- 教科書編
- 本教科書の使い方
- 5 読む・書く(報告)
- (15) お金
- (16) わが家のおぞうに
- (17) くつ工場を見学して
- (18) 消ぼうしょを見学して
- 6 読む・書く(説明)
- (19) アカミミガメ
- (20) カエル
- 7 論理的思考
- (21) 左右、正しいならび方
- (22) 学校の道具
- (23) ルールに合うのは
- (24) カメのエサ当番は
- 8 物語
- (25) ヘンゼルとグレーテル
- (26) ネコのまね
- ワークブック編
- 本ワークブックの使い方
- 5 読む・書く(報告)
- (10) くらしで使われる記号
- (11) 係活動
- (12) 夏休みの思い出
- (13) 子ども新聞を読もう
- (14) 新聞記事を書こう
- (15) 読書感想文の書き方
- 6 読む・書く(説明)
- (16) クモ
- (17) 本をしょうかいしよう
- (18) 番のしくみ
- (19) 学校から先生をあん内しよう
- 7 物語
- (20) 吉四六さんと悪ギツネ
- (21) ねこまた
- (22) みんなで小話を
- 日本言語技術教育要領 及び 説明
- 授業の基礎的な観点と評価
- ………………前編〈教科書編〉………………
- 1 新しい学習
- (1) あいさつ(話し合い)
- (2) 「おまえ、名前なんていうの?」(言葉づかい)
- (3) 三年生になって(視写)
- (4) 二学期の心がまえ(聴写)
- (5) 五十音で調べよう(国語辞典)
- (6) 自こしょうかい(スピーチ)
- 2 話し合い
- (7) 話す・聞くのやくそくをきめよう
- (8) 大事な言葉だけメモしよう
- (9) さんせい・反対の意見を言ってみよう
- 3 スピーチ
- (10) 新しく習った勉強
- (11) わたしのすきな遊び・とく意なこと
- (12) わたしの漢字のおぼえ方
- 4 読む・書く(記録)
- (13) 学習日記をつける
- (14) 見学メモの取り方
- ………………前編〈ワークブック編〉………………
- 1 新しい学習
- (1) 「先生、たなの上にある本、取って」(言葉づかい)
- (2) にごる言葉・くねる言葉・のばす言葉(国語辞典)
- (3) 国語辞典を使おう(国語辞典)
- 2 話し合い
- (4) しつ問をしよう
- (5) 自分の意見をもとう
- 3 スピーチ
- (6) わが家の正月行事
- (7) 三年生の思い出
- 4 読む・書く(記録)
- (8) アゲハチョウのよう虫を観@しよう
- (9) 読書記ろくカードの作り方
教科書編(冒頭)
本教科書の使い方
1 本教科書は、生徒(児童を含む)が日本語(国語)の使用技術を、その発達段階に応じて身につけることを目的として編集されている。
2 本教科書の教材文は各学年の生徒がすぐ理解できる易しい文章で書かれている。そのため本教科書では特別な「語句の学習」なしに、直ちに音読学習を始めることができる。三年生以上では一分間三百字以上のすらすら斉読が効果的である。
3 日本語は漢字かなまじり文で表記する。日本における漢字の使用の歴史は千年以上にわたっているから、音訓による正確な読み分けが必要である。音読学習は、生徒がこのような特性を持った日本語を正確に読み、聞く訓練の第一歩である。
4 教師は範読するときに一字一句間違った読み方をしないように、そして生徒が音読しているときには生徒が一字も誤読しないように、授業中絶えず注意をはらっている必要がある。
5 教材文の後に続く「学習の課題」の音読指導は、従来軽視されてきたが、「学習の課題」の文章を一斉音読して、学習の目標を生徒に意識させる指導を励行する必要がある。
6 板書は、生徒の文字学習の出発点である。生徒が漢字を覚えないのは、教師の板書によるノート指導が少ないからである。教師が板書する。その板書を生徒にノートさせる。そのノートを点検する。誤字・脱字がないかを確認して赤サインペンで〇を書いてほめる、という指導をくり返しおこなって、文字学習に親しませる指導が大切である。
7 本教科書は「言語技術」の学習のために、おおよそ次のような授業の進め方を予想して組み立てられている。
@ 教材本文を音読し、音読に熟達させる。
A 「学習の課題」を音読し、その解答を作成する。
B 解答を発表する。(口頭または教師、生徒の板書による)
C 解答を評価する。(正解をノートさせる。板書した解答に対して正解に丸印を、誤答には教師が黄色いチョークで添削する。結果はノートさせる。板書に氏名は書かない)
D 学習のまとめとして、教材文を音読する。
8 「学習の課題」はその単元目標、教材の位置づけ等に照準を合わせてある。教師が説明ぬきで「課題」を考えさせても、一定の時間、音読、話し合いなどによって「課題」に取り組ませれば、基礎的な言語技術の習得が達成できるように教材・課題が組み立てられている。
9 巻末には1行20字、15行、計300字(段落罫入り)と、20字、15行、計300字の原稿用紙をつけた。これを増し刷りして生徒が作文を書くときの用紙にすると、添削、点検、評価等に能率があがる。
この用紙は教室に常備して、生徒が必要に応じて使用できることが望ましい。
N お金 報告
お金がまだなかったころ、人びとは、自分の物(もの)と相(あい)手(て)の物を交かんしていた。 @
でも、自分のほしい物が、相手がほしい物とはかぎらない。そこで、自分の物を、だれもがほしがる物とあらかじめ交かんしておいて、もっていた。それは、お米や塩(しお)、毛(け)皮(がわ)、ぶきなどである。 〇
その後、金ぞくを作るぎじゅつが生まれると、交かんに使(つか)っていた物の形を金ぞくでかたどり、お金として使うようになった。やく二千五百年前の中国では、のう業機(き)具(ぐ)や刀をかたどったお金がある。 〇
人びとは、交かんする物を、だれもがほしい物から、くさらないで同じ形の物へとかいりょうしてきた。 〇
【学がく(がく)習(しゅう)の課(か)題(だい)】
一 音読をしよう
1 先生が読むのを聞きなさい。
2 音読の練(れん)習(しゅう)をしなさい。
3 みんなで声をそろえて読みなさい。
4 @にならって、だんらく段落の番号を〇の中に書きなさい。
二 各(かく)段落の大(だい)事(じ)なこと言ば葉を取(と)り出そう
5 この話は、何について書かれていますか。二字で書きなさい。
6 2段落を読んで答えなさい。お金の始(はじ)まりは何ですか。四角に合う言葉を入れなさい。
□□□□□□□□□□ほしがる物
7 6で答えた物とはたとえば何ですか。四つ答えなさい。
8 3段落を読んで答えなさい。中国では、お金を何で作り始めましたか。
9 4段落を読んで答えなさい。2・3段落をまとめる言葉を五字で答えなさい。
三 文(ぶん)章(しょう)構成(こうせい)を整(せい)理(り)しよう
10 各段落の大事な言葉を次(つぎ)の表(ひょう)に整理しなさい
(表省略)
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- 明治図書