先生のための「話し方」の技術

先生のための「話し方」の技術

好評3刷

あなたの言葉は、本当に子どもに届いていますか?

授業名人とスピーチコンサルタントによるスペシャルコラボ企画。話し上手・聞き上手になるための基礎基本から、記憶に残るフレーズの使い方、無駄な言葉の削り方など教室で即使える実践的なスキルまで、先生に特化した話術の教科書です。


紙版価格: 1,980円(税込)

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PDF
ISBN:
978-4-18-319428-2
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
3刷
対象:
小・中・高
仕様:
四六判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月1日

もくじ

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はじめに
第1章 あなたはどれくらい意識できていますか? 「話し上手」「聞き上手」になるための基礎知識
「話す」ことはエネルギーを「放す」こと
なぜ「噛む」のはよくないのか
聴衆は、ジャガイモではなく人間
表現力を豊かにする5つのポイント
聞き手の共感を得る3つのポイント
動きを取り入れる3つのポイント
雑談がうまくいく3つのポイント
よい聞き手になるための3つのポイント
よい対話相手になるための3つのポイント
聞き手としてよいエネルギーを発するための3つのポイント
第2章 話し上手は聞き上手! 教室で役に立つ「聞く」技術
心の門を開けて、子どもが話し出すきっかけをつくる
「言葉にならない発言」を捉える
背景を想像しながら聞くことで、子どもの気持ちに寄り添う
書かれた言葉を上手に使う
話しながら聞く
第3章 実践しよう! 「話す」技術の使い方
子どもに話す技術
子どもに忖度されていることを自覚し、伝わる言葉、方法を選択する
キーワードを明確にする
「先生は見ている」と思わせる
失敗談で自己開示する
対話の目的に応じて、位置関係を使い分ける
言葉を削り、シャープに伝える
子どもの素直な反応から改善のヒントをつかむ
落語の話術を取り入れる
教職員、同僚に話す技術
記憶に残るフレーズを入れる
子どもとのやりとりを基に伝える
ほめ言葉は短く、即時に伝える
保護者に話す技術
「先生は我が子をよく見てくれている」と感じさせる
「保護者9割、教師1割」の配分を意識する
「いつ」を明確にする
第4章 これができればあなたも一流! もっと話し上手になるための「応用」技術
言葉は思いを伝えるためにある
堂々と落ち着いて見られるための4つのポイント
自分の言葉で話すための3つのポイント
「名脇役」になるためにしてはならない3つのこと
過不足や誤解なく伝えきるための3つのポイント
より聞き手をひきつけるための2つのテクニック
理想の話し方にたどり着くためのプロセス
視覚情報と聴覚情報の両方を意識する
言葉、話し方、見た目を、感情に合わせる
すべての技術は思いを伝えるためにある
第5章 玉置崇×菱田さつき 対談 「話し方」の技術
スキルが身につくと、話すのが楽しくなる
聞くことができないと、話すこともできない
質問も、よく聞くことから始まる
コミュニケーションは、関係性に左右される
感情まで相手に伝えるコツ
声のトーンとスピード、どちらも大事
スピーチトレーニングで伸びる人、伸びない人
自分で自分の話し方がうまくなったと思えるとき
おわりに

はじめに

 私は、本書の共著者である菱田さつきさんのブログ「菱田さつきオフィシャルブログ」(https://ameblo.jp/britishsister/)の更新を楽しみにしています。主にコミュニケーションをテーマにして、スピーチコンサルタントとして活躍される中で、感じられたことが飾らない言葉で綴られています。


 あるとき「相手の立場になって考えることなんてできるの?」というタイトルの記事がありました。


 よく「相手の立場になって物事を考えてみろ!」と言う人がいますが、そんなこと、本当にできるのでしょうか。自分が相手の立場になることができない、と言うかそのやり方がわからない、という方もいらっしゃるでしょう。私もそうです。私にはできません。相手の立場になるなんて。

 (略)とは言え、相手のことを尊重することはコミュニケーションの基本です。そこで、「相手の立場」なる怪物をどう捉えているかと言うと、私は相手の目線を想像する」ことにしています。


 教師ならきっと、

 「子どもの立場になって考えてみなさい」

と一度ならず言われたことがあるでしょう。

 私は、スピーチコンサルタントの菱田さんなら、子どもの立場になって考えて発話する意義を、どのように考えられるのか興味がわきました。

 こうしたときに、菱田さんにお会いする機会があり、教師の話し方について話題を振ると、話し方にはいささか自信をもっていた私の心にさざ波≠立てる様々な苦言が出されました。

 このことから、菱田さんと私の知見を「先生のための『話し方』の技術」本として発信する価値は大いにあると確信しました。

 明治図書出版の矢口郁雄さんの編集力のおかげもあって、これまでにない教師の話術本になりました。

 本書を自信をもっておすすめします。


  2021年1月   /玉置 崇

著者紹介

玉置 崇(たまおき たかし)著書を検索»

1956年愛知県生まれ。公立小中学校教諭、国立大学附属中学校教官、中学校教頭、校長、県教育委員会主査、教育事務所長などを経て、平成24年度から3年間、愛知県小牧市立小牧中学校長。平成27年度より岐阜聖徳学園大学教授。

菱田 さつき(ひしだ さつき)著書を検索»

1969年愛知県生まれ。スピーチコンサルタント、株式会社セイレーン代表取締役。グラフィックデザイナーとして広告業界で活動した後、コミュニケーションに苦手意識をもちながらも自分を表現する1つの手段として「話し方」を習得。現在はイベントや各種セレモニーの司会者として活動するだけでなく、ケーブルテレビなどでアナウンスやナレーターなども務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 話し方一つで授業から学級経営の雰囲気ががらっと変わる。話し方の技術を見直し、高めるのにとても役に立つ内容であった。
      2023/11/720代・中学校教員
    • 若手の先生に紹介するのに適切だった。
      2022/5/2250代・中学校管理職
    • よい
      2021/8/1320代・中学校教員
    • 意識しようと思った。
      2021/4/520代 中学校教員
    • 分かりやすかった
      2021/4/420代・小学校教員
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