菊池省三 365日の言葉かけ
個と集団を育てる最高の教室

菊池省三 365日の言葉かけ個と集団を育てる最高の教室

新刊

総合9位

規律と楽しさを生む言葉かけ集

本書は、「言葉で人を育てる」という理念を大切に指導を続けてきた菊池省三氏が、「この言葉かけで子どもを育てることができる」と確信した言葉を集めたものです。全国のどの教室にもある授業場面を取り出し、その場面に合った具体的な言葉かけを、140個例示。


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ISBN:
978-4-18-317328-7
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 184頁
状態:
在庫あり
出荷:
2021年4月13日
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
最高の教室をつくる言葉かけ
「規律と楽しさ」のある学級をつくる言葉かけ
個と集団を育てる365日の言葉かけ
授業開始
「これは何でしょう?」
「これが見えるところまで出てきなさい。(問い)わかった人から戻りなさい」
「もう,書いているでしょうね?」
「読める人は最高の姿勢をします」
「友達の作文を読みます」
「全員起立。残念,揃っていません」
「やる気ある?」
「○○さん,厳しく成長する授業がいいですか,甘っちょろい成長しない授業がいいですか? みんなは?」
「○○さん,あなたの姿勢と表情がいい」
「やる気のある人とだけ今から勉強します」
話す
「右手の中指の先を天井に突き刺せ」
「少ないなあ……隣としゃべれ!」
「ハキハキとした美しい日本語で」
「よくないトートロジーを使わない」
「当てずっぽうで話すのです」
「これが寄りかかる。これが気をつけ」
「音読の声で話しなさい」
「君は誰に話しているの?」
「例えば?」
「手にも話をさせましょう」
聞く
「君は○○君が嫌いなのですか? そうでないなら体で聞きましょう」
「心の芯をビシッとさせて聞きなさい」
「『あるある』と反応しましょう」
「後で質問(感想)してもらいます。話を聞くことと質問(感想)はセットです」
「話を聞けない人と一緒にいるのは時間の無駄です」
「君たちは○○君を仲間だと思っていないのか?」
「コピーするつもりで聞きなさい」
「○○さんは3つのことを話しました。言える人?」
「低学年は5分,中学年は10分,高学年は15分。常識です」
「違いが言える人? 比べながら聞くのです」
書く
「書けたら『書けました』と言いましょう」
「箇条書きでたくさん書きます」
「1分59秒で書きましょう」
「ズバリと書きなさい」
「書かないと後の話し合いでは相手になりませんよ」
「○○選手,もう5つ目です」
「まず量です。質は後でいいのです」
「一心不乱に書くのです」
「5分で1ページを書きましょう」
「書ける人は成長していく人です」
読む
「はっきりと,そしてスラスラと」
「汗が出るまで音読します」
「1回読んだら『読みました』と言いにきなさい」
「この意味は? 辞書を引かないから知っていると思った」
「最後の一人になっても声を落としません」
「読めない言葉をジャンジャン聞きにきなさい」
「いい声だ。君らしい読み方だ」
「眼球を動かしなさい」
「日本人が日本語を読めないでどうする」
「言葉で考えるのが人間です」
ペア学習
「お願いします」「ありがとうございました」
「パッと向かい合いなさい」
「傾聴しなさい。そっくりそのまま話せるようにしなさい」
「相手から『ありがとう』と言っていただける人になろう」
「意味の含有量(話の密度)を増やしなさい」
「人間が好きなのですね。一番人間らしいですね」
「対話力はその人の成長のバロメーターです」
「向かい合わない……そんなに彼(彼女)のことが好きなのか?」
「あなた以外が相手だったら……目の前の人が幸せになる……それでいいのか」
「空白の沈黙はあなたの力不足です。にやけないで耐えなさい」
グループ学習
「10秒以内に机を移動させます」
「よい話し合いができるチームは笑顔です」
「5分間で100以上の意見を出そう」
「秘密会議にしなさい」
「フォローしなさい。つなぎなさい」
「『イエーイ』と言ってハイタッチをしましょう」
「『いいねぇ,いいねぇ』を合言葉にしなさい」
「後でチームのMVPを発表してもらいます」
「交流戦をします」
「なぜグループなのか? 全員参加者になれるからだ。参加者になれ」
授業中の生徒指導
「○○さんの聞き方がいい。ここに名前を書いておこう」
「やめ! なぜ先生がやめと言ったのかわかる人?」
「○○君の行為をよいと思う人? よくないと思う人?」
「相手のよいところを2つ,アドバイスを1つ言いなさい」
「彼はAとBという2つの道を選ぶことができる。みんなはどっちを選ぶと思う?」
「○○さんの〜な話し方がいい。全員ノートにそう書きなさい」
「昨日とつないで,この時間は成長したと言える人?」
「○○さんらしい,○○君らしい意見を発表したのは誰でしょうか?」
「○○さんの〜がすばらしい。そのことを□□さんは校長先生に報告に行きなさい」
「成長のために今からどんなことに気をつけて取り組みますか?」
ほめる
「君は本当に○年生か? □年生かと思った」
「すばらしい。拍手の用意。もう一度発表して。拍手!」
「あっ,今のもう一度! 写真に残しておきますね」
「その声は君が実力をつけた証拠です」
「バツグンにいいです。ありがとう」
「それいいなあ。先生,好きだなぁ」
「すばらしい。君のような○年生の子どもがまだ日本にいたなんて」
「○○さんとハイタッチしなさい」
「今の発表をこのカードに書いてほしい」
「○○君は〜していた。彼のそのような行為をみんなで学ぼうじゃないか」
叱る
「一言言いたいことがある……心配したよ」
「先生は期待しない人には叱りません」
「君は〜と書いていた。君はうそつきか?」
「君は名前のない『群れ』なのか。親につけていただいた名前を捨てたのか?」
「君は○○さんを仲間だと思っていないのか」
「常識レベルを上げなさい」
「先生が前の人に話したことも聞いておきなさい」
「幼稚園児でもできること」
「『緊張くん』『言い訳さん』を勝手に連れてこない」
「考えるのが人間,人間になれ」
誤答が出た場合
「時間を巻き戻そう! キュルルル(時間を巻き戻す音)」
「小学校のとき,同じ間違いをした(握手)」
「○○さん,少しインタビューをさせてほしい……」
「……さっ,ということで」
「○○さんのおかげで学べた。何を学んだのかノートにみっちり書きなさい」
「ボブ,君だけは裏切らないと思っていた……」
「今の発言は……なかったことにしよう」
「おいで,おいで」
「○○君,……ギャグはいいから正解を」
「大丈夫。周りの人が助けてくれるから」
諸活動
「黒板には握りこぶしの大きさで文字を書きなさい」
「旅では中心から逃げません」
「ペアでもグループでも丁寧語が成長する人の常識です」
「×の後の態度があなたの育ちです」
「対話ではコメントのシャワーをし合いなさい」
「移動のスピードを最大にしなさい」
「1分間読みます」
「円になるのです」
「打たれ強くなりなさい」
「回路がつながっていますか?」
授業全般
「拍手をしよう」
「細部にこだわろう」
「待ちません。発表しなさい」
「出す声で話そう」
「運動量を増やそう」
「彼女は知的好奇心がある」
「丁寧さと根気強さがポイントです」
「今,考えるときです」
「考えるは,分けるです」
「一発勝負です。競馬と一緒です」
授業終末
「鉛筆の音だけにして感想を書きましょう」
「感想は『3つあります』で話します」
「感想を30秒テキパキスピーチで隣と話しなさい」
「今日は○○さんのおかげでいい勉強ができた。ありがとう」
「次につながる感想を書きましょう」
「キーワード3つで感想を書きなさい」
「なぜうまくいったのか書きましょう」
「次にもっとよくするためのアイデアを書きましょう」
「今までの○年生には休み時間も感想を書いていた人がいました」
「学び方を反省するのではありません。テーマについて書くのです」

はじめに

 25年前に,「コミュニケーションで子どもを正す」というテーマをいただき,関東で行われたあるセミナーで講座をもたせていただいたことがあります。「育てる」ではなく「正す」という言葉が印象に強く残っています。当時は荒れた学校で,悪戦苦闘しながらコミュニケーションの実践に明け暮れていました。そんな私のことを気にかけてくれていた方からの依頼でした。

 コミュニケーション力を子どもたちにどのように身につけさせるか,といった指導意識が強かった私が,「子どもを正す」ために言葉をどのように意識して使うか,といったことを考え始めるきっかけにもなりました。

 本書は,その当時の考え方も多少色濃く出ているので「強い思いの言葉かけ」に違和感をもたれる方もいるかもしれません。しかし,「言葉で育てる」という菊池道場の芯となる考え方のスタートでもあった時代の言葉でもあるので,「言葉で人間を育てる」という思いは当時も今も変わっていません。

 本書は,私が担任していた教室や飛び込み授業等の実践を通して,「この言葉かけで子どもを育てることができる」と確信した言葉を集めたものです。それも,1時間の授業を成立させる言葉かけを意識して集めたものです。全国のどの教室にもあるであろう授業場面を限定して取り出し,その場面に合った具体的な言葉かけを例示しています。そうすることで,開始から終末までの1時間の授業の指導のポイントがつかめると同時に,安定した授業が成立するはずです。

 「菊池省三365日シリーズ」も4冊目になりました。今回は,菊池道場大分支部の先生方の全面的な協力でできあがりました。大西一豊支部長を中心に,メンバーが一丸となって丁寧な原稿検討を繰り返してくれました。「正す」という強い思いと,コミュニケーションの「楽しさ」が感じられる「言葉かけ」集になっています。本書を活用していただくことで,凛とした中にあたたかさのある教室になることを願っています。


   菊池道場 道場長 /菊池 省三

著者紹介

菊池 省三(きくち しょうぞう)著書を検索»

愛媛県出身。「菊池道場」道場長。

小学校教師として「ほめ言葉のシャワー」など現代の学校現場に即した独自の実践によりコミュニケーション力あふれる教育を目指してきた。2015年3月に小学校教師を退職。自身の教育実践をより広く伝えるため,執筆・講演を行っている。

菊池道場大分支部(きくちどうじょうおおいたしぶ)著書を検索»

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大西 一豊(大分大学教育学部附属小学校)

松永 久美(大分県別府市立東山小学校)

大西 佳花(大分県公立小学校)

岡本 徳子(大分県宇佐市立四日市北小学校)

伊東 大智(大分県佐伯市立渡町台小学校)

江藤 希美(大分県公立小学校)

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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