- まえがき
- /堀 裕嗣
- 手帳術1 iCloudを利用した手帳術
- /蔵満 逸司
- 1 ロディアNo.11のヘビィユーザーだった
- 2 iCloudが手帳の概念を変えた
- 3 ワイヤレスキーボードの活用
- 4 日程関係のメモは,iCloudのカレンダーとリマインダーを活用する
- 5 紙のメモ帳とiCloudのメモを併用することがベスト
- 手帳術2 「主観」と「客観」の二つの記録
- /杉本 直樹
- 1 二つの手帳を使い分ける
- 2 使い方
- 3 記憶より記録
- 手帳術3 手帳術はノート術 ノート術は時間操作術
- /多賀 一郎
- 1 数冊のノートたち
- 2 いつ書くか?
- 3 自分だけが使うノートを作る
- 4 手書きであることの意味
- 5 まとめにかえて
- 手帳術4 手帳術は未来創造術である
- /長瀬 拓也
- 1 手帳術はあなたの未来を創るものだ
- 2 手帳術は手帳でなくても良い
- 3 仕事が遅い私が手帳に出会った瞬間
- 4 若い先生に伝えたいことはまず「未来」を書くこと
- 手帳術5 自分のニーズに合わせる〜ルーズリーフ活用術〜
- /野口 芳宏
- 1 既製品,市販品の活用と併用
- 2 マイ・ノート手帳の開発と活用
- 3 マイ・ノート手帳の体裁と構成
- 4 マイ・ノート,A 手帳部の内容
- 5 B 諸用紙部の内容
- 手帳術6 教師生活を決定していく手帳術の秘訣
- /野中 信行
- 1 まず,先生たちを元気にすること
- 2 日常を充実させ,豊かにする「仕事術」
- 3 許容量を大きくしていくこと
- 4 「メモ術」を駆使した手づくり手帳
- 5 「1日のスケジュール」が基本
- 手帳術7 手帳で『最優先事項を優先する』
- /渡邉 尚久
- 1 何のための手帳ですか
- 2 自分のスタイルを模索する
- 3 プランナー最大の特徴
- 4 人生年表を眺める
- 5 年間・年度を俯瞰し,見通しを持つ
- 6 月刊予定を三つの分野で記入する
- 7 時間管理の最も重要な単位は「週単位」
- 8 1日の計画を立てて,振り返る
- 手帳術8 手帳というシステム
- /堀 裕嗣
- 1 年度版と年版
- 2 四色ボールペンと見える化
- 3 ルーティンと生産
- あとがき
- /堀 裕嗣
まえがき
仕事を効率的に進める─残念ながら,この意識を持たない教師が多々見られます。
学校という職場は,学年と校務分掌という二重組織のなかで運営されています。学年・学級で子どもたちを相手にする仕事と,校務分掌で主に学校全体の行事を企画・立案する仕事とでは,手法が異なります。思考のベクトルが逆向きであることさえ少なくありません。一般的に学級運営なら目の前の仕事に夢中になってもなんとか追いつけますが,校務分掌の仕事は数ヶ月先を見通しながら取り組んでいかないと,周りに迷惑をかけます。「仕事を効率的に」という言い方は同じでも,学級・学年の運営と校務分掌とでは「効率的」の意味合いが異なります。それに加えて,PTAや地域の行事,部活動や学校外の研究活動など,教師は様々な領域の仕事に同時進行で取り組んでいかなければなりません。
そこで,教師にとって重要なのがスケジュール管理です。スケジュールを管理することは日程を管理するだけに止まらず,その教師の仕事の質を担保します。仕事の全体像を理解している教師ほど,それぞれの仕事の質に合った的確なスケジュールを立てることができるからです。忙しい人ほど,質の高い仕事をすることが多いのは,その裏にスケジュール管理の妙があると言って過言ではありません。
本書では,全国的にも著名な,超多忙な先生方に「手帳術」を公開していただきます。
/堀 裕嗣
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- 明治図書
- 手帳の活用の参考になった2016/1/230代・男性
- 手帳の使い方をどうするべきかを考えてた時に、いろいろマネさせて頂きました。2015/12/1940代・小学校管理職
- 手帳術は、自分と似たような仕事をしている方のものが役立つと思います。実際の手帳も掲載されていて、いくつかのヒントをいただきました。2015/11/1550代・中学校勤務
- 学級づくりに悩んだときにこの本に出会いました。様々な実践から多くを学びました。2015/7/2420代・中学校教員
- 手帳を変えただけで仕事がどれだけはかどるのか、今年度、この本を読み実践してからものすごく実感しています。2015/5/6ヨンノ