- まえがき
- 序章 「むずかしい学級」と出会う前にしておくべき5つのこと
- 1 校長先生に真意を確認する
- 2 学級全員の名前を覚える
- 3 学級のシステムを綿密に整える
- 4 教室環境にこだわる
- 5 黄金の3日間の細案を考える
- 第1章 4月 「いつものやり方」は通用しないクラスの学級開き
- 1 話を聞かせるための教育技術を駆使する
- 2 ゲームを通してルールを確立する
- 3 注意・叱責以外の方法を徹底的に実践する
- 4 全体を最優先する
- 5 いろいろなバリエーションで褒める
- 6 子ども達同士のヨコの関係を深める
- 7 チャイムと同時に授業を始める
- 8 子どもが授業で熱中する切り札を用意する
- 9 授業をモジュール化・ルーティン化する
- 10 教師の見栄を捨てる
- 第2章 5・6月 「魔の6月」の乗り越え方
- 1 守らせたいモラルは明文化する
- 2 叱るのではなく確認する
- 3 梅雨の時期はカードゲーム・ボードゲームに頼る
- 4 授業参観は全員が活動できる鉄板授業をする
- 5 子ども同士のトラブル対応は主観を一切排除する
- 6 むずかしい子への生徒指導は学年の教員全員で対応する
- 7 時には間接的な指導をする
- 8 教師主導で「あいさつ勝負」をする
- 第3章 7・8月 夏休みは絶好のチャンス
- 1 学級の雰囲気をよくして1学期を締めくくる
- 2 叱らずに済む大掃除を実現する
- 3 喧嘩やトラブルが起きないお楽しみ会を実現する
- 4 夏休み中は仕事を徹底的に貯金する
- 5 1学期の課題を徹底的に書き出し、改善策を考える
- 6 教育書を読み漁る
- 第4章 9月 「教えて褒める」を丁寧に繰り返そう
- 1 休み明けは4月と同じように指導する
- 2 2学期全体の見通しをもたせる
- 3 夏休み中に考えた改善策を繰り出す
- 4 落ち着かない子の問題行動を分析的に捉える
- 第5章 10・11・12月 子ども達は飛躍する
- 1 大きな行事に向けて子ども達に語る
- 2 行事指導は叱り無しで行う
- 3 むずかしい子の保護者との連携はこうする
- 第6章 1・2月 自治的学級へ
- 1 スピーチ指導を通して心を開放させる(前編)
- 2 スピーチ指導を通して心を開放させる(中編)
- 3 スピーチ指導を通して心を開放させる(後編)
- 4 意図的・計画的に自治的な学級へと導く
- 5 学級通信を使って学級のモチベーションを高める
- 第7章 3月 次年度を見据えて
- 1 年度末に向けて子ども達に必ず語ること
- 2 子ども達に成長を実感させよう
- 3 子ども達が後ろ髪を引かれないお別れをする
- あとがき
まえがき
「教室が落ち着かない」「注意しても伝わらない」「自分の声が届かなくて、つらい」
これは、どの教師にも一度は訪れる感覚です。
そして、その感覚にふれるたびに、「自分には力がないのかもしれない」「この子達を導くことができないのかもしれない」と、静かに、深く、心が沈んでいきます。
けれど、私は思うのです。
むずかしい学級≠ニは、むずかしい子ども達≠ェいる教室なのではなく、教師自身に問いが突きつけられる教室なのだと。
何を信じて指導すればいいのか。
どこまで任せていいのか。
どこまで抱えていいのか。
教師としての姿勢や価値観が、何度も何度も揺さぶられます。
この本は、そんな問いの中に立たされた教師に向けた一冊です。
対象は、今まさに、学級の運営に悩みながら日々を送っている人。
「いい方法を探している」というよりも、「信じられる足場を探している」人に読んでいただきたいと思っています。
私は、これまで何度もむずかしい学級≠受け持ってきました。
そして、感情が荒れ、関係が裂け、雰囲気が沈んだ教室の中で、それでも子ども達の中にある「変わりたい」という気持ちを探し続けてきました。
うまくいかなかった日もたくさんあります。
自信をなくし、言葉が出なくなった日もありました。
それでも、そのような日々を記録に残すことで、自分なりの考え方が少しずつ輪郭をもち始めました。
そして、私と同じように教室に立ち尽くす$謳カが、どこかの学校にきっといると信じて、この本を書こうと思いました。
本書では、月ごとの章立てに沿って、「この時期に何を語るか」「どんな手を打つか」「何を手放すか」といった視点でまとめています。
ただの方法論ではなく、言葉の使い方、姿勢の在り方、そして教師自身の心の整え方についても、丁寧にふれていきたいと思っています。
むずかしい学級≠ノこそ、希望はあります。
すぐに変わることはなくとも、変わっていこうとする力は、必ず存在します。
そしてその力は、担任としての向き合い方によって、ゆっくりと芽吹いていくのです。
もし、今日の教室でうまくいかず、ため息をつきながらこのページを開いた先生がいたなら。
この本の中に、ほんの1つでも、「この言葉は、自分のものにできそうだ」と思える何かがあれば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。
2026年1月 /あたたたたー
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明治図書- タイトルが気になり読み進めました。難しいクラスではなくても、大切なことがたくさんちりばめられてます。2026/3/1140代・小学校教員















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