- はじめに
- 学校でCanvaを使うべき8つの理由
- この本の使い方
- 第1章 まずはここから!「先生が使う」ステップ
- 01 Canva for Educationに登録してプレミアム機能を使う
- Canvaへ登録/Canva for Educationに登録申請/招待リンク
- 02 名刺を作成する@(まずは文字だけの名刺を作る)
- テンプレート/背景色の変更
- 03 名刺を作成するA(写真を追加する)
- 画像のアップロード/画像のサイズ変更/背景リムーバ
- 04 名刺を作成するB(QRコードを挿入する)
- QRコード
- 05 名刺を作成するC(画像としてダウンロード)
- デザイン名の設定/デザインのダウンロード
- 06 学級通信を作成する@(テンプレートから作る)
- テンプレートの使用/画像の差し替え
- 07 学級通信を作成するA(白紙から作る)
- カスタムサイズ/ガイドの追加/四角形の挿入/要素の複製/罫線スタイル/図形の色の変更/ロック/フレームの挿入
- 08 自己紹介スライドを作る@
- テンプレートの検索/ページの切り替え効果/プレゼンテーションの開始
- 09 自己紹介スライドを作るA
- グループ化/グループの解除/レイヤー/アニメート/アニメーションの作成
- 10 プレゼンタービューとプレゼンテーションの録画を使う
- プレゼンタービュー/プレゼンテーションの録画
- 11 プレゼンテーション中にできる様々なことを知る
- プレゼンテーションタイマー/マジックショートカット/リモートコントロール/Canvaライブ
- 12 時間割表を作る
- 表の作成/テキストの挿入/表の編集/縦書きテキスト
- 13 連絡ボードを作る
- 画像を背景として設定/文字揃え/箇条書き/閲覧専用リンク/QRコード
- 14 当番ルーレットを作る
- 円グラフ/要素の複製/数値で回転/選択した素材をダウンロード
- 15 学級ポータルサイトを作る
- Webサイト/ページを追加/閲覧専用リンク/Webサイトの公開
- 16 ポータルサイトにGoogleカレンダーを埋め込む
- Webサイトの公開
- 17 他のWebアプリを埋め込む
- Google Maps/You Tube
- 18 デザインをQRコードにする
- デザインのQRコード化
- 19 色を変えられるオリジナル素材をつくる
- 描画/レイヤー/SVGでダウンロード
- 20 既存の賞状様式に差し込み印刷をする
- PDFのアップロード/一括作成/PDFのダウンロード
- 21 一括作成用CSVファイルを作成する
- CSVファイルの作成
- 22 デジタルサイネージを作る
- 自動再生/ライブ編集
- 23 ビンゴカードを作成する
- Bingo Card/Magic Write
- 24 パソコン操作手順を動画にする
- 自分を録画する/閲覧専用リンク
- 25 キーボードショートカット表を作る
- ページの複製/ホワイトボードに展開/図形の色の変更/ホワイトボードを折りたたむ
- 26 漢字の写真フレームを作る
- SVGでダウンロード/PDFのアップロード
- 第2章 慣れてきたら!「子どもたちが使う」ステップ
- 27 プロフィール写真を変更する
- ダウンロード画像のサイズ変更/プロフィール写真のアップロード
- 28 オリジナル迷路を作る
- ガイドの追加/直線の挿入/素材の複製
- 29 双六ゲームを作る
- 四角形の挿入/線の色の変更/罫線スタイル/絵文字
- 30 落款風のQRコードを作成する
- 背景色の変更/描画/QRコード
- 31 作品の写真入りカレンダーを作る
- テンプレートの検索/画像のアップロード/画像の差し替え/デザインからカラーを選択
- 32 作品をモックアップに埋め込んで楽しむ
- Mockups/画像のアップロード
- 33 生活目標のポスターを作成する
- カスタムサイズ/テキストの挿入
- 34 七夕の飾りつけを作る
- カスタムサイズ/素材の検索/画像を背景として設定
- 35 Magic Mediaでクリスマスカードを作る
- 画像を背景として設定/Magic Media
- 36 修学旅行のしおりを作る
- カスタムサイズ/デザインの共有/PDFのダウンロード
- 37 委員会活動のお知らせムービーを作る
- Magic Switch/自分を録画/閲覧専用リンク
- 第3章 さらに深い活用へ!「授業で使う」ステップ
- 38 電子板書@ 電子板書用のデザインを作る
- デザインの作成/デザインの共有
- 39 電子板書A 板書を書き進めて録画する
- 自分を録画
- 40 電子板書B 子どもたちを板書に参加させる
- サイドバーの表示・非表示/ページの表示・非表示/ホワイトボードに展開
- 41 素材のアルファベットで名前を書く
- 素材の挿入/画像を背景として設定
- 42 英語で形送りゲーム
- グリッドビュー/複製/円の挿入/正方形の挿入/図形の変更
- 43 英単語の発音確認ボードを作る
- 音声のアップロード/動画のダウンロード
- 44 背景付きの短歌を作る
- 縦書きテキスト/要素の複製/画像を背景として設定/ぼかし
- 45 心情メーターを作る
- Magic Eraser/画像を背景として設定/ページの複製
- 46 絵文字で気持ちを表す
- 絵文字
- 47 「血液の流れ」のワークシートを作る
- 素材の複製/ロック/直線の挿入/直線の先端の変更
- 48 社会科のまとめを関係図にして表す
- 直線の挿入/直線へのテキスト追加
- 49 造形遊びのイメージをふくらませる
- グリッドビュー/ページの複製/画像のアップロード/ホワイトボードに展開
- 50 文章を「はじめ」「中」「おわり」に分ける
- ロック/ホワイトボードに展開/直線の挿入/コメント
- 51 縦書きの作文を書く
- テキストの挿入/縦書きテキスト/文字揃え/ページの複製
- 52 作文に動画を埋め込む
- 自分を録画/閲覧専用リンク/QRコード/PDFのダウンロード
- 53 ねんど作品に彩色する
- 画像のアップロード/背景リムーバ/描画/画像を背景として設定/ぼかし
- 54 歌唱指導用のカラオケ動画を作る
- 画像のアップロード/四角形の挿入/音声のアップロード/表示タイミング
- 55 基本図形でウェビングマップを作る
- 円の挿入/四角形の挿入/線の連結
- 56 習字の手本とためし書きを比較する
- 画像のアップロード/背景リムーバ/透明度の変更
- 57 子どもたちが作った手書き問題をプリントにする
- 画像のアップロード/背景リムーバ/PDFのダウンロード
- 58 モノになりきって詩を作る@
- 直線の挿入/円の挿入/ロック/テンプレート
- 59 モノになりきって詩を作るA
- 付箋の挿入/メモ/スペース/四角形の挿入
- 60 CanvaのデザインをPadletに貼り付けてコメントする
- クリップボードにコピー
- おわりに
- Column
- ちょっと便利な小技の紹介@
- ・余分なテキストエリアを一瞬で縮める
- ・描画ツールで書いた線や形を整える
- ・共同作業中にページがずれる時には
- ちょっと便利な小技の紹介A
- ・テキストの背景色の凹凸をなくす
- ・Canvaの素材を1つだけダウンロード
- ・PowerPointファイルとしてダウンロード
はじめに
本著は『先生のためのICTワークハック』『先生のためのICT超高速業務ハック』に続く,ハックシリーズの3冊目です。1冊目を執筆した当初,私にとってCanvaは数あるアプリの中の1つに過ぎませんでした。しかし,その後の機能強化を経て,今では私がICTを活用した授業を進める上で最も重要なツールの1つとなりました。実際私は,Canvaを使わない授業を数えた方が早いくらい,Canvaを使いまくっています。その魅力と実用性を,多くの教育関係者と共有したいという思いで,本書を執筆しました。
近年,デジタルツールの進化は目覚ましく,たくさんの教育で使えるツールが開発されています。そんな中,Canvaはその使いやすさと多機能性で多くの教育関係者から注目を集めています。
デザインの知識がない初心者でも直感的に操作できるインターフェースと,多彩なテンプレート,豊富な素材で,誰でも高品質なビジュアルを短時間で作成することができます。
もともとはデザインツールとして開発されたCanvaですが,現在ではホワイトボード機能や生成AI機能などを実装し,オールインワンの総合的なアプリケーションとなっています。
印刷物,掲示物,プレゼンテーション,ワークシート,動画……。Canvaの可能性は無限大です。この本ではCanvaを学校の授業や業務で使うための具体的な実践例を60事例に厳選して掲載しています。それぞれの事例は「先生が使う」「子どもたちが使う」「授業で使う」の3つに分類しています。
本書では,コンピュータの操作に不慣れな方でも安心して利用できるように,詳しい手順と図解を用意しています。さらに,特設サイトで操作動画やテンプレートを提供し,スムーズなスタートをサポートします。
すでにCanvaを日常的に使用している先生方も,本書から新しいヒントやアイデアを得ることができるでしょう。より効率的なデザインの作り方,授業での活用方法など,深い内容に触れることができるはずです。
学校は,子どもたちの未来に橋をかけるための重要な場所です。最新のテクノロジーを取り入れ,より効率的で効果的な授業を実現するための一助として,本書が皆さまのお役に立てることを心より願っています。
/前多 昌顕
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