平成29年版
中学校新学習指導要領の展開 技術・家庭 技術分野編

平成29年版中学校新学習指導要領の展開 技術・家庭 技術分野編

大改訂された学習指導要領本文の徹底解説と豊富な授業例

改訂に携わった著者等による新学習指導要領の各項目に対応した厚く、深い解説と、新学習指導要領の趣旨に沿った豊富な授業プラン・授業改善例を収録。圧倒的なボリュームで、校内研修から研究授業まで、この1冊で完全サポート。学習指導要領本文を巻末に収録。


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ISBN:
978-4-18-334818-0
ジャンル:
学習指導要領・教育課程技術・家庭
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年10月19日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
序章 技術・家庭科 技術分野改訂のキーポイント
三つの大きな変更点を踏まえた授業改善を
1章 「第1 目標」のポイントと解説
育成する資質・能力と技術の見方・考え方
2章 「第2 各分野の目標及び内容」のポイントと解説
1 技術分野の目標のポイントと解説
2 A 材料と加工の技術のポイントと解説
3 B 生物育成の技術のポイントと解説
4 C エネルギー変換の技術のポイントと解説
5 D 情報の技術のポイントと解説
3章 「第3 指導計画の作成と内容の取扱い」のポイントと解説
1 指導計画作成の基礎基本
2 指導計画作成の配慮事項
3 1学年の指導計画例
4 2学年の指導計画例
5 3学年の指導計画例
6 特別な支援が必要な生徒への配慮
7 整理・考察する学習活動の充実
8 ICT活用の充実
9 実践的・体験的活動の充実
10 教材・教具の工夫
11 家庭や地域との連携
12 安全管理への配慮
4章 技術・家庭科 技術分野の新授業プラン
A 材料と加工の技術
1 「材料と加工」における評価・活用の指導と評価
2 これからの社会の発展と材料と加工の技術
B 生物育成の技術
3 個人課題の達成を目指す「ミニ植物工場」
4 自分たちで探る,最適なミニトマトの露地栽培
C エネルギー変換の技術
5 電気回路と力学的な機構を複合した照明器具「メカニカル ライト」
6 「手動発電2LEDライト」の観察,分解・組立
D 情報の技術
7 他者の企画から創るコンテンツの設計・制作
8 LEDの制御で実現する自作植物工場
付録 中学校学習指導要領 第3章 技術・家庭

はじめに

 現行学習指導要領では,「基礎的・基本的な知識及び技能」「思考力,判断力,表現力等」及び「主体的に学習に取り組む態度」の学力の三要素のバランスのとれた育成が目指され,言語活動や体験活動等が重視された。その結果,子供たちの学力に改善傾向がみられた。しかし,自分の考えを述べることや,学習したことを生活や社会の中の課題の解決に生かしていく面,及び読解力に関する課題等も明らかとなった。

 新しい学習指導要領では,基本的には「生きる力」等の現行学習指導要領の基本姿勢を維持した上で,教育課程全体として育成すべき資質・能力が「知識及び技能の習得」「思考力,判断力,表現力等の育成」「学びに向かう力,人間性等の涵養」の三つの柱に整理され,各教科で育成すべき資質・能力や目標,内容が再整理された。

 これまでは「教員が何を教えるか」に重心が置かれていたが,新しい学習指導要領では「子供たちが何ができるようになるか」(=育成すべき資質・能力の達成)に重心が移された。また,「どのように学ぶか」については,アクティブ・ラーニングの三つの視点「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」が示された。更に,教育課程全体を通じての資質・能力を育むために,教科間の壁をなくし効果的な学びを子供たちに提供できるよう,各学校にはチーム学校としてカリキュラム・マネジメントに取り組むことを求めている。

 一方,技術分野に関しては,平成20年の改訂において,それまでの「技術とものづくり」と「情報とコンピュータ」の二つの内容から,「材料と加工」「エネルギー変換」「生物育成」及び「情報」に関する技術の四内容となり,全てが必修となった。その学習指導要領のもとでの教育の結果から,以下のような課題が明らかとなり,今回の改訂の方向性が示された。


 社会,環境及び経済といった複数の側面から技術を評価し具体的な活用方法を考え出す力や,目的や条件に応じて設計したり,効率的な情報処理の手順を工夫したりする力の育成について課題があるとの指摘がある。また,社会構造の変化等に主体的に対応し,よりよい生活や持続可能な社会を構築していくため,技術分野では,技術の発達を主体的に支え,技術革新を牽引することができるよう,技術を評価,選択,管理・運用,改良,応用することが求められる。(下線:筆者・省略)


 二つの課題が指摘されているが,第一の課題の「社会,環境及び経済といった複数の側面から技術を評価し具体的な活用方法を考え出す力」は,「様々な制約条件のもとで,最適な方法を見いだす」技術分野の「見方・考え方」そのものであり,今後改善されなければならない最大の課題である。第二の課題の「目的や条件に応じて設計したり,効率的な情報処理の手順を工夫したりする力」の不足は,技術的な課題に対して「設計・計画」する能力の育成が十分ではないことを示しており,これまでより更に工夫することを重視した「ものづくり」が必要である。この第二の課題を解決することが,第一の課題を克服することにつながるものと考える。

 先に述べたように,技術分野の目標や内容は育成すべき資質・能力の三つの柱に対応して整理された。その中で,「情報の技術」の項目が増加したことは大きな変更である。

 本書では,今回の学習指導要領改訂に関わられた方々に,変更点を明確にイメージできるような解説をお願いした。また,直ちに授業で実行できる授業プランを例示していただいた。技術教育の発展のために,大いに活用していただくことをお願い申し上げたい。


  平成29年10月   /古川 稔

著者紹介

古川 稔(ふるかわ みのる)著書を検索»

・現職:福岡教育大学教育学部特命教授(技術教育講座)。

・専門:金属材料・加工学,及び技術科教育。工学博士。

・職歴:福岡教育大学助手,講師,助教授,教授,特任教授を経て現職。

・役職歴:福岡教育大学附属久留米中学校校長,理事・副学長,教育学部長を歴任。

・学外における役割:平成28年3月まで4年間日本産業技術教育学会会長。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会家庭,技術・家庭ワーキンググループ主査代理。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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