どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる! 漢字定着5システム指導法
5つの場で定着する子ども熱中指導術

どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる! 漢字定着5システム指導法5つの場で定着する子ども熱中指導術

近日刊行予定

漢字大好きっ子になる!自分から覚えたくなる仕掛け術

「漢字を覚えるのは苦手」「漢字練習は面倒」そんな子どもたちが漢字大好きに変わる!今までの漢字指導に少し手を加え、「授業・教室環境・テスト・宿題・自学」の5つの場の工夫で、漢字に出会うことが楽しくなります。子ども達が進んで漢字を覚えたくなる仕掛け術。


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ISBN:
978-4-18-343213-1
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 208頁
状態:
近日刊行
出荷:
2020年7月27日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

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はじめに
1章 どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる!「授業」で漢字指導
学びのフローチャート
1 出会いの演出で漢字が好きになる!低学年漢字指導術
(1) 漢字が好きになる演出@ 絵画効果
(2) 漢字が好きになる演出A リズム効果
(3) 漢字が好きになる演出B ゲーム感覚効果
(4) 漢字が好きになる演出C 変化のあるひと手間効果
(5) 漢字が好きになる演出D レベルアップ見える化効果
2 漢字が友達,親友に!中・高学年漢字指導術
(1) 漢字が友達になる仕掛け@ タイムリー指導
(2) 漢字が友達になる仕掛けA 漢字くん紹介型指導
(3) 漢字が友達になる仕掛けB フラッシュカード型指導
(4) 漢字が親友になる仕掛け@ 1日まるごと漢字指導
(5) 漢字が親友になる仕掛けA 前もって漢字指導
3 子供熱中!“自分たち授業”で漢字学習
(1) 自分たち授業で漢字に熱中@ 漢字探しタイム
(2) 自分たち授業で漢字に熱中A 漢字対決・作成タイム
(3) 自分たち授業で漢字に熱中B 辞書引きタイム
(4) 自分たち授業で漢字に熱中C 難問漢字検定タイム
(5) 自分たち授業で漢字に熱中D 漢字カードタイム
学びのキーワード
2章 どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる!「教室環境」で漢字指導
学びのフローチャート
1 資料にひと工夫!「知的学級掲示」で漢字指導
(1) 授業に登場すると「知的学級掲示」で再登場!
(2) 立ち止まって考える「ミスバチ漢字」
(3) 子供たちが作成する「漢字くん紹介」
(4) 想像力を働かせる「ばらばら漢字」
(5) 他教科のまとめ掲示で「再会・出会い漢字」
2 ゲーム感覚で学ぶ!「ゲーミフィケーション型掲示」で漢字指導
(1) ゲーミフィケーション型掲示@ 運試し編
(2) ゲーミフィケーション型掲示A 切り貼り編
(3) ゲーミフィケーション型掲示B 創作・創造編
(4) ゲーミフィケーション型掲示C 発見編
(5) ゲーミフィケーション型掲示D 調べ編
3 出会いを楽しむ!「学級文庫」で漢字指導
(1) 学級文庫は「辞典・字典・事典」を活用する場
(2) 学級文庫は「面白漢字問題」に出会う場
(3) 学級文庫は「カルタ・カード」を常備する場
(4) 学級文庫は読書量アップで「未知の漢字」と出会う場
(5) 学級文庫に時折「漢字パズル」が出現する
学びのキーワード
3章 どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる!「テスト」で漢字指導
1 学び方が変わる!「上達型テスト」で漢字指導
(1) 「何級型」漢字テストで学び方が変わる!
(2) 「ヒント付き」テストで学び方が変わる!
(3) 「付け足し型」テストで学び方が変わる!
(4) 「調べ型」テストで学び方が変わる!
(5) 「漢字リンピック」で学び方が変わる!
2 いつでもどこでも!「発見型テスト」で漢字指導
(1) 発見型!身の回りの物から漢字テスト
(2) 発見型!教科書・辞典から漢字テスト
(3) 発見型!答えを見ていい漢字テスト
(4) 発見型!間違いを見つける漢字テスト
(5) 発見型!部分から漢字を想像するテスト
3 深く学ぶ!「挑戦型テスト」で漢字指導
(1) 挑戦型!どれを漢字にできるか究極の漢字テスト
(2) 挑戦型!家に持って帰って行う漢字テスト
(3) 挑戦型!どうやって覚えるか思考漢字テスト
(4) 挑戦型!漢字の書き順作成テスト
(5) 挑戦型!スピード漢字カード取りテスト
学びのキーワード
4章 どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる!「宿題」で漢字指導
1 漢字テストへの布石「宿題漢字プリント」で漢字指導
(1) 挑戦! 点つなぎ型宿題漢字プリントの秘密
(2) 挑戦! 線つなぎ型宿題漢字プリントの秘密
(3) 挑戦! 暗号型宿題漢字プリントの秘密
(4) 挑戦! 迷路型宿題漢字プリントの秘密
(5) 挑戦! 宿題くんプリントの中で漢字の秘密
2 授業・知的学級掲示に活きる「作成型宿題」で漢字指導
(1) 子供たちが作成!変身ミスバチ漢字
(2) 子供たちが作成!変身ばらばら漢字
(3) 子供たちが作成!漢字くん紹介プリント
(4) 子供たちが作成!点つなぎ・線つなぎ問題
(5) 子供たちが作成!フラッシュカード用問題
3 全員が喜んで書く「作文宿題」の場で漢字指導
(1) 学校の行き帰り発見作文で漢字指導
(2) じっくり観察作文で漢字指導
(3) 分析を楽しむ作文で漢字指導
(4) 上手い説明作文で漢字指導
(5) メディア活用作文で漢字指導
学びのキーワード
5章 どの子も漢字の時間が待ち遠しくなる!「自学」で漢字指導
1 工夫した練習の連続!「ドリル型」漢字自学
(1) びっしり練習「ドリル型」漢字自学
(2) 漢字ワークマネッコ「ドリル型」漢字自学
(3) 工夫漢字くん紹介「ドリル型」漢字自学
(4) 先取り・特訓「ドリル型」漢字自学
(5) 4つ切り「ドリル型」漢字自学
2 授業・宿題を活かす!「続き学び・つながり学び」漢字自学
(1) イラストマニュアルで「続き学び」漢字自学
(2) 漢字分析で「続き学び」漢字自学
(3) 漢字クイズ問題作成で「つながり学び」漢字自学
(4) 他教科で一石二鳥「つながり学び」漢字自学
(5) 分析作文に漢字多用「つながり学び」漢字自学
3 家族を巻き込む!「共育・協育・驚育」で漢字自学
(1) 家族も一緒に楽しむ〈漢字すごろく〉タイム
(2) 家族も一緒に考える〈漢字ワーク〉タイム
(3) 家族みんなで楽しむ〈はてな発見通信〉タイム
(4) 漢字自学を活性化する源〈共育カード〉
(5) 保護者を漢字学びの場に巻き込む〈学級懇談〉
学びのキーワード
「漢字定着5システム指導法」とリンクする実践本
おわりに

はじめに

 「漢字定着5システム指導法」という言葉,耳慣れないと思います。

 簡単に言えば,クラスの子供たち全員が,漢字に出会うことが楽しい,待ち遠しいという「場」を5つ用意するということです。

 どんな5つの「場」を用意するのか,簡単に説明します。

 この5システム指導法をスタートしたのは新採4年目,転勤と同時に5年生を担任した25歳の時です。今から30年以上も前のことです。

 クラスの子供たちは,45名。

 4月スタートの時に取ったアンケートの中に,多くの子供たちが「漢字を覚えるのは苦手,嫌い,楽しくない。漢字練習は面倒くさい。」などの言葉を書いていました。

 そんな子供たちが,わずか1,2ヶ月でこんな言葉を言い始めます。

 「先生,漢字テストまだですか。漢字テストが待ち遠しいです。」

 「先生,いつの間にか新しい漢字を全て覚えてしまいました。」

 「先生は,この漢字読めますか。難しいですよ。」

 「先生,家で漢字対戦をしているんですよ。ぼくが今,家で一番漢字に強いんですよ。お父さん・お母さんにめっちゃ褒められています。」

 なぜ,こんな言葉を口にするようになるのか。

 それは,子供たちが今まで体感してきた「漢字指導」に少しだけ手を加えたからです。

 5年生の子供たちに聞くと,漢字指導とは国語の授業のはじめに「音読み・訓読み・部首・画数・書き順・熟語」などの確認があって,何回か練習するというもの,という言葉が返ってきました。

 宿題は,漢字ドリル・スキルの何ページをノートに写してくる。日々その繰り返しだったと言います。

 1年生から4年生まで同じパターンだったらしいのです。

 それでも,漢字を覚えることができない。漢字の練習をするのが楽しくない。だから,面倒くさい。

 漢字テストなんて無ければいいのに,と言う子までいました。

 「練習しなさい」と言われるから渋々やる。何となく,適当に漢字練習をしたノートを提出する。形ばかりの漢字練習。

 テストをすると当然,漢字を書いても間違える。練習はしたのに,しっかりと漢字を覚えていないから書けない。

 覚えたいと思って練習していないから,記憶に残らないのは当然です。

 そこで,今までの漢字指導に,少し手を加えたのです。

 手を加える時に心したことは,一つ。


  「漢字に出会うこと」が楽しくなるように仕掛ける。


 ただそれだけです。

 楽しければ,覚えなさいと言わなくても子供たちは漢字を自然と覚えます。

 新しい漢字に出会うことを積極的に望みます。

 その手を加えた「場」が,「5つの場」なのです。「5つの場の漢字との出会いに少し手を加える」,それを「5システム」と呼んだのです。

 その5つの場は,「授業・教室環境・テスト・宿題・自学」です。

 授業にだけ手を加えても,子供たちの漢字に対する心は大きく変わりません。

 子供たちが学ぶ教室環境にも手を加える。

 子供たちが挑むテストや宿題・自学にも手を加える。

 もちろん,大きくは変えません。

 本書に紹介しているような「わずかな場の工夫の積み重ね」で,子供たちは一日一日と変わっていきます。

 それも全員です。

 全員が変われば全員力となって,「全力・前力・善力・然力」が高まっていきます。互いに高め合う力が強くなっていくのです。

 ちなみに,この25歳の5年担任の後,1年から6年,その上特別支援学級担任を受け持つ機会を得ました。

 どの学年でも,ほんのちょっとの手間と工夫を積み重ねることで,子供たち全員が漢字大好きっ子に変わっていったのです。

 しつこく言います。

 漢字は練習させれば,覚えるものではないです。

 漢字との出会いが楽しいから,覚えるのです。それも,いつの間にか覚えてしまうのです。

 練習も自分から進んでやりたくなるのです。

 漢字ドリル・スキルを宿題に出す必要も無くなります。子供たちは,時間を見つけては進んでドリル学びをします。本書に紹介したように,進んで学びたくなるように仕掛けているからです。

 「漢字定着5システム指導法」というのは,特別な方法ではないです。

 今までやってきたことを少し変え,ほんの少しの手間と工夫を日々行うことで,子供たちの心が変わるという指導法です。

 まずは,本書に紹介した5つの「場」の中から,変えることができる「場」を見つけてください。

 場を決めたら,ほんの少し手間をかけてみようかなと思った「場」から取り組んでみてください。

 子供たちの漢字に対する心,漢字を学ぶ心構えが少しずつ変わっていきます。ある時突然,ブレイクスルーする瞬間が必ずやってきます。

 この瞬間を楽しむために,教師の心の導火線に火をつけてください。少しでも,漢字大好きっ子が生まれることを願っています。


  2020年7月   /福山 憲市

著者紹介

福山 憲市(ふくやま けんいち)著書を検索»

1960年山口県下関市生まれ。広島大学卒業。山口県下関市立一の宮小学校教諭。現在,「ふくの会」というサークルを35年継続。「ミスをいかす子ども達を育てる研究会」も組織し,ミス退治運動を進行中。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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