検定外・力がつく日本言語技術教科書−小学1年生・後編(教科書編・ワークブック編)

検定外・力がつく日本言語技術教科書−小学1年生・後編(教科書編・ワークブック編)

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言語技術をきちんと習得することを主眼に置いた新しい教科書。

日本の国語教育界に対して、あえて検定を受けない革新的な新教科書がついに完成! 国語学力を「言語技術」として抽出し、小学1年生の国語科で何を身につけるかを明確に授業化した。教師用資料として指導案も掲載。自由にコピーしてすぐに授業でお使いいただきたい。


復刊時予価: 2,332円(税込)

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ISBN:
4-18-372216-0
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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教科書編
本教科書の使い方
3 言葉の学習
(17) かずをかぞえよう
(18) たん生日
(19) 早口ことば
(20) かい文
(21) ぞうの子
(22) いろはうた・いろはかるた
4 話し合い
(23) 「先生、トイレ」
(24) すきなくだもの
5 スピーチ
(25) きのうしたこと
(26) すきなあそび
6 読む・書く
(27) とりのくちばし
(28) いろいろな先生
(29) はるの草花
(30) ごはん
(31) 本のしょうかい文をかこう
7 物語
(32) 「トルーデおばさん」(よみきかせ)
(33) 「二つのたからばこ」(こばなし)
(34) 「十二支のはじまり」(よみきかせ)
ワークブック編
本ワークブックの使い方
3 言葉の学習
(19) なぞなぞ(ふしぎなことば)
(20) しゃれ(おもしろいことば)
(21) ことばあそびうた(たのしいことば)
4 話し合い
(22) 「ともだちとあそびました」
(23) めいしをつくろう
5 スピーチ
(24) わたしのたからもの
(25) 二年生になったら
6 読む・書く
(26) くものかたち
(27) だんご虫
(28) 手
(29) お手つだい
(30) かるたをつくろう
(31) できるようになったこと
7 物語
(32) 「えを かく」(たのしいことば)
(33) 「はるなつふゆラーメン」(たのしいことば)
(34) 「おおかみと七ひきの子やぎ」(物語)
日本言語技術教育要領 及び 説明
授業の基礎的な観点と評価
………………前編〈教科書編〉………………
1 新しい学習
(1) じこしょうかい(スピーチ)
(2) しりとり(言葉あそび)
(3) 「さるとかに」(むかしばなし)
2 文字の学習
(4) ひらがなをかこう「かきくけこ」
(5) ひらがなをかこう「さしすせそ」
(6) ひらがなをかこう「たちつてと」
(7) ひらがなをかこう「なにぬねの」
(8) ひらがなをかこう「はひふへほ」
(9) ひらがなをかこう「まみむめも」
(10) ひらがなをかこう「やゆよ」
(11) ひらがなをかこう「らりるれろ」
(12) ひらがなをかこう「わをん」
(13) ひらがなひょうをかこう1
(14) ひらがなひょうをかこう2
(15) カタカナをかこう
(16) ひらがなひょう「きゃ・きゅ・きょ」
(17) かん字のかきじゅん
(18) かん字のなぞなぞ
………………前編〈ワークブック編〉………………
1 新しい学習
(1) あいさつ(話し合い)
(2) あいうえお(ことばの学習)
(3) しせい・えんぴつのもちかた(よい姿勢)
(4) じこしょうかい・へんじ(スピーチ)
2 文字の学習
(5) ひらがなをかこう
(6) ひらがなひょうをよもう
(7) はなひに びをつける
(8) ひらがなひょう・がぎぐげご
(9) あった いった うった
(10) おもちのちちち
(11) おかさん・おかあさん
(12) きゅうきゅうしゃ・ぎょうざ
(13) カタカナひょうをよもう
(14) カタカナでかくことば
(15) かん字のはなし
(16) なかまのかん字

教科書編(冒頭)


   本教科書の使い方

1 本教科書は、生徒(児童を含む)が日本語(国語)の使用技術を、その発達段階に応じて身につけることを目的として編集されている。

2 本教科書の教材文は各学年の生徒がすぐ理解できる易しい文章で書かれている。そのため本教科書では特別な「語句の学習」なしに、直ちに音読学習を始めることができる。三年生以上では一分間三百字以上のすらすら斉読が効果的である。

3 日本語は漢字かなまじり文で表記する。日本における漢字の使用の歴史は千年以上にわたっているから、音訓による正確な読み分けが必要である。音読学習は、生徒がこのような特性を持った日本語を正確に読み、聞く訓練の第一歩である。

4 教師は範読するときに一字一句間違った読み方をしないように、そして生徒が音読しているときには生徒が一字も誤読しないように、授業中絶えず注意をはらっている必要がある。

5 教材文の後に続く「学習の課題」の音読指導は、従来軽視されてきたが、「学習の課題」の文章を一斉音読して、学習の目標を生徒に意識させる指導を励行する必要がある。

6 板書は、生徒の文字学習の出発点である。生徒が漢字を覚えないのは、教師の板書によるノート指導が少ないからである。教師が板書する。その板書を生徒にノートさせる。そのノートを点検する。誤字・脱字がないかを確認して赤サインペンで〇を書いてほめる、という指導をくり返しおこなって、文字学習に親しませる指導が大切である。

7 本教科書は「言語技術」の学習のために、おおよそ次のような授業の進め方を予想して組み立てられている。

 @ 教材本文を音読し、音読に熟達させる。

 A 「学習の課題」を音読し、その解答を作成する。

 B 解答を発表する。(口頭または教師、生徒の板書による)

 C 解答を評価する。(正解をノートさせる。板書した解答に対して正解に丸印を、誤答には教師が黄色いチョークで添削する。結果はノートさせる。板書に氏名は書かない)

 D 学習のまとめとして、教材文を音読する。

8 「学習の課題」はその単元目標、教材の位置づけ等に照準を合わせてある。教師が説明ぬきで「課題」を考えさせても、一定の時間、音読、話し合いなどによって「課題」に取り組ませれば、基礎的な言語技術の習得が達成できるように教材・課題が組み立てられている。

9 巻末には1行15字、8行、計120字の原稿用紙(一枚は段落罫入り)をつけた。これを増し刷りして生徒が作文を書くときの用紙にすると、添削、点検、評価等に能率があがる。

  この用紙は教室に常備して、生徒が必要に応じて自由に使用できるようにしておく必要がある。



P かずをかぞえよう  言葉の学習


  みなさんは、かずをかぞえたことがありますね。

  一(ひと)つ   〇

  二(ふた)つ   〇〇

  三(みっ)つ   〇〇〇

  四(よっ)つ   〇〇〇〇

  五(いつ)つ   〇〇〇〇〇

  六(むっ)つ   〇〇〇〇〇〇

  七(なな)つ   〇〇〇〇〇〇〇

  八(やっ)つ   〇〇〇〇〇〇〇〇

  九(ここの)つ  〇〇〇〇〇〇〇〇〇

  十(とお)    〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇


  どうぶつのかぞえかたは、いろいろあります

  いぬは、いっぴき、にひき、さんびき、よんひき、ごひき、とかぞえます。

  からすは、いちわ、にわ、さんわ、よんわ、ごわ、とかぞえます。

  うまは、いっとう、にとう、さんとう、よんとう、ごとう、とかぞえます。

  べんきょうどうぐのかぞえかたも、いろいろあります。

  ほんは、いっさつ、にさつ、さんさつ、よんさつ、ごさつ、とかぞえます。

  えんぴつは、いっぽん、にほん、さんぼん、よんほん、ごほん、とかぞえます。

  けしごむは、いっこ、にこ、さんこ、よんこ、ごこ、とかぞえます。

  いろがみは、いちまい、にまい、さんまい、よんまい、ごまい、とかぞえます。

著者紹介

市毛 勝雄(いちげ かつお)著書を検索»

1931年東京神田生まれ。東京教育大学(筑波大の前身)文学部国語国文科卒。日大三中・都立武蔵高・小石川高・筑波大附属高を経て山形・茨城大助教授、埼玉大大学院教授、早稲田大大学院教授を歴任。日本言語技術教育学会会長、埼玉大学名誉教授、日本教育技術学会常任理事、国文学言語と文芸の会運営委員、全国大学国語教育学会会員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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