国語学力を測る「到達度」チェックカード 書くこと 小学校3・4年

国語学力を測る「到達度」チェックカード 書くこと 小学校3・4年

投票受付中

国語学力向上の解決策は到達度チェックに即した授業開発だ。

『到達度』チェックカードで授業が変わる! 子どもが変わる! 個に徹した(習熟度別)指導のため、3・4年生が自己評価できる「書くこと」のチェックカードを開発した。それに伴い1単位時間ごとの評価規準等を明確にし、国語の基礎基本の完全習得を目指した。


復刊時予価: 3,069円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
4-18-362967-5
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 232頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

序  文 国語学力向上の解決策は、「到達度チェック」に徹した授業開発が原点 /瀬川 榮志
まえがき /佐久間 裕之
T 小学校第三・四学年「書くこと」の国語学力到達規準の系統表
1 学習指導要領の内容分析精選による到達規準表
2 到達度チェックカードの作成と活用
3 到達度チェックカード活用の主な利点
U 小学校第三・四学年「到達度」チェックカード
活動名
日々のできごとを書きとめよう  〈三年 書くことエ〉
感じたことばで詩を書こう  〈三年 書くことイ〉
心にのこったことを知らせよう  〈三年 書くことエ〉
家族に手紙を書こう  〈三年 書くことエ〉
感想文を書いて交流しよう  〈三年 書くことエ〉
ひみつしょうかい文を書こう  〈三年 書くことイ〉
自分のことを新聞に表そう  〈三年 書くことエ〉
かんさつしたことをまとめよう  〈三年 書くことイ〉
説明書を作ろう  〈三年 書くことウ〉
じっと見つめて記ろく文を書こう  〈三年 書くことエ〉
日々のできごとを書きとめよう  〈四年 書くことエ〉
じょう景を表す詩や俳句を書こう  〈四年 書くことイ〉
友達に手紙を書こう  〈四年 書くことエ〉
感想文を書いて考えを交流しよう  〈四年 書くことエ〉
わがまちじまんしょうかい文を書こう  〈四年 書くことイ〉
友達のことを新聞に表そう  〈四年 書くことエ〉
実けんしたことを正しく伝えよう  〈四年 書くことエ〉
調べたことを説明文にまとめよう  〈四年 書くことウ〉
観察を続けて記録文を書こう  〈四年 書くことエ〉
様子がわかるように物語を書こう  〈四年 書くことア〉
V 到達規準に達しない子への支援策
1 即フィードバック学習で補充指導
2 つまずきが予想される基礎・基本の分析と対策
あとがき /佐久間 裕之

まえがき

 国語科の学習指導要領には、言語活動例が示されました。「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の三領域にはそれぞれ基礎・基本としての学習内容があり、それらを児童の「言語活動」を通して主体的に学習することが大切です。

 「書くこと」で言えば、学習指導要領に示された「言語活動」には、

〈「手紙を書くこと」「自分の思った事などについて調べてまとめること」「経験したことを記録文や学級新聞などに表すこと」など〉があります。と同時に、〈しかしながら、ここに示された言語活動例だけを取り上げるのではなく、ねらいや指導内容に応じ、児童の実態に即した創意ある言語活動の工夫が必要〉です。

 本書は、「書くこと」に限定して、非常に価値ある言語活動例を取り上げています。しかも、それらに関連する諸能力・諸事項をていねいに洗い出して細分化し、系統付けています。これにより、どの点に重点をおいて指導すればよいかも見えてきます。

 適切な評価規準によるABCを設定したときに重要なのは、そのABCの判断に関わる〈系統的な諸能力の裏付け〉であり、何ができなくてAではないのかBではないのか、そして到達できなかった子にどうステップアップすればよいのかという視点です。本書はまた、この到達できなかった子のフィードバックについても取り上げています。限られた時間の中で、子どもの学習状況を的確に測り、到達しない子どもへの対応策を考えるとき、本書は有用な情報をもたらすことでしょう。


   /佐久間 裕之

著者紹介

佐久間 裕之(さくま ひろゆき)著書を検索»

福島県の公立小学校に勤務。全日本言語教育学会福島支部長や郵政公社東北地方文通教育研究協議会常任委員等を務める。全国小学校国語教育研究全国大会においても静岡県浜松市を皮切りに、新潟県五泉市、東京都渋谷区・豊島区・杉並区の小学校において、「詩」の授業・「情報発信」の授業・「対話」の授業・「たとえ」の授業・「俳句」の授業・「メモの方法」の授業・「インタビュー」の授業・「ポスターづくり」の授業等、国語科の本質をとらえた斬新な切り口によるモデル授業を数多く公開している。

国語科教育における指導理念とともに具体的な指導法を開拓している。

瀬川 榮志(せがわ えいし)著書を検索»

現在 中京女子大学名誉教授「全国小学校国語教育研究会」名誉顧問 全日本言語教育学会会長 日本子ども文化学会名誉会長 全創国研名誉会長 21世紀の国語教育を創る会代表

1928年鹿児島県に生まれる。東洋大学国文学科卒業。鹿児島県・埼玉県・東京都の公立学校教諭、東京都教育委員会指導主事、東京都墨田区立立花小学校・中野区立上鷺宮小学校・同鷺宮小学校長を歴任。その間、文部省教育課程教科等特別委員・教育課程調査研究協力者並びに副委員長。学習指導要領指導書作成委員、NHK学校放送教育番組企画委員。現在も全国的規模で授業理論の確立に活躍中。

榊原 良子(さかきばら よしこ)著書を検索»

全国小学校国語教育研究会副会長 全国創造国語教育研究会副会長 東京創造国語研究会顧問 日本子ども文化学会理事 全日本言語教育学会役員 元中京女子大学客員教授

また、NHKテレビ・ラジオ教育番組関係出演やモデル授業等を通しての研究活動を展開。

吉本 清久(よしもと きよひさ)著書を検索»

全巻情報提供・編集進行担当・3・4年「話すこと・聞くこと」編著者

現在 熊本県八代市立麦島小学校教諭「熊本―21世紀の国語教育を創る会」代表

1964年熊本県に生まれる。熊本大学教育学部卒業。平成元年より熊本県公立学校教諭。

『言語行動観に立つ国語科教育』を実践し、全日本言語学会で論文発表。言語感覚を磨くモデル授業をはじめいろいろな領域テーマで全国大会等において公開している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ