月20日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 ポジティブな特別支援教育を始めよう
1 ほめ方のコツを押さえよう
2 「叱る」を見直そう
3 どうしても「叱る」時も最後はほめよう
4 「ほめるチャンス」を見つけるポジティブ行動支援
5 すてきな行動を伸ばすためにほめよう
6 知的障害のある子には視覚的にほめよう
第2章 「ほめる」をマスターしよう
基本の流れ
Step1 子どもに合った○○ポイントを決めよう
Step2 ○○ポイントの評価基準を決めよう
Step3 ほめ方ツールを準備しよう
Step4 周りの先生と一緒に取り組もう
Step5 保護者にも一緒に取り組んでもらおう
Step6 子どもに説明しよう
Step7 スモールステップで始めよう
こんな時どうする?
Question1 毎回ほめるのが難しくて…?
Question2 ほめるきっかけがなくて…?
Question3 ほめるタイミングが難しくて…?
Question4 毎日ほめても子どもがやらない時は…?
Question5 ほめられていると子どもがわからない時は…?
Question6 ポイントばかりに目がいってしまう子には…?
Question7 ポイントがないとやらなくなってしまわない…?
Question8 ポイントで釣るのはちょっと…?
Question9 ほめられなくてポイントがたまらない時は…?
Question10 ポイントはいつまでやるの…?
Question11 すぐにやる気をなくしてしまう子には…?
Question12 苦手なことを避けようとする子には…?
Question13 勝ち負けや失敗にこだわりすぎる子には…?
Question14 ほめられたくない子には…?
Question15 先生の目を気にする子には…?
Question16 友達とポイント数を比較する子には…?
Question17 友達の行動を非難する子には…?
取り組みの広がり
Step up1 子どもの振り返りの機会をつくろう
Step up2 子どもと一緒に目標を決めよう
Step up3 子ども同士でほめ合う機会をつくろう
Step up4 子どもをほめて育てる授業をしよう
Step up5 一定期間が経ったら効果を評価しよう
Step up6 先生の取り組みから作戦を練り直そう
Step up7 子どもの行動の記録から作戦を練り直そう
Step up8 子どもと先生が楽しめるシステムにしよう
第3章 ポジティブな特別支援教育 実際例
学習活動
1 一人で勉強ができるようになったメイさん
関連 第2章Q14 ほめられたくない子には…?
2 報告ができるようになったミナさん
関連 第2章Q4 毎日ほめても子どもがやらない時は…?
3 プリントがたくさんできるようになったスズさん
関連 第2章Q3 ほめるタイミングが難しくて…?
役割・手伝い
4 クラスの係をがんばるココさん
関連 第2章Q9 ほめられなくてポイントがたまらない時は…?
5 先生のお手伝いがしたいソラさんとサトさん
関連 第2章Q6 ポイントばかりに目がいってしまう子には…?
第2章Q16 友達とポイント数を比較する子には…?
6 一人でお仕事ができたタケさん
関連 第2章Q5 ほめられていると子どもがわからない時は…?
仲間関係
7 友達のすてきなところが言えるハナさん
関連 第2章Q17 友達の行動を非難する子には…?
8 友達に自然な「いいね!」が伝えられるカイさん
関連 第2章Q15 先生の目を気にする子には…?
9 「いいね」を伝え合えたヒロさんとタケさん
関連 第2章 Step up3 子ども同士でほめ合う機会をつくろう
主体的な姿
10苦手なことが得意になってきたユウさん
関連 第2章Q12 苦手なことを避けようとする子には…?
11 かっこいいリーダーを目指すマサさん
関連 第2章Q13 勝ち負けや失敗にこだわりすぎる子には…?
12 自分のことをほめられるようになったメイさん
関連 第2章Q14 ほめられたくない子には…?
おわりに
引用参考文献/参照Website

はじめに

 「子どものことを叱らずに,たくさんほめてあげましょう」

 「よくない行動にばかり注目せずに,いいところに注目して,そこを伸ばしていきましょう」

 現在は,特別支援教育だけでなく,学校や家庭向けに,「ほめて伸ばす子育て」の言葉がたくさんあふれています。


 「ほめる」とは,その子の行動やすてきなところを,それいいね! と「認める」ということです。

 子どものすてきなところをほめると,すてきな行動が増えていきます。

 1日の中で「すてきな行動」が増えると,「適切ではない行動」の割合は当然,減っていきます。


 一方で,「ほめることが大事なのはわかっているのだけれど,なかなかできない」という言葉も聞かれます。

 そうなんですよね…。

 先生たちは,子どもたちの1日,1秒を,無駄にしたくないのです。

 一人一人の子どもに対して,教えたいことや,できるようになってほしいことがたくさんあるのです。

 でも,それをストレートに伝えると,指示ばかりになってしまい,できていないことへの「どうしてこうしないの?」という言葉がけになってしまう。よくないところは小さいうちに修正してあげたいと,こまめに言葉をかけ,「あぁまたガミガミ言ってしまった…」なんて自己嫌悪に陥って。

 「子どもを叱らないで,気長に成長を支えましょう」とのアドバイスに,いつまで待つの? どのくらい待てばいいの? と心配になる…。

 わかる! わかります!

 でも,落ち込んでいても始まりません。そんな時はこうしましょう。

 まず,@コーヒーを淹れます(紅茶でも緑茶でもそば茶でもOK)。

 そして,A紙に「はなまるマーク」を20個描きます。Bそれを印刷して,Cできたらラミネートをかけて,Dはさみで切ります。E裏にマグネットシートを貼り付けます(そんなに大きくなくてもいいですよ)。

 次の日,1日3個を目標に,子どもの行動に「いいね!」と言葉をかけ,はなまるマークをホワイトボードに貼っていってください。

 めでたく3個貼れた日は,自分にごほうびです。子どもの下校後に大好きなチョコレートを食べていいことにしましょう(おせんべいでもOK)。

 3個なんて簡単,すぐできた! と思ったら,次は5個,10個と増やしていきます。

 1日に10個貼れたら,もう,あなたは「ほめ上手な先生」です。


 本書は,「子どもをほめることを意識しましょう」というお話をする本ではありません。

 先生たちが,子どものことをほめやすくなるちょっとしたヒントと,いつの間にかほめ上手になっていく「しくみ」を紹介する1冊です。


   著者 /津 梓

著者紹介

津 梓(たかつ あづさ)著書を検索»

上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程を修了後,福祉事業所での成人の生活支援や子どもの発達支援に携わる。その後,公立特別支援学校を経て,筑波大学附属大塚特別支援学校の教諭として現在に至る。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程に在籍中。知的障害や発達障害のある子どもたちに対する,応用行動分析学に基づく支援や,願いや夢を育む授業づくりについて実践と研究をしている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • ほめるということを徹底的に考えてゆくことで子どもの見方や、考え方を鍛えていき、子どもの積極的な行動改善に繋げられると思います。
      2023/10/5きょん
    • 様々なほめの視点、具体例からの具体的アプローチなどがたっぷり書かれています。最後のページ、協力者「ほめ上手な先生たち」とされるあたりにも津先生の身体にしみついた自然なほめが素敵に感じられました。
      2022/12/2040代・小学校教員
    • 特別支援学校の実践になる。しかし、子どもと肯定的に関わるという点で、全ての特別支援教育に関わる者、つまり、全ての教員にオススメしたい。特に小学校の教諭!
      著者は博士課程在籍の研究者でもある。ゆえに、応用行動分析を生かした科学の目を使った記述になっている。なのに、文体が優しく、平易な書き方のため、読みやすい。
      ほめる関わりについて悩む人、疑う人、まずは読んでみてください。毎日は、厳しくなくていい、優しい日々が増えれば増えるほど、学校が明るくなる!
      どんどん広まって欲しい本です。
      2022/8/1740代・男性
    • ただ褒めるのがいいよっていうのではなく、しっかりシステムを作って仕組み化することがすごいと感じました。
      2022/8/520代・小学校教員
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