「想像・主題・感想」が分かり、すすんで学ぶ 確かな読みの力を育てる実践事例集文学教材を読む[能力・技能]の明確化・系統化

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確かな読みの基礎・基本を押さえ子供一人一人の主体的な言語活動を促しながら新しい発見・感動の世界の構築を目指した実践成果の事例を収める。


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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-341504-7
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 200頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

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監修の言葉 /本堂 寛
はじめに
国語科教育の役割を創造する
1 国語科教育の現状を自覚する教育現場の国語科教育について
国語・日本語研究の立場を見て
2 子供の側に立つ国語科教育の進む道
基礎的・基本的な国語力の育成をめざす
意欲的・主体的に学習できる国語科教育をめざす
確かな理解力(読む力)の育成をめざす
国語科学習指導法の一考察(試案)
文学教材における読むことの能力・技能の明確化、系統化を通して
1 二十一世紀に生きる子供たちに必要な国語科教育
国語科教育のめざすもの
これからの学習指導でねらうもの
2 自己実現に生きて働く基礎的・基本的能力
基礎的・基本的な能力
基礎的・基本的な国語の能力
文学教材を読み取る確かな能力
3 学年に応じた「読むことの能力」の想定
「上位能力」と「下位能力」
「下位能力」から「行動目標」を作る
4 文学的教材を読み取る基礎的・基本的能力の学年系統表〈試案〉
「下位能力」一覧表の見方
想像する力・味わう力
内容を理解する力(主題をとらえる力)
感想・意見をもつ力
確かな読みの力を付ける「行動目標(仮称)」の考え方
1 分析した目標を「行動目標(仮称)」と名付けたのは……そして評価は
2 「確かな読みの力」に期待する学習力
3 分析した目標を各単元に当てはめる
「文学教材の確かな読みの力」を育てる実践事例
「単元名・教材名」の表記 「育てる力」の表記
「教材の特徴」の表記 「指導目標」の表記
「主な学習活動」の表記 「学習指導計画」の表記
「本時の展開から」の表記 「実践を終えて」の表記
想像しながら読む力(鑑賞する力)を育てるために
2年 想像した会話を生かしたペープサート劇〔お手紙〕
3年 もうすぐ学習発表会〔三年とうげ〕
4年 登場人物に想像したことをインタビュー〔アナトール、工場へ行く〕
5年 どんな感じで読んだらいいだろう〔月夜のみみずく〕
6年 太一の声がきこえた、太一の海がみえた〔海の命〕
内容を理解する力(主題をとらえる力)を育てるために
1年 心の通い合いに気付くいろいろな表現活動〔たぬきの糸車〕
2年 音読しよう。ぴったりの音を見つけて〔力太郎〕
3年 わたしが描きたい場面は−「どこを中心に描き、どんな様子の絵にしようか!」〔ちいちゃんのかげおくり〕
5年 ぼく・私の一人読みノートを生かして!〔いたいいたい虫〕
6年 「ラジオドラマの脚本を作ろう」という場の設定で、主題をとらえる力を育てる試みをした〔石うすの歌〕
感想・意見をもつ力を育てるために
1年 一言感想をそえたお話アルバム作り〔ずうっと、ずっと、大すきだよ〕
2年 お話のおもしろさを伝える手紙〔えいっ〕
3年 わくわく冒険、みんなの感想交流〔エルマー、とらに会う〕
4年 感想を深める日記作り〔ごんぎつね〕
5年 自己をふり返る作者への手紙〔わらぐつの中の神様〕
6年 パネルディスカッションで感想・意見をもつ力を〔守る、みんなの尾瀬を〕
T 本は友だち
U ノート作りのあれこれ
V 一年生は、見つける!はなのみち・学び合う!たぬきの糸車
おわりに

監修の言葉

 私は、文学的な文章の読みの学習について、その最終的なねらいは、言葉を確かな手がかりとしながら想像を広げていくこと、そしてそのような世界に感動することだと考えています。

 これまでは、叙述に即した正確な読み取りにだけ終始し、そのために、子供にとっての主体的な学習意欲や読書的な興味が高まらないだけでなく、期待する国語の力が付かないことも多かったのではないでしょうか。

 国語科において、文章の正確な読みの学習を重視することは、言語の基礎的・基本的な力を付けるために極めて大切なことですが、それを想像力や思考力を高める学習とどう結びつけるか、これからの重要な課題だと思います。新学習指導要領(国語)の領域構成が「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」〔言語事項〕の三領域一事項となれば、「読み」の学習についての、そのような新しい工夫がぜひ必要になるはずです。

 本書は、確かな読みとしての基礎・基本を押さえ、子供一人一人の主体的な言語活動を促しながら新しい発見・感動の世界の構築を目指した実践記録集です。正に、これからの国語科実践の方向を示唆したものと言えるでしょう。

 しかも、本研究会には、長い年月の研究の着実な積み重ねがあり、その成果が本書であるところにも大きな意味と価値をもっています。

 新しい教育課程が実施されようとする今こそ、それぞれの現場で、本書の内容を参考としながら、より充実した実践研究に取り組んでいただきたいと願っております。


  平成十一年三月   /本堂 寛

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