Chromebookでつくる小学校算数の授業

Chromebookでつくる小学校算数の授業

新刊

総合58位

授業でChromebookを使いこなすコンプリートガイド!

Chromebookを活用した算数授業づくりの基礎・基本から、環境のつくり方、Jamboardやドキュメントを使った「数と計算」「図形」「測定・変化と関係」「データの活用」の授業プランまで、小学校算数科の1人1台端末授業をフルサポートする1冊です!


紙版価格: 2,090円(税込)

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ISBN:
978-4-18-351828-6
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2022年8月16日
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
CHAPTER1 Chromebookを活用した算数授業
1 算数科にChromebookを導入する
Chromebookによる授業のアップデート
Chromebookでできること
算数科とタブレットの相性
2 「数と計算」とChromebook
「数と計算」の学習がChromebookでどのように変わる?
Chromebookの機能が「数と計算」の学習を促進する
「数と計算」の学習における特徴的なChromebookの機能活用
3 「図形」とChromebook
「図形」の学習がChromebookでどのように変わる?
Chromebookの機能が「図形」の学習を促進する
「図形」の学習における特徴的なChromebookの機能活用
4 「測定・変化と関係」とChromebook
「測定・変化と関係」の学習がChromebookでどのように変わる?
「測定」の学習とChromebook
「変化と関係」の学習とChromebook
5 「データの活用」とChromebook
「データの活用」の学習がChromebookでどのように変わる?
Chromebookの機能が,統計的問題解決を促進する
1単位時間の授業へのChromebookの機能活用
CHAPTER2 環境づくりと年間指導計画の立て方
1 環境を整える
環境整備・第1段階/ハード面の整備
環境整備・第2段階/校内での教師と児童の習熟
環境整備・第3段階/授業に生かす
2 年間指導計画に組み入れる
系統性を考える
Chromebookの活用欄を設定する
CHAPTER3 Chromebookを活用した算数授業プラン16
1 「数と計算」の授業プラン
Jamboardで友達の操作を共有,追体験する「繰り下がりのあるひき算」(1年)
カメラで操作活動を動画撮影し,ドライブで保存,共有する「かけ算」(2年)
Jamboardで全員に操作活動を保障し,操作のあとを残す「わり算」(3年)
スライドのヒントカードをClassroomで共有し,選択して活用する「分数の乗法」(6年)
2 「図形」の授業プラン
カメラとJamboardを使って,図形の感覚を豊かにする「かたちづくり」(1年)
スライドを活用し,児童1人1人の操作を保障する「三角形と角」(3年)
ドキュメントで認知プロセスを可視化し,Google Earthで活用する「面積」(4年)
スライドでパーツを組み合わせることで,作図の見通しをもつ「平面図形の性質」(5年)
3 「測定・変化と関係」の授業プラン
Jamboardとスライドで考えとその理由を見える化する「かさ」(1年)
カメラとJamboardを使って,算数の学びと日常とを結び付ける「長さ」(1年)
Jamboardを使った測定操作を通して,基準量と比較量の関係を理解する「簡単な割合」(4年)
スプレッドシートで表やグラフを作成し,二つの数量の変化と関係の特徴を捉える「比例」(6年)
4 「データの活用」の授業プラン
Jamboardを活用し,児童1人1人の操作を保障する「どちらがおおい」(2年)
Jamboardを活用し,児童1人1人の操作を保障する「ぼうグラフと表」(3年)
フォームを活用して,全校児童を対象にアンケート調査をする「円グラフや帯グラフ」(5年)
フォームで収集したデータをスプレッドシートでグラフ化し,考察する「データの活用」(6年)
*Google for Education,Chromebook,Googleドキュメント,Googleスプレッドシート,Google スライド,Google Classroom,Google Jamboard,Googleフォーム,Google Meet,Google Earth,Googkeマップおよび Googleドライブは Google LLCの商標です。

はじめに

 世界的に見て,日本の教育現場におけるICT環境は10年以上遅れていると言われてきました。しかし,2020年のコロナ禍によって児童1人1台のタブレットが配備されることになり,その差は一気に縮まりつつあります。コロナ禍によってもたらされた数少ない恩恵の一つと言っても過言ではないでしょう。ただ,タブレットを配備する側にとっては一つのゴールかもしれませんが,配備された側にとってはスタートです。まずは,どこに配置すればよいか,充電はどうするか,アップデートは誰がするかなど管理面について考えなくてはなりません。それが済んだら,研修はどうするか,どの教科,領域で使うか,どういうアプリケーション(以下,アプリ)を使うか,児童が使いこなせるようにするにはどうするかなどの学習指導面についても考えなければならないのです。しかも,児童や教師が使い慣れたPCを使うわけではなく,タブレットを使うことになります。そして多くの自治体,学校で採用されているのは,Microsoft社のものでもApple社のものでもなく,Google社のChromebookなのです。当然OSもWindows OSやmac OSではなく,Chrome OSになります。Chrome OSの特長は「立ち上がりが速い」「データをクラウドに保存できる」「セキュリティが強固でウイルス対策が不要」「自動的なアップデート」「Androidスマートフォンと同じアプリを使える」などがありますが,「Chrome OS搭載のChromebookはコストパフォーマンスに優れている」という特長が多くの自治体,学校で採用されている理由の一つでしょう。いずれにしても,教師にとっても児童にとっても0からのスタートになることは間違いありません。

 教師のほとんどは「素人」であり,「素人」が「ど素人(児童)」に教えるという状況です。そのような状況で,まずは児童の情報スキルを高めることが必要になります。『小学校学習指導要領(平成29年告示)』(以下,改訂された学習指導要領)には総則第2「2 教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成」において「(1) 各学校においては,児童の発達の段階を考慮し,言語能力,情報活用能力(情報モラルを含む。),問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力を育成していくことができるよう,各教科等の特質を生かし,教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする。」とあります。「情報活用能力」を「言語能力」や「問題発見・解決能力」と並ぶ「学習の基盤となる資質・能力」と捉えれば,決して無駄な時間ではありませんが,この段階はあくまで「タブレットの使い方を教える」レベルです。PCやタブレットが思考を助けたり,思考から表現までのプロセスをつなげたりするためのツールであることを踏まえると,「タブレットで教える」レベルを目指す必要があります。

 「タブレットで教える」レベルを基本的なスタンスにすると,教科の授業にどう取り入れたらよいかを考えずにはいられなくなります。これまで目指しても到達できなかった授業を実現できるかもしれません。

 編著者は2012年に「授業名人の模範授業をICT機器を使って追試し,レベルアップさせる」という試みを行ったことがありますが,そのときは児童1人1台のタブレットはありませんでした。当時から児童1人1台のタブレットがあれば,さらにレベルアップした算数の授業ができるはずだと考えていました。本書では,提案をより実践に役立つものにするために,使用するタブレットをChromebookに絞り,標準装備のアプリをフル活用しています。

 本書をきっかけに,Chromebookを活用したより質の高い算数の授業が実践されることを願っています。


   2022年6月  編著者一同


注意とお願い

 ・本書で紹介しているアプリ等の仕様は2021年5月現在のものであり,今後変更になる可能性があります。

 ・本書で紹介しているアプリ等を使う場合は,各自治体や学校のガイドライン等に沿って使用してください。

 ・録音・録画したデータには個人情報等が含まれている可能性があるため,それらの保存先等は学校等の方針に沿って適切に取り扱ってください。

 ・本書で示した活動を実践したことにより生じたトラブル等について,本書の執筆者は一切の責任を負いません。

著者紹介

鈴木 詞雄(すずき のりお)著書を検索»

愛知教育大学大学院修了。愛知県公立小・中学校教諭として勤務の後,創価大学大学院教職研究科准教授を経て,現在,創価大学大学院教職研究科教授。

*CHAPTER1 1・2・3,CHAPTER2,CHAPTER3 1 pp.40-47,2 pp.76-77,80-87

渡辺 秀貴(わたなべ ひでき)著書を検索»

放送大学大学院修了。東京都公立小学校教諭,教育委員会指導主事・統括指導主事,指導課長,小学校校長として勤務の後,創価大学大学院教職研究科准教授を経て,現在,創価大学大学院教職研究科教授。

*CHAPTER1 4・5,CHAPTER3 3 pp.96-103,4 pp.152-159

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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