1年間まるっとおまかせ! 小2担任のための学級経営大事典

1年間まるっとおまかせ! 小2担任のための学級経営大事典

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がんばる先生を、豪華執筆陣が1年間フルサポート!

春休みから学級開き、授業開きまで、新年度のスタートダッシュを完全アシスト。「魔の6月」「リスタートの9月」など、4月以外の学級経営の要所も徹底的に解説。小2担任が陥りがちな学級経営の悩みも、Q&Aで達人教師がズバッと解決します!


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ISBN:
978-4-18-344216-1
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月17日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

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達人に学ぶ小2担任の学級経営8つの鉄則
/福山 憲市
第1章 これで完璧! 春休み〜新年度1週間の小2担任の全仕事
春休み
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
第2章 学級開きを成功に導く,とっておきアイデア
「出会いの演出(新担任)」のアイデア
「出会いの演出(持ち上がり)」のアイデア
「自己紹介」のアイデア
「学級目標」のアイデア
「仲間づくり・集団づくり」のアイデア
第3章 年度はじめで必ず押さえたい生活・学習指導のポイント
「生活指導」のポイント
「学習指導」のポイント
第4章 必ずうまくいく達人の授業開きネタ
国語 小さな言葉にもこだわろう!
算数 何色が多いかな?
生活 長時間回るこまの秘密を発見しよう!
音楽 わらべうたで拍の流れを感じよう!
図工 ふしぎな宝石を探そう!
体育 2人で協力して活動しよう!
第5章 クラスが安定する環境づくり・システムづくり
「教室環境」づくり
「日直」のシステムづくり
「係活動」のシステムづくり
「朝の会・帰りの会」のシステムづくり
「給食」のシステムづくり
「掃除」のシステムづくり
第6章 中だるみを見逃すな! 「魔の6月乗り切り」術
6月の教室の「小さな重大問題」対処法
梅雨の時期におすすめの「教室遊び」
保護者も子どもも喜ぶ! 1学期の通知表ポジティブ文例集
第7章 荒れ知らずでパワーアップ! 「9月のリスタート」術
観点別 夏休み明けのチェックポイント
子どもを学習モードに素早く戻す「二度目の授業開き」ネタ
クラスがもう一度まとまるコミュニケーション・エクササイズ
第8章 クラスがまとまる行事指導のポイント&アイデア
「運動会」指導のポイント&アイデア
「遠足」指導のポイント&アイデア
「はじめての授業参観」のポイント&アイデア
「学芸会」指導のポイント&アイデア
「作品展」指導のポイント&アイデア
保護者も子どもも喜ぶ! 2学期の通知表ポジティブ文例集
第9章 ワンランク上を目指す,学級アップグレード作戦
「朝学習」のアップグレード作戦
「係活動」のアップグレード作戦
「教室環境」のアップグレード作戦
「学級イベント」のアップグレード作戦
「宿題」のアップグレード作戦
保護者も子どもも喜ぶ! 3学期の通知表ポジティブ文例集
達人がズバッと解決! 小2担任の学級経営の悩みQ&A
/藤木 美智代

達人に学ぶ小2担任の学級経営8つの鉄則

  山口県下関市立一の宮小学校 /福山 憲市


1 耳を傾けるようにしかける

 低学年では,聞くかまえを育てることを一番にします。話をした後に,必ず「問いかけ」をするようにします。はじめは簡単な問いかけです。全員が答えることができることを問います。例えば,「今,花のお話をしたけれど,何の花だったか覚えている?」と尋ね,何人かを指名します。どの子も答えることができます。それをうんとほめます。「よく聞いているなあ。いい耳をしていますね。すばらしいです。ありがとう」

 話をしたら,必ず「問いかけ」を入れる。それを当たり前にすると,子どもたちの中に,話の後に必ず何か聞かれるという気持ちが育ちます。

 「みんな,耳をウサギのようにして聞いていますね。すごいです。スーパ−2年生です。今日は全員に聞いてみるよ」

 そう言って,全員に答えさせるのです。ときには「個」,ときには「全体」。そんなしかけを地道に繰り返すことで,聞く子が育っていきます。


2 「です,ます」をはっきり言えるようにする

 先の問いかけに,4月当初は「たんぽぽ」と単語だけで答える子がいます。「うん,さすが! でも,おしいなあ。『たんぽぽです』と言うと,すっごい2年生だけどなあ。もう一度,言ってみる?」

 チャンスを必ずあげます。その後は,当然うんとほめます。

 「言い方がいいなあ。よく覚えているし,言い方もいい。すごいです。ありがとう」

 1年生のときにしつけられていても,意外に全員となると「です,ます」がそろわないことがあります。言葉づかいの基本として,「です,ます」を確実に言うことからスタート。これがそろい始めたら,「はい」「おはようございます」「ありがとうございます」などの言葉へと少しずつシフトさせます。もちろん,すべてとことんほめます。低学年は,ほめられることが大好きです。


3 「よく見る,見続ける」眼をもたせる

 教師が提示したものを,ただ「眺める」だけの子や,よそ見していて大切なことを見逃してしまう子がいます。

 「よく聞く」ことと同時に「よく見る」ことを,低学年のうちにしっかりと体感・実感させておくことが大切です。

 そこで,朝の話や帰りの話など,いろいろな場を利用して,ものを見せるようにします。それも,じっくり見せず,時間限定です。

 「今からあるものを見せます。見せる時間は1分だけですよ。後で,先生から問題を出すから答えられるかな。3問出すので2問わかったら合格です」

 ちょっとしたクイズです。もちろん,はじめは簡単な問題にします。

 ここで大切なのが,よく見ている姿をほめ,お手本をつくることです。

 「えらい! よく見ているねえ。その眼がいい! 特にヒカルくんの眼は最高! じっと見続けているね。すごいよ」

 「よく見る」が当たり前になるまで日々続けます。


4 美しい姿勢を目指させる

 耳を傾ける・よく見るときの姿勢。その姿勢も同時にほめます。

 「足が床についている人がいるなあ,すごい」「背筋がぴんっと伸びているね,すごすぎ」「背中をイスの背もたれから少し離して座っているね。すごいなあ」

 低学年の子どもたちは,姿勢1つでもほめられることを喜びます。

 ポイントになるのが,全体でほめる場と個でほめる場です。全体でほめるときは,みんなの姿がよくそろっているとき。個でほめるときは,その子のそばに行ったときにそっとほめます。その方が,子どもの心にすっと入ります。


5 全員ができるのを待つように仕向ける

 一番はじめの「耳を傾ける」ときの問いかけ。よく聞いていなくて手があがらない子がいます。そんなとき,教え合うことができる心を育てます。

 わかった人は立つ。立った人は静かに座っている人に教えに行く。ただし,時間制限を設けます。

 「静かに教えに行った人,すごいです。教えてもらってありがとうと言った人,最高です。とっても素敵です」

 ここでもうんとほめます。これも何度も繰り返します。こういう場が当たり前になるくらい繰り返します。そのゆとりがあるのが低学年です。

 もちろん,これは授業中でも使えます。授業中でもうんとほめることができます。ただ,ここでも先の「美しい姿勢」を見ます。

 「おしい。よく教え合ってすばらしいけれど,立っている姿が美しくないなあ」

 もちろん,ここでもはじめはチャンスを与えます。すぐに低学年の子は変わります。うんとほめることができるのです。


6 全員そろいの暗黙の約束をつくる

 「教科書を閉じて置くときは机の左前に」「筆箱から鉛筆を2本だけ出しておく」「指名されたら『はい』と返事して3秒以内にさっと立ち,イスをそっと入れる」など,低学年のうちに,全員そろいの型を徹底しておきます。もちろん,うんとほめる機会にもなります。

 「みんな,すごいなあ〜。先生が言わなくても,さっと教科書を左前に置いている。スーパー2年生だね」「イスの入れ方,上手だなあ。音がしないように,そっと入れるなんて,2年生でなかなかできないよ。さすがです」

 簡単なことだけれど,全員がそろうのはなかなか難しいことです。できないときには教え合い。そこでほめることもできます。

 1つ,また1つと,全員そろいの暗黙の約束を1年間かけて増やしていきます。


7 ものを大切にする場をしかける

 給食の食器を返すとき,音がほとんどしない。ノートを提出するとき,そっとそろえる。雑巾をかけるとき,両端を丁寧にそろえる。体操服袋に,自分の体操服を丁寧にたたんで入れることができる。

 2年生の4月末には,全員ができていることです。それは「ものを大切にする場」を意識して仕組んでいるからです。

 「あっ,今の食器の返し方,すごい! とっても上手! 音がほとんどしなかった」

 大げさにほめます。手本をここでもつくっているのです。もちろん,まねした子を見ていて,うんとほめます。これも一度や二度でできるものではありません。4月はずっと見続け,ほめ続けるのです。

 食器の返し方だけではなく,ノートやプリントを出すとき,掃除の後の片づけ,体操服を着替えた後など,大げさにほめる場はいくらでもあります。子どもたちが変わるきっかけとなる場です。

 ものを大切にする子どもに育つと,教室はとってもきれいです。ゴミが落ちていないのです。引き出しの中が美しいのです。


8 「お願いします」「ありがとうございました」の場をしかける

 多くの友だちとかかわる。そんな場をしかけます。ことわざカルタや俳句カルタをよくやります。「礼に始まり礼に終わる」場です。

 友だちとかかわる場を見ると,一人ひとりの性格がよくわかります。特に勝負ごとになったときによく見えます。これを,発表などにもつなげています。答えが当たるときもあれば間違うときもあるからです。

 「もっとがんばろうという気になる人がすごい」と伝えます。

 ここでも,勝った人だけでなく,もっとがんばろうと思った人,礼儀のある人をうんとほめます。確実に,子どもたちの心が育っていきます。

著者紹介

『授業力&学級経営力』編集部(じゅぎょうりょく&がっきゅうけいえいりょくへんしゅうぶ)著書を検索»

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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